島根県吉賀町(旧柿木村)椛谷に流れる、福川川の支流、白井谷川には『長九郎の滝』という滝があります。
『道の駅かきのきむら』にある町内(村内)案内図に名前が載っていて、ずーっと前に探しに行ったことがあるのですが、そのときに見つけた滝が、後になって勘違いだったことが判明。
長い間気になっていたので、今回、近くまで行ったついでに探索し直してきました。
柿木村中心部から山口県鹿野へと向かう、県道3号線をたどっていき、「白井⇒」と看板があるところで枝道に曲がります。
曲がったところから500mも行かないうちに、道端の雑木越しに滝を見つけました。
全体像がよく見えませんが、かなり立派な滝。
案内板も何もないけど、これが『長九郎の滝』でしょう。
滝の前に出る道を探してみましたが、なかったので、30mぐらい下流側に下って、道の防護壁沿いに谷に降ります。
3mぐらい下からは、平坦な地形が滝の前まで続いていて、さほど苦労もなく到達できました。
これが、正面から見た『長九郎の滝』。
落差は10m弱。8~9mぐらいかなぁ。
水量も多く、立派な滝壷を持った、なかなか姿形がいい滝です。
なんで、前回来たときに、これに気がつかなかったかなぁ・・・・。
ちなみに、以前見つけて勘違いしたのは
この滝。
『長九郎の滝』の上流200mぐらいのところ、道路脇にあります。
これでも、落差は5mぐらいあるのです。
ただ、コンクリートの壁が景観を台無しにしてますな。
さらに上流、小さいですけど、形がいいこんな滝も。
ここ、なかなか、いい感じの渓流なんだけどなー。
さて、道の終点には、『愛宕神社』という小さな神社があって、境内への石段脇に、巨大な杉の木があります。
樹齢は千年といわれていて、通称『千年杉』。
大きさの比較のために、根元にワタシが使っているカメラバッグを置いてみました。
通常、樹齢が千年クラスの杉は、根元がゴツゴツしていたり、洞ができていたり、ぐねぐね曲がっていたりするもんですが
この木は、根元まで綺麗な円柱形で、上にも真っ直ぐ伸びています。
普通に見る杉の木を、そのままの形で10倍ぐらいに拡大したような感じ。
昔の巨大木造建築物には、現代ではとても手に入らない、巨大な丸太が使われていたりするそうですが、こういう木でないと、そんな建材にはならないんだろうな。
説明用の標柱は倒れておりました。
幹回りが6.3mだそうです。
で、こっちにあるのは
○ンポ梨。
・・・・・・・・・・・・Σ( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!
あ・・・ケンポ梨だったのね。