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オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

薬王寺の滝

2013-12-07 23:15:59 | 山口県の滝

更新がプッツリ止まってしまいまして、申しわけないです。
生きてますよー。

実は、このたび再就職いたしまして、当面、今までのようにプラプラ出かけたり、ブログ書いたりする余裕がありません。
しばらくの間は、途切れ途切れの更新になると思いますが、どうかよろしくお願いいたします。

で、ネタのほうも、埋もれていたやつの掘り起こしなのですが・・・

美祢市美東町綾羅木の薬王寺地区にある、『薬王寺の滝』に行ってきました。
訪問するのは、五年ぶりぐらいかな?

山口市吉敷から、国道435号線で美東町のほうへ向かいますと、峠のトンネルを抜けて2kmぐらいのところに『薬王寺の滝』の案内板がありますので、ここを右折。

500mぐらい進むと、また案内板がありますから、ここを左折して、林道滝の奥線へ。
以前来たときは、ここのところに案内板がなかったので、迷った記憶があるなぁ・・・。

細い道を200mほど行ったところで、イノシシ除けのゲートがあります。
ゲートを開けて中へ入りますが、車を中へ入れたら、必ず閉めましょう。
もっとも、ゲートから先は、細い道に落ち葉や枯れ枝が散乱していて、車で走りにくいのです。
ここから滝までの距離も300m程度ですし、手前の広いところに車を停めて、歩いたほうがいいかも?

滝の前には、車3台ぶんの駐車場。

『薬王寺の滝』は、男滝と女滝があるのですが、駐車場の目の前にあるのが女滝。
水量は少ないけど、落差は15mぐらいあるんじゃないかな?

駐車場の脇から下に降りる階段がついてて、男滝の前に出ることができます。

岩肌が黒いので、落ちる水の白さが際立ちますね。
下から見上げると、落差8m、幅5mぐらいかなぁ・・・と思うのですが

階段を登って、対岸の道から見ると、結構な高さがあるように見える。
上半分は傾斜がゆるいので、下からは見えないんですね。
落差は15mぐらいになるのかな?

滝の周辺は、公園として結構手を入れてあるんですが、なにせ、ここに来るまでの道が荒れすぎ。
いい滝だし、せっかく整備したんだから、もうちょっと道のほうをなんとかしてほしいなぁ。


天神の滝と紅葉

2013-11-18 00:08:09 | 山口県の滝

紅葉に滝をからめた写真を撮ろうと、山口市徳地町、串地区にある『天神の滝』に行ってきました。

徳地から鹿野へ抜ける県道9号線を走り、串小学校のところで旧道があるほうへ曲がります。
小学校の向かいに「法光寺」というお寺がありますが、ここから西へ100mほど。
交番の横から細い別れ道があり(滝への案内板も出ています)これを曲がって1kmほどで滝に到着するのですが・・・。
道が細いうえに急坂で、離合場所もありません。
運転に自信がない方は、さきほどの「法光寺」の横に駐車場がありますから、そこに車を停めて歩いたほうが賢明かもしれませんな。

滝は道のすぐ脇に落ちていて、すぐにわかります。
今の時期は、滝の周囲に何本もあるモミジの大木が綺麗に色づいているので、より気付きやすいでしょう。
その手前とすぐ先に、道が広くなった場所があって、あわせて10台ぐらいは駐車可能。

 

元は、滝の前に下る細い踏み跡があるだけで、滝壺も角ばった石が埋めていて(なんでも、横の林道を作るときに出た瓦礫を、滝壷に投げ落としていたらしい)あまりいい景色ではありませんでした。
2年ほど前に、地元の方々が滝の周囲を整備されて、下へおりる階段や滝前のあづまやも出来ました。
滝の下を埋めていた石はすべて取り出されて滝壷も復活し、あづまやで滝の水音を聞きながら周囲の景色を楽しめる、癒しの空間になっています。

また、手前にあった杉の木が何本か切り出されたので、日当たりがよくなり、紅葉の色づきもよくなりました。

滝そのものは、落差17m。
真っ直ぐに落ちる上半分と、ゴツゴツした岩場に広がって落ちる下半分との対比が面白い滝です。

下半分は、スローシャッターで撮ると、また別の表情になります。

で、目的の「滝と紅葉」を絡めた写真なんですが、今日は天気が悪くて、せっかくの紅葉の色を出すのに四苦八苦。

特に、谷底から見上げる形だと、調整がきかないや・・・。

階段を登ったり降りたりを繰り返して撮り比べてみたけど、やっぱり上からのほうがいいな。

滝の水に洗われる落ち葉。

滝壷でグルグル廻る落ち葉。

色々試してみたけど、腕がついていってません。(苦笑)
ま、訪れる人も少ないし、あれこれ遊べる・・・ということだけ、わかっていただければいいかな?

こちらの紅葉、あと数日は楽しめそうですよ。


阿武川ダム周辺の滝たち

2013-11-14 00:46:08 | 山口県の滝

阿武川ダムに行ったときに見た、その他の滝をまとめてご紹介。

まずは、阿東町篠目から山越えで竜宮淵に向かう県道310号線沿い、野戸呂川で見た小滝です。
落差は3~4mぐらいかな?
この滝がある所から少し上流側から分かれる支流に、『野戸呂大滝』という滝があるんだそう。
出る前に調べてなかったので、これもチェックできませんでした。

竜宮淵から阿武川沿いに県道293号線を下ってくると、トンネルをくぐってすぐに、ダム湖にかかる「滝橋」という橋を渡ります。
そのトンネルの手前、対岸に見えるのが『切籠・切窓』という2つの岩峰。
ちなみに、向かって右側が『切籠』、左側が『切窓』なんだそうな。
その間に沢があって、『切籠切窓の滝』というのがあるらしい。
対岸からじゃ、沢の流れすら見えんな・・・・(^^;)

『西中国山地の沢』という本の記述によると、「F5(下から5番目の滝)切籠切窓の滝 8m」とあります。
下からかなり高いところにあるようなので、クライミングの技術がある人しか近づけないでしょうね。

「滝橋」を渡ってから対岸の山中に『江毛九郎の滝』というのが見えるらしいのですが、車を停める場所もなくて、そのまま行きすぎてしまったぞ。

さらに進んで、「阿武大橋」の手前から対岸に見える滝。
あまりに遠すぎて、水が流れているかどうかも判別できないけど、『美少年の滝』というのだそうな。

阿武川ダム堰堤のすぐ下流に「阿武川温泉」という温泉施設があります。
県道からそちらに曲がって、施設の横を抜けて県道の下をくぐり、沢沿いに新しめの広い道を上っていくと「過料坊橋」という橋がある。

その橋の真下にあるのが、『過料坊の滝』。
二段になっていて、落差は10mちょっとかなぁ・・・。
周囲をコンクリートの構造物で囲まれていて、趣きもなにもない。
もうちょっと、道を通すルートをずらせなかったのかな?

阿武川ダム北部に流れ込む沢も探ってみようと、落石だらけの細い道で峠を越えたところにあった無名滝。
雑木が邪魔して見えにくいが、10mほど落差がありそう。

この後、適当なところで道を曲がり、田代川という沢沿いの道をあがって行くも、たいした発見もなく旧福栄村のほうに出てしまいました。
近くには『扇子落の滝』という立派な滝があるんですけどね。
これは以前に訪問済みだし、すでに5時近かったんで、そのまま帰路につきました。


蟹瀬滝

2013-11-13 00:39:00 | 山口県の滝

暇ができたので、阿武川ダムにダムカードを貰いに行こうと出かけました。

で、出かけた後になって、車を運転しながら、ふと思う。
「しまった。せっかくなら、阿武川ダム周辺の滝を下調べしてくりゃよかった・・・・」

それでも、長門峡の竜宮淵を過ぎたあたり、『江舟』という地名を見て、「江舟川には何か滝があったはず」と、思い出します。
県道293号線の江舟トンネルのところから、江舟川沿いに上る道へ曲がってみることに。

入口から1kmほど進んだところで、はるか下の谷底に落ちる滝を発見しました。
立派な釜もあるけど、遠すぎて、滝の規模がどんなものかわからないな・・・。
あれが目的の滝なら、谷が深すぎて近づく手段もないし、完全にお手上げです。
まぁ、それならそれでしょうがないか。

で、もうちょっと先に進んでみたら、道路の脇に凄い水音がするじゃありませんか。

あ、これだったんだー。
帰ってきて調べたら、『蟹瀬滝』という滝なんだそうな。
でも、雑木が邪魔して、見えにくいなぁ。

落ち口から下を覗くも、何がなんだかわからないや。
やっぱり、滝を正面から見たいわけですよ。
で、下に降りれる場所はないかと探しましたら、滝から50mほど下流側のカーブミラーの下に、踏み跡を発見。

カーブミラーから直に降りれないので、少し手前からガードレールをまたいで、道路の擁壁沿いに踏み跡のところまで進みます。
そこから3mほど下に降りると、今度は滝方向に向かって横移動し、崩れた崖を伝って谷底へ降りれました。

滝が見えてきましたよ。
上の道路とガードレールが邪魔(笑)

ようやく、滝の前に到着。
幅広に落ちる、見栄えのよい滝ですね。
落差は13mなんだそうな。

手持ちでブレない程度の、ややスローのシャッターで。

横から水平に走っている壁の段差が、この滝の個性ですね。
『蟹瀬滝』の名前の由来は、「蟹でも渡れない」ということらしいのですが、この段差部分を横切ろうとして流される蟹がいたのかな?

滝に向かって右側には、特徴的な岩塔が立っています。
後で写真を見ると、頂上に何か祠のようなものが見えるような・・・。
あそこまで登っていけるのかな?


旧周東町上長野で滝探し

2013-11-10 23:58:40 | 山口県の滝

以前、中往還『クズシ坂』の石畳道を探索したときのこと。
歩いて車まで戻る途中に、深い谷底から聞こえる渓流の落水音が気になったのです。
かなり響いて聞こえましたし、それなりの滝があるんじゃないか?

ってことで、旧周東町長野にある、その渓流を探索に行ってきました。

まずは、下流側からチャレンジ。
車道が渓流を渡る橋の少し手前、民家の横にある道から、山手に入っていきます。

民家の庭の桜の木が、花をつけていました。
こんな時期に花が咲くのは、十月桜・・・なのかな?

川沿いの土手を歩き、そのまま進むと

用水路の取水口に到着します。
その先に道はありませんが、踏み跡があるので、それをたどる。
意外と平坦な場所を、雑木を避けながら100mほど行くと、踏み跡がなくなりますが、川を反対側に渡って、さらに50mほど。

なんか妙な石組みが見えてきました。
その向こうに、滝のようなものも見えます。
水が落ちる音も響いているのですが・・・あまり大きな滝ではなさそうだなぁ。

正面まで出て見ると、落差が4mほどの小滝でした。
谷が深いのと、大きな岩壁があるので、上の道からだと余計に音が響いて聞こえたのかなぁ・・・。
水量は、そこそこあります。

滝の上は、長い滑床になっているようですが、ここから先をたどるのは難しそう。
上の道から観察したときは、たしかこの先に砂防堤があるはずなので、ここで引き返すことにしました。
あ、さっきの妙な石組みは、砂防堤建設のときに作った仮道の名残りかな?


車道まで戻って、車で上流方向に向かいます。
途中、小さな神社の先にあるのが

過去にも出しましたが、国土地理院の地形図に滝マークがある場所。
写真では伝わりにくいですが、結構な急角度で落ちているし、落差もある。
何度も見ていると、だんだん滝として認識してもいいんじゃないか・・・と思うようになってきました。


その先、石ヶ明神方向に左折し、400mほど。
さきほどの渓流の支沢を渡る橋のところから見えるのが

落差3~4mの小滝。
小さいけれども、形はいいですね。


その先、第二の支沢の合流点の少し下流側に、この間木々の隙間から見えた滝があります。
滝の上流側に降りる踏み跡があったので、上から近付いてみると

ありゃ・・・。ここもそんなに落差はなかったな。

左に回り込んでみる。
やっぱり、小さいな・・・。

反対側、右側に回り込んで見たほうが、多少、滝らしく見えるかな?
それでも落差は4mほど。
下流のほうに降りて、正面から撮ろうかと思ったのだけど、足元がよくないので、やめておきました。
危険を冒すほどの価値があるわけでもあるまい・・・。

てなわけで、ここで撤収です。

滝としてはちょっと期待はずれだったけど、渓流を見ながら歩くのは面白かったな。
ただし、夏場はマムシが出るでしょうし、この時期ならではの遊びでしょう。
結構、汗だくになったし・・・。


霧降の滝

2013-11-08 22:23:14 | 山口県の滝

紅葉を見に羅漢山まで車で上がってみたのですが、いまいち・・・。
なので、山を越えて錦町のほうへ出たのですが、途中に『霧降の滝』があるのを思い出しました。

滝好きの間では有名な滝なんだけど、実はまだ行ったことがなかったんだな。

県道に小さな案内板があるので、そこから細い脇道に入り、2km弱。
途中で未舗装になった林道の脇に「霧降の滝60m先←」と書いた看板があるものの、入口がわかりません。

入口を探して、前後を二回ほど往復して、やっと細い踏み跡を見つけました。

ここが入口。
この場所に、何も案内はないです。

道というより、細い踏み跡が斜め下にのびているだけ。
倒木などもあり、くぐったり乗り越えたりして進むも、滝の水音が聞こえるの方向とは反対に行っているような・・・。
「おかしいな」とは、思ったんですよね。

谷底に出てきましたが、ここで踏み跡は消滅します。
ここからどう行くんだ?
対岸に渡るのかとも思ったが、ちょっと無理。

どうにもならんので、すごすごと引き返してきたのですが、林道まであと30mぐらいまで戻ってきたら

落ち葉に埋もれた看板を発見しました。
これ、向こう側からだと絶対に気付かないよ。
たしかに、ここから折り返すように、踏み跡がついてる。

で、ここからまた、踏み跡をたどって谷底を目指したわけなんですが、写真のところからは、崖を直下降するルート。
もしかしたら、昔はつづら折れの道がついていたのかもしれないけど、今はその形跡も見当たりません。
踏み跡を忠実になぞって進むなら、はっきり言って、道なんぞはなくただの崖だ。

ちょっと躊躇しつつ、意を決して突入します。
立木につかまりながら、一歩一歩注意して進んだつもりだったのですが、あと少しで滝の姿が見えるあたりで足を滑らせ、一気に5mほど滑り落ちてしまいました。
幸い、手に小さな擦り傷をつくっただけで済みましたが、体中泥だらけ、心臓はバクバク。
こんなところで大けがでもしたら、生きて帰れませんがな・・・・。

そこから横方向へ20mぐらい移動すると、滝の正面にあたる岩壁の中段あたりに出てきます。
では、『霧降の滝』の姿をどうぞ。

さすがに、県内ではトップクラスの評価を得ているだけあって、凄い迫力。
落差は26mだそうです。

『霧降の滝』は、全部で3つの滝があり、こちらは『暗滝』。
このすぐ下流側にも、支流から落ちてくる22mの『明滝(1)』と、その上に16mの『明滝(2)』があります。

(『暗滝』『明滝』については逆の記述もあり、どちらが本当かよくわかりません。ここでは『防長四十八滝』や『西中国山地の沢』の記述に合わせています。)

岩壁につけられた道をたどって下に降りれば、木の邪魔をうけずに『暗滝』が見られるし、そこから下流に移動して『明滝』も確認できるのですが・・・。
岩場に足をのせただけで靴底がズルズル滑るし、ここから先は手をかける立木もない。
なにより、さきほどの滑落でビビってしまい、足がすくんで動けないのですよ。

その場で『暗滝』の写真を2~3枚撮って、逃げるように帰ってきました。
帰りは当然、立木をつかんでの崖登りですよ。
無事生還できてよかったけど、今、腕が筋肉痛です。(>_<")


自分がドジを踏んだから言うわけでもないんですが、やはりこの滝は、素人が安易に行くのは危険な気がします。
山歩きの経験が乏しい人は(ワタシも含めてですが)、現状では近寄らないほうがいいでしょう。

かといって、埋もれてしまうには惜しい滝ですしね。
大きな事故が起きる前に、行政のほうで遊歩道の整備をしてくれたらいいんだけどな。

ま、こんなこと言うと、「じゃあ立ち入り禁止にしてしまえ」ってなっちゃうんでしょうね・・・・。

滝で怖い思いをしたので、帰りに、楽に見れる滝に寄ってきました。
宇佐郷にある『真琴の滝』です。落差は11m。
国道から脇道に入ってすぐのところにあり、車に乗ったまま見れますよ。


藤ヶ谷大滝にリベンジ

2013-11-04 21:11:23 | 山口県の滝

岩国市美川町根笠、『美川ムーバレー』のところに流れ込む根笠川の支流を、梅ノ木川といいます。

この川の上流に、現在は廃村となっている藤ヶ谷という集落がありまして、その少し下流に滝があります。
これが、『防長四十八滝』にも載っている『藤ヶ谷大滝』。
以前、滝の姿を確認しようとして失敗していたのですが、今回、滝の前に出ることができました。

ムーバレーの駐車場のところから、梅ノ木川沿いの道に曲がり、400mほど行くと

写真中央に見える小さな看板に「この先離合困難」と書かれていますが、ここから急に道が狭くなります。
看板に書いてあるとおり、離合する場所もほとんどない、狭く曲がりくねった道を車で進むこと20分。

支沢からの流れ込みを越える橋があり、滝はそのすぐ下に落ちています。
入口の看板のところからここまで、ワタシの車のメーターで、ちょうど6kmでした。

この渓谷は、両岸から岩が迫っているゴルジュあり、渕あり小滝あり、変化に富んでいて、個人的には木谷峡よりも面白い谷だと思っています。
ですが、途中で車を停める場所がないので、風景を写真に撮るのも難しい。
一度、下流から渓谷沿いに歩いてみてもいいなと思うのですが、大滝までだと、往復12km・・・。
時間的にも体力的にも、ちと辛いかなぁ。

さて、『藤ヶ谷大滝』へのアプローチですが、写真の橋の欄干の手前側から下ります。
ここがもう、滝のすぐ上になっているのですが、大きな岩に遮られて、滝は見えません。
大岩の手前から3mほど降り、一旦、道路の壁まで水平移動。
少し降りて、また、滝のほうへ斜めに降りていくと、滝の横へ出ます。

しまった・・・。
カメラにつけてきたレンズだと、近すぎて画角に入りきらないや。

しょうがないので、また崖を登って車に戻り、広角レンズに交換して、また降りる。

ようやく、滝の全景を撮れたぞ。
深い滝壷を持った、水量のある、いい滝です。

しかーし・・・・・ここまで来たら、やっぱり正面から撮りたいではありませんか。
このまま下には降りれないので、再び道路のほうへ斜めに下り、生えてる竹の間をすり抜けて、また滝の前へ水平移動。
右に行ったり、左に行ったり、忙しいこった。

滝の前に降り立ちました。
この位置でも滝全部が画角に収まらないので、広角にして撮っています。
なので、上のほうが寸詰まりに写っちゃってますな。
目で見るともう少し高さを感じますぞ。
『防長四十八滝』によると、落差は16mだそうです。

幅は3~4mぐらいかな?
見栄えがいい滝なのに、人知れず眠っているのは、もったいない・・・。

実は、この本滝から10mほど下流にも、落差7mの滝があります。
またまた道路ぎわの崖に戻って、そちらを目指しましょう。

本滝の滝壷から溢れた水は、1mほどの落差を挟んで

下の滝へ落ちていきます。
S字に曲がりながら、ナメ状の岩肌を滑り、最後は垂直に。

この滝も、立派な滝壷を持っていますね。

下の滝を横から見たところ。
こちらも滝の前まで行きたかったのですが、急に雨が降りだしまして、ここで引き返しました。

上下あわせて、全部で25mほどの落差。
なかなかの迫力でございました。

滝まで降りる崖は、立木や蔓など掴まるものも多く、注意深く足場を選べば、さほど危険はないでしょう。
ただし、岩の表面に苔が生えているので、滑らないように気をつけて。
あと、マムシが活動する季節は避けたほうがいいでしょうね。


素錬の滝を見せていただく

2013-11-01 00:09:18 | 山口県の滝

『多田渓谷』の後は、岩国市小瀬にある『素錬の滝』に、久しぶりに行ってみることにしました。

『防長四十八滝』にも紹介されていますが、この滝を含む周囲の渓谷は個人の所有地であり、勝手に中に入って滝を見物することはできません。
敷地の側を走る道路からは、遠くから木々の隙間にわずかに覗ける程度でした。

前回来たときから6~7年経っているし、何か状況が変わっているかも・・・という淡い期待もあって寄ってみたのです。

で、道が少し広くなった場所に車を停めて、周囲を確認しようと思ったのですが、停めた場所のすぐ横で、なんと持ち主の方が一人で作業をされていました。
思い切って、「滝を見れる場所はないですかねぇ?」と声をかけてみたら、「そこに階段があるから、この下に降りたらよく見えるよ」と言ってくださいました。

ラッキーーーッ ヽ(`▽´)/

「足元に気をつけてくださいね」と気も使っていただき、とってもいい人でした。

敷地内は、急斜面に谷底から何段も石垣を築き、まるでお城のようになっています。
その、上から2段目のテラス(?)からが、『素錬の滝』を見る絶好のポイントでした。

ここで、滝からの距離は100mぐらいあります。
ただし、谷底から滝に近づいても、上半分の斜滝になってる部分は見えないだろうし、ここから見るのが一番ではないかな?
手前に見えるモミジが色づく時期だと、もっと景色が映えるんだろうな。

落差は控えめに見ても30mぐらいありそう。
『防長四十八滝』には22mと紹介されていますが、もっと高さがあると思うけどな。

持ち主の方の話だと、この谷に壮大に積まれた石垣は、何十年もかけて、時間があるときにこつこつと積み上げてこられたのだそうです。
谷全体を、自分の好みに合わせた庭園に仕上げていく、ある意味、究極と言えるご趣味。
この日も、崖を削って石を埋める作業をされていましたが、気が遠くなるような工程ですよね。

滝を見るということで了承頂いて中に入っているので、他の部分は写真に撮りませんでしたが、谷全体が素晴らしいお庭になっていました。
完成したら、入場料取っても、公園として一般に開放してくれると嬉しいなぁ。


多田渓谷と、渓谷の滝群

2013-10-31 00:02:40 | 山口県の滝

岩国市多田地区にある『多田渓谷』に、複数の滝があることを知ったので、確認に行ってきました。

岩国インターを降りて右折し、国道2号線を岩国市街方向へ800mほど進んだところ、下多田の交差点を左折。
県道59号線を500mほど行くと、右手に『藤河小学校』が見えてきます。
そこからさらに100mほど。
道路右側にある空き地の奥に、白い看板が2つ並んで立っているところが、渓谷への入口です。

実はここ、江戸時代の道である『岩国往来』を、地元の方々が散策路として整備したもの。

『多田渓谷』の遊歩道は、ここから松尾峠に至る『岩国往来』の途中から分かれているらしい。
国土交通省から「手づくり郷土賞」としても表彰されているみたいだな。

案内板には、滝として『渓谷一の大瀧』と『五の瀧』と2つ紹介されています。

さっそく、『岩国往来』に突入します。
のっけから、結構な坂ですな。

入口から300mほどで、分岐点に到達します。
左側、崖のほうに上がっていく道が、『岩国往来』。
むしろ、そっちのほうが脇道っぽく見えるな。

分岐点からすぐ先、はるか下の谷底に、滝が見えてきました。
落差は5~6mぐらいありそう。
てっきり、これが『五の瀧』だと思ったのですが・・・・

さらに100mぐらい進んだら、『五の瀧』の看板。
じゃ、さっきのは何だったんだろう?
ここは、斜面にロープを張って、滝の前まで行けるようにしてあります。

これが『五の瀧』。
落差は4mぐらいかなぁ・・・。
さっきの滝のほうが、落差がありそうなんだけどな。

そこから200mぐらい先にあるのが、『マンガン鉱採掘口』なるものです。
木の橋が架けてありますが、先の「日本ジャンボリー」で世界から集まったボーイスカウトの奉仕活動によって架けかえられたのだそうな。

採掘といっても、試し掘り程度のものだったんかな?
橋から覗くと、ちょっと変わった洞窟・・・といった感じのものがありました。

さらに200mほど歩くと、『三の瀧』の看板。
ここからは滝がよく見えないし、滝前に出る道もないので、強引に崖の途中まで下りてみます。

ここから下に降りるのはちと厳しい・・・という地点で撮った写真。
奥のほうにも落差があって、全部で20mぐらいの高さがありそうだぞ。

と、思ったら、元の道に戻ってすぐ先に『二の瀧』の看板があるじゃありませんか。
つまり、『二の瀧』『三の瀧』が連続して落ちているということだな。
どちらも、5m~8mぐらいの落差がある滝だと思われます。

ちなみに、『二の瀧』を上から見ると、落ち口しか見えませんでした。

さらに30mぐらい進むと、『渓谷一の大瀧』の看板がありました。

覗きこむと、結構な落差がある。

ここも階段をつけたり、ロープを張ったりして、滝前まで出れるようになっています。

ここからだと、一番上の段が見えにくいですが、総落差は20m以上あるでしょう。
五段になっていて、少しずつ方向を変えて落ちています。
さすがに『大瀧』と名付けられただけあるな。

この滝だけでも、大汗かいて歩いてきた価値があったぞ・・・と思わせるほどのものでした。

ただ、さすがにこれ以上坂を登る元気はなく、この上は探索しておりません。

正直、マイナーな渓谷だし、もっとショボイものを想像していたので、滝の規模も、その数も想像以上で、かなり満足でした。

ところで・・・・。

『一の大瀧』『二の瀧』『三の瀧』『五の瀧』とあったのだけど、『四の瀧』は無いの?
あと、『五の瀧』の下流にあった立派な滝は、『六の瀧』と名付けないのかな?


権現の瀧、再び

2013-10-29 23:16:31 | 山口県の滝

免許更新で小郡まで行くことになりましたので、ついでに、このあいだ中途半端なレポで終わってしまった、嘉川の『権現の瀧』に再度行ってきました。
季節が進んだので、前回よりも見通しがよくなっているだろうと見込んで、滝前へ出る方法を探るのが目的です。

今回も、まずは石鳥居があるところから、滝の上に。

前回気付かなかったのだけど、鳥居の向かいにある崖に、石仏が2体あるのを発見しました。
馬頭観音と、不動さまかな?
ちなみに、普通の人間ではとても近づけないような崖の上にあります。
どうやって安置したんだろうな?

川を渡って対岸へ出、右岸の竹ヤブあたりに下へ降りる手段が見つからないか、探してみましょう。

雑木の葉っぱが減って、下が見えやすくなっていました。
なんだ・・・よく見ると、メインの滝の高さって、5mぐらいしかないんだな・・・。
ただし、その下にも数段になって落ちているみたい。

すでに使われていない用水路沿いに進みます。
この先、少し広くなっている場所があり

イノシシ除けのトタン板をまたいで崖に近づいてみますと、なんとなく道のようなものを見つけました。
写真右手のほうに進んでいきましたら、草ぼうぼうの荒れ地に出るのですが

比較的新しい人の踏み跡が、下のほうにのびているではありませんか。
とりあえず、川まで降りれたら何とかなるかもしれない・・・と、踏み跡をたどって降りていくと、途中から滝の方向へ踏み跡が進み、竹ヤブの下をくぐって、滝の前に出てしまいました。

もしかしたら、同じような滝好きな方が、ごく最近訪問されたのかもしれません。
おかげで、たいして苦労せずに降りることができました。

感謝、感謝。

ちなみに、さきほどの上からの写真でいうと、○で囲んだあたりに、矢印のように出てきました。

それでは、滝の全体像を見ていただきましょう。

初めに期待していた直瀑は、一番上に写っている落差の部分です。
そっちのほうは手前の岩に隠れてよく見えませんが、全体的には、そこそこの高さがありますね。
滝に向かって右側に広い岩壁もあり、下からの高さは15m~20mぐらいあるんじゃないかな?
無理すれば、岩を伝って上にあがれそうでもあったんですが、足を滑らせたらシャレにならんので、やめておきました。

滝の上まで戻ってきました。
お堂の横を抜けて裏に出ますと

人の手で石を積んだ壁があり、赤瓦が山積み。
瓦が余っているということは、元は別に建物があったのだろうか?
石壁と小さな祠の間に、人が通れるような道らしきものがあるんだが、その先には何もありませんでした。
ただ、斜面に生える雑木につかまって降りれば、谷底へ到達することもできそうです。

小さな祠は、確認しただけでも3つありました。
鳥居に、お堂に、馬頭観音、不動尊、祠・・・と、様々な宗教が混在。
それだけ、この滝が信仰の対象であった証なんでしょうね。