【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

耽る優しい夜は此れから

2009年04月28日 04時18分53秒 | 異次元世界 



(卑怯な夜は此れから)




貴女は 透きとおる暗さにナニぉ望む?



闇に隠れた叶わぬとの想いの影

漆黒の黒い色 其れはコンナにも貴女の肌を優しくと包むのに



忘れたはずの懐かしさを 今になって何故に望む

もぉぅ戻れぬと 帰れぬと判っているのに



寒き其処に還りたいか?

お前の所業を笑う者どもが棲まう場所に



淡き輝きの星の国

蒼き煌めきを求めずともなのか?



其れは 儚さに慣れたお前でも寂しくはないのか?



卑怯者な者 其れは自分だと?

為らば首でも括ろうか



死ねば逝けまするかも 無音がイッパイに満ち溢れる世界に

静かな寒き空気が流れる世界に




「姿が観えませぬ」

「ナニがじゃ?」


「お前様とはたくしめの死に装束ぉ纏う夜の奥が」




膚 チリジリにと刻まれました




啼きました







(200910428 4:10:51)