オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

花岡遊園

2008-02-24 01:26:01 | 近代遺産

先日のエントリー。「梁観音堂」へは、ここから入っていくのですが・・・。



入口脇に、こんな古びた石碑があります。



さらに、観音堂に上っていく道すがら



道の両脇には



こんなもんや



こんなもんが・・・・。

実は、観音堂を含むこの一帯、『花岡遊園』と言いまして、昔の公園の跡だったりします。
戦前、この地区の出身で満州で事業に成功された方が、地元に何か恩返しを・・・と、私財を使って作った公園なんだそうです。
今は見るかげもなく荒れていますが、当時は人工の池や滝に水を流し、木々を配した立派なものだったとか。



いちばん上にある、この場所から水が出ていたんだそうです。
(って、通りがかりの年配のご婦人が言っておられました)



南向きの高台にある巨大な石碑。高さが5mぐらいあります。
これを見るだけでも、相当なお金を使って作った公園であろうと想像できるのですが・・・。
なんか、もったいないよなぁ~。

ちなみに、この裏山には、市によって3000本の山桜が植えてあります。
桜の季節に、散策するのもいいかもね。


梁観音

2008-02-22 00:51:43 | 山口県の史跡関係

下松市・花岡にある『梁観音堂』の初観音に行ってきました。



ちなみに「初観音」というのは、年が明けて最初の観音様の縁日のこと。
毎月18日が、観音様の縁日なのですが、ここの場合、旧暦の1月18日に近い日曜日に、「初観音」をやってるみたいですね。



お堂前の小さな広場で、開始を待つ人々。
この地区にお住まいの、お年寄りと小さな子供たちが集まりました。
座っているのも、酒箱に板を渡しただけの、即席の長椅子です。

この後、お坊さんの読経とお説法があり、お待ちかねの「ぜんざいのお接待」と「くじ引き」があります。



お説法が終わって、くじ引きに殺到する人たち。
お金を取るなんて、やぼな事はしませんよ。
景品は、レジ袋に詰められたお菓子とか、新聞紙で巻かれたお花とかなんですが、みなさん嬉しそうに抱えて帰っていきました。

本当は、美味しそうにぜんざいを食べるお年寄りとか、お菓子を貰った子供達の喜ぶ姿を撮りたかったのですが、堂々とカメラを向ける勇気がありませんでした・・・orz


春の兆し・その2

2008-02-14 00:13:09 | お出かけ・山口東部
前回のエントリーの続きです。

河津桜を見たあと、そのまま『上盛山』に登りました。
ここは、水仙の花の名所。
時期が少~し早かったのですが、それなりに咲いていましたよ。



行ったときで3分咲きぐらい・・・でしょうか。
開花したばかりで、花びらも瑞々しくて綺麗。



青空をバックに、もう一枚。




帰り道で、菜の花が咲いているのも見つけました。



早く暖かくな~れ。

春の兆し

2008-02-12 00:04:41 | お出かけ・山口東部
そろそろ、梅の花が見頃を迎える季節ではこざいますが・・・・。
今回は梅をすっ飛ばして、桜の花のご紹介なんです。



ってことで、やって来たのが、上関町の『城山歴史公園』。
上関海峡を見下ろす高台にある、小さな公園ですが、ここに50本ほどの「河津桜」があるのです。

ぱっと見たところ、花はまだ咲いていないようですが、近寄ってみると・・・



蕾も膨らんで、もう開花寸前。
日当たりのいい場所にある数本では、ちらほらと咲きはじめておりましたよー。





この「河津桜」という桜。
静岡県の河津町で、昭和30年頃、偶然発見されたものだそうです。
地元の方が、河津川の土手に生えていた苗木を見つけて持ち帰って植えたところ、昭和41年から花を咲かせはじめました。
普通の桜と思ってたら、咲いてみてビックリ・・・ってとこなのかな?

そして、昭和49年に「河津桜」という名前がつけられた、歴史の新しい品種なんです。
河津町には、その原木があるそうですが、原木の樹齢がまだ50年ちょっとなんだそうな。

早ければ1月末より咲き始める・・という早咲きと、1ヶ月近く花が楽しめる・・という特徴があります。



今週末から、来週いっぱいぐらいが、見頃になりそうですよー。

その他もろもろ・・・

2008-02-10 01:52:08 | お出かけ・九州
そろそろ正月の話も終わらせなければ・・・(笑)

と、いうことで、ネタとして書くには弱いものを、まとめて公開して締めくくりとさせていただきます。

『子宝 湧き水』



小国町へ向う途中、大分県の中津江村の県道脇で見つけた看板につられて、寄ってみました。
正直に白状しますと、前日に行った『太閤一里塚』の子宝神社が頭にあったわけなんですよ。
例の怪しいオブジェを期待してたわけですな(笑)。

で、細い山道に入り込んで、着いたところがこの看板。
入口と書いてあるので、ここで車を降りて、山のほうへ向う野道を辿ったのですが、50mも行かないうちに道が消滅して、あえなく撤退。
「平成19年」と書いてあるので、看板は最近立てられたはずなんですがねぇ・・・・。


『城村滝』



小国町の滝巡りで行った、滝の一つ。
国道に手書きの看板があり、そこから細い道に曲がって滝の位置はすぐにわかったものの、車を止める場所がない。
無理やり、畑の入口のようなところに止めさせていただいて(ごめんなさいっ)、滝が見わたせる場所を探すも、これがまたひと苦労。
ようやく、滝の落ち口の脇から、木々に邪魔されつつ撮ったのが、上の写真です。
左手に写っている木に掴まって、身を乗り出せば・・・とも思ったのですが、崖ギリギリに立っている木に体重かけて、メリメリッとなったら、それこそ命がないっ!
ってことで、これで諦めました。
落差・水量とも、「下城の滝」に匹敵するであろう立派な滝だけに、全体が見れなかったのは残念です。

後で調べたところ、どこかに崖下に下りる階段があるんだそうですね。
いつか、リベンジせねば・・・・。


『塚原温泉』



大分県湯布院町でも、山の上のほうにある『塚原温泉』。
強烈な酸性の温泉・・・と聞いて行ってみましたが、入浴待ちの方があまりにも多く、時間がなくて温泉に入るのは諦めました。



源泉湧き出し口の近くにある、『火口』とやら言うもの・・・。



ボコボコと泡が湧いていて、恐ろしげでありますな。


『東椎屋の滝』



最後は、安心院町の『東椎屋の滝』。落差85m。
駐車場からの遊歩道も、アップダウンが少ないし、距離も短くて、楽チン♪
でも、これだけ立派な滝って、そうは見れないんですよねー。
ってことで、大分方面に行ったときは、いつも立ち寄ってしまいます。

お勧めですっ。

正雲寺

2008-02-04 00:52:55 | お出かけ・九州
由布市の中心から由布川渓谷に抜ける道の途中に、変わったお寺があります。
寺の名前は『正雲寺』。
と、言っても、ずっと売りに出されていたものを、昨年この『正雲寺』さんが買い取ったもので、元の名前を『善徳院』といいました。



かの珍寺大道場さんも大絶賛されていた『合掌門』も健在でした。
わかります? 左右の地面からニョキッと突き出した腕が、手を合わせている不気味なフォルム。
2tトラックぐらいなら、余裕で通過できそうな大きさなのです。
・・・けど、白く塗り直されてる?

実はワタシ自身、12~3年前に一度、ここを訪れております。
(たしか、当時雑誌に載っていたドライブラリーのコースに組み込まれていた関係で、行ったような記憶が・・・)
そのときの強烈なイメージが残ってはいるのですが、なにぶん写真も何も残してない。

ありし日の『善徳院』をご覧になりたい方は、こちらを参照してくださいませ。

入口脇の看板には、有難いことに「境内見学自由・写真撮影自由」と書かれております。
だもんで、遠慮なしに車でズケズケと入っていき、そのへんに適当に駐車。
しかし、日曜日だというのに、人っ子一人いやしねぇ・・・・。



とりあえずは、本堂とおぼしき建物にお参りを・・・と思って近寄ってみたのですが。
中はガランドウ。本尊らしきものもなし。
お参り・・・もできんじゃないですかっ。(でも、正面にある鼎のようなもので、お賽銭は受付けそうでしたが?)

この建物も、真っ白に塗り直されている模様。『正雲寺』さんて、白が好きなのかな?
でも、屋根瓦まで白く塗ることはないんじゃなかろうかと思いますぞ。

『善徳院』時代からそのままの姿で残っていると思われるものは、以下の二つ。



『明星大観音』・・・たぶん高さ20mぐらい。



『馬頭大観音』・・・同じく高さ10mぐらい?
たぶん、大きすぎて塗り直しができなく、放置されているんじゃなかろうかと(笑)

そして、その足元には・・・



仏様かなんかが安置してあったんだろう、ブリキの祠が、無造作に投げ捨てられております(悲)



『正雲寺は、宗教・宗派など一切問いません』・・・ある意味、思い切った宣言ですな(-_-;)



『良寛像』はまあ、なんとなくわかるとして・・・・



この『一休さん』は無理がありすぎでないかい?



ちょっと見にくいけど、中央のプレートには『八体仏』と書かれています。
数えてみると「いーち。にー。さーん。・・・・なな・・・」 ( ‥) ン?  七体しかありませんでした(笑)

まっ・・・往年の珍寺パワーが衰えているのは否めませんが、それなりに、突っ込みどころがあって面白かったです。

ここはまだ『正雲寺』として生まれ変わる最中。
看板には「2008年完成」とありましたから、今年中には、それなりの姿になってデビューするのかな?
『善徳院』とはまた違った感じの珍寺が誕生しそうで、少し期待しちゃいますね。

由布川峡谷

2008-02-02 02:19:16 | お出かけ・九州
え~・・・だらだらと、まだ正月旅行の話を続けております。(笑)
もう少し、おつきあいを・・・。

今回は、大分県由布市と別府市にまたがる『由布川峡谷』のご紹介です。



溶岩台地にできた、深い割れ目のような峡谷。
両岸の垂直な壁の高さは、最大で50m。上の開口部の幅は狭いところで4mだそうな。
当然、簡単に人が入り込める地形ではなく、峡谷底部に降りるための階段をつけた「入り口」が3ヶ所あります。
上流から順に、『椿入口』『猿渡入口』『谷ヶ淵入口』。(うち、谷ヶ淵入口は有料。現在閉鎖中らしいです。)

写真は『猿渡入口』の階段を下りたところの風景です。
(左下の岩のところに、青い服と黒い服の人が写っているのがわかりますか? 大きさを比べてみてください)
ここに降りる為に、鉄製の階段が設置してあるわけですが、これがまた凄い傾斜なんですよ。
特に下2本の階段は、ほとんど鉄梯子といったような角度。
かなり恐いです。
(恐さのためか・・・はたまた無事に下りれて安心したのか・・・階段の写真撮るの忘れてました(-_-;))



右側の岩壁に、細い滝があります。
なだらかな曲線に沿うように岩肌を流れる水と、垂直に滴り落ちる水滴。
風景そのものが、神秘的ですよね。
『由布川峡谷』には、このような滝が40ほどあるそうな。

ここから上流に向けて、流れる水に浸かりながらジャブジャブと歩いて探索するのが、この峡谷の楽しみかたなんですが・・・さすがにこの季節では、それをする勇気がありませんでした。
夏の水遊びとしては、涼しくて最高でしょうねぇ。



『猿渡入口』の近くには公園もあって、峡谷の上につり橋なんかも架かっています。
周囲ののどかな景色と、さきほどの写真のギャップが凄いでしょ?



『椿入口』にも行ってみましたが、いいかげん疲れたので、駐車場から先はパス。
(後で調べたところ、こちらの入口の階段は、傾斜が緩くて安心だということでした)
案内板がありましたので、『由布川峡谷』の説明の補足として、読んどいてください(笑)