オ気楽ナ・・・毎日

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主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

中ノ川山一里塚

2014-01-06 20:34:30 | 山口県の史跡関係

江戸時代の長州藩にとって重要であった街道の一つに、「山代街道」という道がありました。
萩より、福栄、阿東、鹿野、錦、本郷と山間部を通り、美和の亀尾川というところに関所があって、安芸国へ抜けるようになっています。

「山代街道」沿いには、当時の一里塚がいくつか残っているのですが、旧本郷村と旧美和町の境にある「引地峠」の近くに、「中ノ川山一里塚」というのがありました。

旧本郷村の中心部より、本郷川沿いに県道134号線を走ります。
途中、小さな水力発電所があるのですが、「山代街道」はこの辺りから「引地峠」へ直登していくらしい。
ただし、標高差は300m近くありますから、歩いて登るのは相当な体力がいるでしょうね。
県道のほうは、もう少し本郷川を遡ってから川を渡り、8kmほど迂回してから「引地峠」のやや北側へ出てきます。

県道で坂を登りきって、釜ヶ原の集落に入る少し手前に、右後方へ折り返すように伸びる林道があります。
写真は反対側から撮っていますので、右側の道が県道134号線、左側のが林道。
入口に白い標柱が立っていますが、注意していないと見えにくいかも。

未舗装の林道ですが、道は荒れてなく、注意して走れば危険はないでしょう。

500mほど進むと、道の右側に一里塚への入口がありますので、車を停めて、ここからは歩き。

幅1mほどの山道は、昔の「山代街道」そのものなのでしょうね。

100mも歩くと、一里塚が見えてきました。

県指定の史跡だったんだな。
と、いうか、そこの部分だけ新しいプレートをはめ込んであるから、最近になって指定されたのかな?

いちおう、説明板もご覧くださいませ。

この先にも「引地峠」に向かって道が伸びているのですが、なんとこの先には処刑場跡があるのですよ。
そこも史跡として石碑や説明板、あと「太刀洗いの池」などという恐ろしげなものがあるそうなのですが・・・・。
すでに暗くなりかけている時刻でしたし、さすがに処刑場まで行くのは気持ちわるい。

お化けに襲われないように、逃げるように帰ってきました。(>.<)

車を停めたところから道の反対側を見ると、山代街道らしきものが続いていましたよ。
この先をたどると亀尾川の関所跡へと至るわけですが、それはまた別の日に見てきましたので、次回に。(*_ _)


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