ぽっかりと時間が空いた日曜日の午後。
暇つぶしに山道をうろうろしていたら、旧美川町の根笠地区に出てきました。
ふと思いついて、根笠川の支流で『美川ムーバレー』のところに流れ込む梅ノ木川を遡り『藤ヶ谷大滝』を目指してみることに。
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『ムーバレー』付近では、親水公園として整備してあり、広々とした感じですが
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すぐに両岸から険しい崖が迫る、深い渓谷が延々と続くことになります。
渓谷に沿って走る細い道は、県道133号線。
数年前の豪雨災害で道が崩落し、長い間通行止めになっていたけど、今回、通行止めの表示はなかったな。
峠の手前にある、藤が谷集落の手前で引き返してきたので確認してないけど、道路の補修が完了したのかしら?
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澄んだ水が豊富に流れ、ゴルジュ(切り立った崖で川幅が狭まった地形)や小滝、深い淵が連続する、素晴らしい渓谷です。
行った時間も遅くて谷底まで日が当らず、また、時間もなかったためにろくに写真も撮っておりませんが、たとえば・・・。
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第7支沢が流れ込むところの少し上流にある滝。落差は4mほど。
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すぐ上にも連続して現れる3mほどの小滝。
こんな風景が続くわけで、あちこちの観光地化された渓谷にも決して負けてないと思いますぞ。
さて、肝心の『藤ヶ谷大滝』ですが、上の写真の滝から約1km先。
ずっと川の流れを見ながら進んできた道が、100mほどの区間ですが、わずかに川筋からそれて急坂となり、その坂を登りきったところに左手から流れこむ支沢を渡る橋があります。
橋の右手に衝立状の巨大な岩塊があり、それを回り込むようにして落ちるのが、落差15mの本滝。
さらにすぐ下流に7mの滝があります・・・と場所ははっきりわかっているのですが、滝の姿をはっきり拝める場所まで、下りていくのが難しい・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/4e/fa8a71ca22acf7621c2b5e462d9fc2b2.jpg)
本滝の落ち口は確認しましたが・・・『防長四十八渓』に書いてある、「手前の大岩の上に立てば見下ろすことができる・・・」なんて命がけな事は、無理無理。
頑張れば岩の手前側を谷底に下りれそうでしたが、何の装備も用意してない素人ですから、万が一のことを考えて、潔く撤退することにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/58/85cda56fca14238ef2a907fefea9a1a4.jpg)
こちらは、道路から見た下流側の7mの滝。写真に撮ってみると、何がなんだかわかりませんね。
草木が枯れる時期には、道路からでも、もう少しまともに姿を見ることができるのかも。
実は今回、第7支沢にあるという『政次郎の滝』も探してみたのですが、こちらも沢沿いの林道が、途中で草に埋もれてしまって断念。
晩秋に、もう一度チャレンジしてみようと思っています。