ハッチョウトンボがいる池にやってきました。
ハッチョウトンボは、体長20mm前後の、日本一小さなトンボ。
多くの県で、絶滅危惧種に指定されている、貴重な種類です。
どのぐらい小さいかというと、一円玉で完全に隠れるぐらいの大きさ。
望遠レンズで思いっきり拡大して撮ると、普通のトンボに見えますが・・・
比較のため、トンボが逃げた後で、同じ穂先に100円玉を近づけて、同じ倍率、同じ距離で撮ってみました。
100円玉、でかっ!!
・・・・じゃなくて、トンボが小さいんです(笑)
真っ赤な色をしているのは、成熟したオス。
未成熟なのは、橙色をしています。
こちらはメス。
ただでさえ小さいのに、地味な色なので、見つけるのが大変です。
ここには、見えた範囲内だけでも30匹ぐらい確認できました。
山口県にも、こんなに沢山、ハッチョウトンボいたんだなぁ。
このトンボ、人がかなり近づいても、あまり逃げません。
それゆえ、接写が可能なのですが・・・
逆に、小さいので、人が気づかずに、踏みつぶしちゃったりするんだそうです。
生息環境も含めて、大事に見守っていきたいですね。
ついでに、この地で見かけた、その他のトンボも。
これは、ミヤマアカネ。
これも、ハッチョウトンボと同じく、成熟すると真っ赤になるのですが、これはまだ、未成熟な個体ですね。
サナエトンボの仲間は、種類がたくさんあって、素人のワタシには判断が難しいんだけど、たぶん、オナガサナエだと思います。
モノサシトンボ。
イトトンボの仲間は、他にもたくさん見ました。
別に昆虫にハマっているわけではないんだけど、見た事がないトンボを見つけると、なんか嬉しいですね。
家からはちょっと遠いけど、また、時間がある時に、行ってみよっと。
でも,「湿地ある所トンボあり」が分かってきました。
雄は目も覚めるような赤い色をして目立つのに
雌は地味な色で目立たないようにしていることに気づきました。
雄の顔が奴さんに似ていておかしくなってしまいました。
実物を見た経験がないと、見つけにくいかもしれません。
ワタシも最初は、自然観察員の方に教えていただきました。
最近は生息地も減ってきていますが、この場所も一時期は絶滅寸前だったのだそうです。
ここ数年で復活してきたそうで、そういう話を聞くと嬉しくなりますね。