夜の街を 歩きたい
深夜なら もっといぃ
夜は 人を優しくさせるから
人ごみに 溶け込んでみたい
目立たないように毎日 過ごしていたいから
欲をかかず 何も求めず
唯 穏やかに 生きられるなら
街角に 燈る灯りは 儚さげ
わたしの心 寂しいから
脳の意識で何も っと求めずとも 心が餓えていました
だからそぉぅ 視えました
寒さな晩なら なおいぃ
意識 冴えるから
眠れなくなるから
期待が 薄れるから
諦めが 迫るから
歩く時 摺り足
前屈み 肩窄めて
呟くは なにか
知らぬげなふりして なにか
人と擦れ違う時 肩が触れたらいぃ
知らぬ人に 謝れるから
知らない人に 喋れるから
そしたら 何もかもが 煌めくことも在るかもと
何もかも 綺麗に見えましょうかと
何処かの 知らない街を歩きたい
何かを捜しながら 独りで街を歩きたい
雨降る 夜明け間近に
傘なく俯いて 肩を窄めて
濡れて 歩きたい
心 穏やかげに
去った人 何処かに っと
捜し求めながら
雨は 夜を 悲しさ模様に濡らしました