オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

倉谷沢・その2

2007-07-17 23:10:31 | 山口県の滝
倉谷沢のつづきです。

前回、最後に出てきた、工事現場のところから200mほど歩くと、この沢のハイライトである滝に出会えます。



増水時を狙って訪問した甲斐がありました。なかなかの迫力でしょ? v( ̄ー ̄)v
落差は10m弱しかありませんが、水がいく通りもの方向に飛び交う形で落ちているのが、この滝の特徴。

手ブレ覚悟で、シャッタースピード落として撮ってみました。



こちらのほうが、複雑な水の流れがわかりやすいかな?



滝壺も、幾方向からも落ちてくる水が集まっているので、凄い水しぶきです。

さて、この滝には、もう一つ秘密がありまして・・・。
滝の裏に、もう一本の滝があるのですっ。
上部で水流を分けている岩がありますが、その下には深い割れ目があって、割れ目の奥にも滝があるんですね。
それに気がついたのは、今年の春先。異常渇水時に訪れたときのことです。
その時の写真をご覧いただきましょう。



暗い割れ目の奥を撮るため、露出オーバーで撮っています。色がおかしいのはご勘弁を。
前面の滝がチョロチョロした流れになって、奥の滝が確認できますよね。
要は、岩盤の割れ目の上に岩が挟まっている状態でして、岩盤と岩の隙間でできた穴から、割れ目の奥に水が落ちている形。
穴に入りきれずにあふれた水が、岩の両脇から前面を覆うようにして落ちているみたいです。

なかなか複雑な構造で、興味をそそられますなぁ。

滝から200mほど上流に、一軒の家があって、人が住んでいらっしゃいます。
そこのご主人に、この滝の名前を聞いてみたのですが、
「うーん・・・なんていったかなぁ・・・? くらたに・・・くらたに・・・」
とのご返事。
なんか名前はついていたみたいですが、忘れちゃったみたいです。

この沢の谷に住んでいらっしゃる方は、その1軒のお宅のみ。
と、いうことは、かつての名前はもう、永久にわからないのかなぁ。

倉谷沢(周南市・岩国市)

2007-07-15 23:49:04 | 山口県の滝
台風一過。今日は素晴らしい晴天でした。
昨日までの雨で増水しているだろうし、絶好の滝見日よりだと思って家を出たのですが、山に入ると、あっと言う間に曇り空に・・・。

まっ・・・いいけどねっ。

とりあえず向ったのは、周南市と岩国市の境界になる、倉谷沢。
周南市側からだと、錦川沿いに国道434号線を旧錦町方面に進み、岩国市との市境の看板がある所の空き地に車を止めます。
歩いて100mほど戻ったところに、錦川を渡る古いつり橋がありますので、これを渡ると、倉谷沢の入り口。





『倉谷橋』と書いてあります。橋はオンボロだし、対岸には草が繁っていて恐いけど、勇気を出して渡りましょう。
いちおう、小型車だったら車で通行できるみたいですが、狭いし、この先ガードレールとかもないので、歩いたほうが無難です。



橋の上から見た、倉谷沢が錦川本流と合流する地点。
ここからいきなり、小滝と渕が連続する、綺麗な渓流が見られます。









が・・・入り口から100mほどで、こんな光景が・・・。



これは、平瀬ダム建設に伴う、道の付け替え工事なのです。
ここから下の渓流は、ダムに沈んでしまう運命なのですね・・・・。

さてさて、倉谷沢のハイライトは、ここからもう少し上ったところにあります。
長くなるので、その2に続く~~~。

魚切り滝(周南市・中須北)

2007-07-13 00:36:41 | 山口県の滝
更新サボってて、ごめんなさい。
風邪ひきのあとは、歯痛で苦しんでおりました。
一昨日、虫歯でボロボロになった「親知らず」を抜いて、やっと落ち着いたところです。

さて、ただでさえ湿気が高くて不快指数がうなぎ登りの毎日。
虫歯の話でブログ書くのも、イライラするばっかりなので、こんな時は滝の写真見てスッキリしましょう。



夏の暑い日には、滝涼み・・・と、いきたいところなのですが、山口県には観光化された滝が少なく(っていうか、立派な滝がないのでしょうがないのですが)、夏場に安全に近づける滝が、数えるほどしかないのです。

今回ご紹介する『魚切り滝(周南市中須北)』は、その数少ない滝のうちの一つ。

周南市の菅野ダムから、国道434号線を旧錦町方面に少し進み、錦川を渡る橋の手前で、『大田原自然の家』の看板に従って細い道へ右折。
500mほど行くと、カーブを曲がったところに小さな案内板が立っています。



この場所に車を置いて(3台ほど駐車可能)『入り口』のところから川に下りていきます。
滝までは、100mちょっと。川沿いに幅50cmほどの遊歩道がついています。



この、滝までの遊歩道も、涼しくていいんですよね。

見てのとおり、少し道が崩壊しかけていますが、入り口付近の雑草も刈ってあるし、倒木なんかがあって道をふさいでいても、数日後には綺麗に撤去されてたりします。
おそらく地元の方でしょうが、こまめに手入れされてる様子。
おかげで安全に滝見ができます。頭が下がるおもいですね。

遊歩道を終点まで行き着くと、滝が見えてきます。



落差は14m。中ほどで水が跳ねてるせいか、水しぶきが飛んできて気持ちいいですよ。
ただしこの滝。滝の前に衝立のような巨岩が並んでいて、下のほうが見えません。
全体を写真に収めるために、右手の崖をよじ登って撮ってみました。



危ないので真似しないでね(笑)。
水しぶきで濡れるのが気にならなければ、靴を脱いで、滝前の流れに入って近づくのも、いいかもしれません。


この日は、渓流沿いに、糸とんぼがいっぱい飛んでいました。



ボケボケなので、写真は小さめ~~~。


風邪ひきました

2007-07-08 02:30:18 | 日々あれこれ
熱だして、昨日より寝込んでました。
夏風邪って、キツイっすね。

苦しいときの神頼み・・・ってことで、「かぜのかみ」にお願い・・・。



「風邪の神」じゃなくて、「風の神」だろうって?
まっ、いいじゃないですかー。



ちなみに、宮崎県高鍋町の、『高鍋大師』にある巨大石像のうちの一つです。

撲玉の滝(からたまのたき)

2007-07-04 00:39:26 | 山口県の滝
周南市の菅野ダムには、ダム湖に沈んだ幻の滝があります。
その名を『撲玉の滝(からたまのたき)』。

*(新聞報道では樸玉(あらたま)の滝と紹介されていましたが、『都濃郡史』や『防長風土記』などでは撲玉(からたま)の滝として記述があるので、こう表記させていただきます。)

昨年秋からの少雨続きでダムの水が干上がり、その『撲玉の滝』が、今年12年ぶりに姿を現しました。
3月に、新聞やテレビのローカルニュースで流れましたので、地元の方はご存知かもしれませんね。
報道当時は、日に何十人も見物客が集まったみたいですが、その後どうなったのか気になって、先週の土曜日に行ってみました。



滝のすぐ下まで水が来ていましたが、ギリギリ、滝として存在しておりましたよ。
そういや、春以降も雨があまり降ってないもんなぁ。
前日が雨だったせいもあって、水量もまずまず・・・でしたが、日曜夜からの雨で、もう水没しちゃったかな?

ワタシが、この滝の出現に気がついたのは、今年の1月28日。
その時はまだ、堆積した砂に埋もれて、落差は5~6mぐらいでした。
面白そうなので、1月に撮った写真と、その後の写真を比べてみましょう。

まずは、正面から。




上が1月の写真。下が報道で有名になった頃の3月の写真です。
流れ落ちる水が砂を削って、滝として成長(?)しているのがわかりますか?
落差で、2mほどは違いが出てるはずです。

次は、道路上から撮った遠景。




上が1月の写真。下が今回6月の写真です。
堆積していた砂が、ごっそり無くなってますよね。川原には草まで生えちゃって、いかに長い間水から出ていたか、わかるようです。
端っこにゴミが溜まってるのが、ちょっと悲しい・・・・。

この滝が出現するには、単にダムの水が減っただけではダメで、砂を削って排除するだけの長い間、陸上に出ないといけないみたいです。
元は落差が20mもあった豪快な滝だったそうですが、今は、頑張って頑張って10mほど。
水没すると、また砂に埋もれていっちゃうんだろうな。
次に現れるのは、何年後なんでしょうか。



接近して横から見ると、水しぶきが綺麗なんですけどね。


ジャカランダの花

2007-07-01 00:50:27 | お出かけ・山口東部
周南市のど真ん中、周南市役所や市民会館の近くにある「児玉公園」で、ジャカランダの花が咲いていると、新聞に載っていました。
とりあえず、日本では珍しい花らしいので、見に行ってきましたぞ。



ジャカランダ・・・初めて聞いたのですが、南米原産で、世界三大花木のひとつらしい。
(ちなみに、あとの2つが何なのか知りません・・・。桜も入るのかな?)
熱帯の気候を好み、中南米・ハワイ・東南アジア・アフリカなどで、よく街路樹として使われているそうです。



気候が違うせいか、日本で花をつけることは珍しく、この児玉公園の木でも、これだけ花が咲いたのは5年ぶりなんだとか。
かなり花が散っていましたので、ちょっと行くのが遅かったかもしれません。
それでも、綺麗に紫色の花が見れましたよ。



葉っぱを見ていただけるとわかるのですが、シダの葉っぱに似てますよね。
この木は、高さ15mぐらいまで成長するらしいのですが、この葉っぱであるがゆえに、幼木でも、観葉植物として流通してるらしいです。
ただし、日本の気候では、花をつけることは、まずないそうですが・・。



児玉公園には、2本のジャカランダの木がありますが、こちらは道路沿いにある大きなほうの木。(もう一本は、トイレの前)
この木が街路樹としてずらっと並んで花を咲かしていたら、それは壮観なんだろうなぁ。