巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

5才になりました、ワン!

2008年03月31日 04時42分01秒 | Weblog
 2003年3月30日生まれのジュエル(本名/ウルトラ・ジュエル)が5才になりました! 生後2ヵ月、体重4キロの子犬だったのがついこの前のよう……、時の経つのは早いものです。
 現在はちょっと太り気味で32キロ! 抱っこしてあげたくてもできません。
 これからは、なるべくゆっくりと時間が流れてくれるといいなと思います。
「最低でも3倍、できれば20才まで長生きしてね、ジュエル……」

母国語をどうする?

2008年03月30日 07時14分04秒 | Weblog
 毎年、この時期になるとシャンゼリゼ大通りにある在仏日本人会で、日本の教科書の無料配布(もちあらかじめ登録してある)があります。で、今日、受け取ってきました。わが娘もあれよあれよという間に6年生です。
 さて、日本人会では幼児期に公園で一緒に遊んだ子のママたちもいて、しばし語学談議となりました。今、日本では早期からの英語教育に皆熱くなってるみたいですが、まっ、そう簡単にはバイリンにはなれないよ~……、と痛感してるのが、実際に外国で暮らし、二つの言語と二つの文化の狭間で七転八倒してる私たち。
 語学ってふたつ同時に伸びてはいかないので、在仏日本人の親たち、実は苦渋の選択をしているのです(皆、口外したがらないけど……)。
 私はクラス担任と相談の上、15才までは家で会話する以上の日本語を教えないと決めフランス語を優先させました。今日会った親子の中には逆に日本語を選びフランス語の遅れについては諦めたというママもいましたね。日仏家庭なんかだと日本語は早期に諦めちゃうケースも多々あるみたいですよ。
 日本語とフランス語、それと英語はそれぞれ周波数の領域が違うので聞き取りにおける基本が違うんですって。民族的にいちばん有利なのがロシア人でフランス語も英語もロシア語の領域内にすっぽり入ってるので習得が簡単なのだそう。次いで周波数領域が広いのがドイツ語。う~む、確かに語学学校でもロシア人とドイツ人ってすんごいスピードでフランス語をマスターしていきますからね。ちなみにフランス人は日本人と同様に外国語の習得が難しい民族なんだとか。
 さて、さっき親が選択とは書きましたが、それは子供自身がどちらの言語を好むかってことももちろんあります。これまで観察してきた感じでは”お友だち”に左右されるみたい。幼児の頃からいつも一緒に遊ぶのが日本人で会話が日本語なら、当然日本語がグングン伸びる。反対に我が娘みたいに同年代の日本人の友だちゼロで親友がフランス人だと日本語はまるでダメですね……。
 今から6年前、娘が5才のとき、日仏語ともにとんでもなく不自由な時期があり、その当時は母として心配で心配でハゲましたもの。バイリンへの道はほ~んと長く険しい。
 それでも今じゃ、フランス語に関しては学校からのお呼び出しもなくなったし、だんだん通訳として使えるようになってきたので、ホッとしています。
 さ~て、この小6の教科書を娘はいつになったら開くことやら……、16才か? いやいや18才すぎてからかな?

やっぱり気になるカルラ・ファッション

2008年03月27日 18時33分21秒 | Weblog
 昨日から仏大統領夫妻がイギリスを公式訪問中です。サルコジ大統領の支持率は下がりっぱなしだし、カルラ夫人に対しても「彼女はモデル兼歌手。だからファーストレディにはふさわしくない」って思ってるフランス人は多い。
 しかし、どうしたって気になっちゃうのがカルラ・ファッション。公式な場に彼女がどんな装いで現れるのか、マスコミもモード関係者も、それからフツーのパリジェンヌたちも興味津々なのです。で、それはイギリスでも同じだったみたい。
 思えば王族や政府要人で、そのファッションが大注目されたのはダイアナ妃だったし、それからさらに遡るとやっぱジャクリーヌですよね。そうそうグレースケリーも忘れてはいけません。
 さて、昨日のシックなグレイのコート姿、モード誌の編集長も「とてもエレガントでした。ちょっと冒険がなさすぎて、おりこうすぎたけど……」てなコメントを出していました。
 この夏、日本でのサミットにも間違いなくカルラさん同行するでしょうから、彼女の夏の装い、きっと注目されるでしょうね。

犬にはイースター・クッキー

2008年03月25日 05時39分22秒 | Weblog
 カトリックの国、フランスは24日(月曜日)は休日でした。ランディ・ドゥ・パック(Lundi de Paques)といって復活祭の翌日は代休になるのです。学校や会社はなく、商店も大半もお休みで、街はシ~ンとしていました。
 さて、復活祭にはチョコラを家族でパクパク食べました。が、犬にとってチョコレートは毒ですから、もちろん、ひとカケラだって与えません。ジュエルも本能で食べちゃいけないものはわかるらしく、チョコが目の前にあっても決して口にしませんね。
 そこで……、
「ジュエルもパック(復活祭)のお祝いしなくちゃね~、私がウサギさんのクッキー作ってあげるよ」
 休日の午後、暇をもて余していた娘がそう言って愛犬のため焼いたのがこのクッキー。お皿に並べて、さぁ、どうぞ……、ですが、写真を撮りたいので「待て!」
 ジュエルはこういう場合、食べ物を直視せず(できない)、こんな風に横を向くんです。ジッと見つめてたら、我慢できなくなっちゃうからでしょうね、きっと。
 で、この1分後「よし! 食べていいよ」の合図で、20秒足らずでクッキーをたいらげました。

ベッカム VS ヨン様

2008年03月24日 04時28分21秒 | Weblog
 パリにモードの勉強に来てもうじき2ヵ月になる日本女性Tさん(19歳)。ホームステイ先のフランス人ファミリーにもやっと馴染み、パリ暮らしにもようやく慣れてきましたが、なにせまだティーンですからストレスも不安もいっぱい。で、「馬と犬を撫でると癒されるよ」と声を掛けたら、動物好きのTさん大喜びで我が家に遊びに来ました。
 お客様大好きのジュエルはしっぽを大きく振って大歓迎。娘は乗馬クラブに日本のおネエさんと一緒に行けるとこれまた大喜び。ついでに私は若い子の考えてることや流行モノを根掘り葉掘り聞き出せるので興味津々……。まっ、み~んなにとって楽しくて、いい日曜日となったのです。
 さて、乗馬クラブでの娘とTさんの会話はおかしかった!
「ほら見て、ヨン様みたいでしょ? ステキでしょ?」(娘)
 騎乗するクラブ一のイケメン馬のイディルを厩舎から連れ出した娘が叫びました。
「…………?」(Tさん)
「えっ? ヨン様知らないの?」(娘)
「ううん、ペ・ヨンジュンは知ってるけど……」(Tさん)
「このお馬、かっこいいでしょ? だからヨン様みたいってことよ」(娘)
「かっこいいって言ったら、断然ベッカムよ。すご~く素敵なんだから。ベッカム大好き!」(Tさん)
 う~む、ベッカムVSヨン様!
 実はウチのおトーさんはスポーツカメラマンなので、パソコン画面にはベッカムの写真もよく出てきますし、娘ものぞき込んだりしてますが、まったく関心なし。
 さて、Tさんに訊くと、数年前の韓流ブームのときにドラマにハマッてたのは彼女のお母様たちだそう。当時、高校生だったTさんとまわりのティーンたちにとって韓流スターたちは「べつに~」って感じだったんだとか。だからパリで暮らしてる11歳の日本の女の子の口からヨン様の名が出たことに、彼女はすっごく驚いていた。
 日本に居ると美形の金髪の欧米人に憧れ、逆に外国で暮らしていると黒髪のアジア人を素敵に感じる。きっと、そういうことなんだなぁ、と思いましたね。
 ところで、うちの娘、正確に言うとヨン様ファンではなく、フランク(シン・ドンヒョク)ファンなのです。冬ソナのチュンサンの茶髪は好きじゃないと言って、せっかく知人が貸してくれたビデオをほとんど観ないで返却。その代わり「ホテリアーをもう一度」と頼んでいた。
「ねぇ、どうしてフランク役がいいわけ?」と私が訊いたら、娘はこうきっぱり!
「だってねぇ、フランクはかっこいいし、それにすご~いリッシュ(リッチ)だから、お馬さん買ってくれそう」だって。
 結局、そこに来るか! ちなみに娘の夢は、素敵な男性に”黒い馬”を買ってもらうことなんですって。白馬に乗った王子ではなく、黒い馬に乗った王子が憧れ。しかも王子より馬のほうがより重要みたい。で、すでにその馬の名前も決めてあって”サフィール”と名付けるんだとか。願えば叶う……、といいけどね。

復活祭とショコラ

2008年03月23日 06時20分19秒 | Weblog
 今日、3月23日は復活祭。移動祝祭日で、毎年日にちが変わるんです。”春分の後の最初の満月の次にくる日曜日”が復活祭となります。
 さて、
「復活祭は何を食べるの?」とフランス人たちに訊くと、
「ショコラ(チョコレート)を食べる」と皆、答えます。
 卵やヒヨコ、ウサギの形をしたチョコレートを庭に隠しておき、子供たちがそれを探すゲームが、この日の伝統的な遊びなんだそうです。
 なので、前日の土曜日はチョコラティエでもパン屋でも、スーパーでもみんなチョコラを山のようにたっくさん買ってましたよ。
 日本ではバレンタイン=チョコレートですが、フランスでは復活祭=ショコラなのです。

パリにマスク姿はゼロ!

2008年03月20日 03時40分38秒 | Weblog
 この時期の日本は、花粉症対策でマスクをしてる人々が街にたくさんいますよね?
 が、ここパリ、というかフランスではマスク姿は人っ子一人いません。マスクは病院内で医者がするもので、普通の人々は使わないんですよ。我が家は日本人家庭なので、風邪を引いたときは家の中ではマスクを使いますが、外出するときは絶対にはずします。マスクなんてして歩いてたら、凶悪インフルエンザ患者か怪しい人物と間違えられてしまいますから。
 さて、フランスにも花粉症はありますが、あんまりスゴイ症状の人は見かけませんね。以前、友人がマロニエ花粉症にかかったんですが、医者で注射一本してもらったらピタッと止まったと言ってました。私も去年、目がちょっとかゆくなり、近所の薬局ですすめられた洗眼液でケアしたら数日で治ってしまいました。フランスの薬って、やたら効くので、街中でクシュンクシュンしてる人が少ないのはそのせいかも……。

*去年も我がラブラドール、ジュエルのマスク姿をこのブログで公開しましたが、今年はプーさんと一緒にポーズ! プーさんはジュエルがいちばん大事にしてるぬいぐるみです。ビスケットひとつのご褒美で、どんなモデルもお任せ犬!

親の七光り

2008年03月17日 22時24分07秒 | Weblog
 フランスの統一地方選、第二回目投票は予想どおり左派が躍進し、サルコジ大統領率いる与党・右派の負け、となりました。パリでも社会党のゲイおじさんことドラノエさんが57・7パーセントの支持を得て市長に再選されました。
 そんな中、パリ郊外、オード・セーヌ県の県議会議員に右派であっさり当選してしまったのが写真のジャン・サルコジ(21歳)。そうサルコジ大統領の次男(一番目の妻との間に出来た子。現在のカルラ夫人は三番目!)です。
 昨日の決選投票を待たず、1週間前の第一回目投票で52パーセントもの票を集めて撰ばれたのは、どう考えたって親の七光り! 彼のお膝元であるパリの西側に隣接するヌイイ市はオヤジのニコラが長年、市長を務めたところ。東京でいったら田園調布みたいなハイソな人々が暮らすエリアです。まっ、もともとお金持ちの右派が強い地域だから選出されたとも言えますけど……。
 さて、このジャン・サルコジ、若干21歳なのに、すっご~くエラそうに、機関銃のごとく喋り捲る。で、その姿は、そりゃもうオヤジそっくり!

星の王子様が地中海に沈んだ日……

2008年03月16日 04時22分54秒 | Weblog
『ル・プチ・プランス』(Le Petit Prince=星の王子様)の作者サンテグジュペリが操縦する飛行機を攻撃し、地中海に沈めたのは彼の愛読者だったんですって。1944年7月31日、ドイツ軍のホルスト・リパートさんは南仏沖で敵機を発見し撃墜。そして、その数日後にそれがサンテグジュペリだったことを知り愕然としたとこちらの新聞に語りました。88歳になった今だからこそ「自分が撃った」と告白できたんでしょうね。
 軍人といえば、第一次世界大戦でフランス軍のために戦った唯一の生き残り兵士のラザール・ポンティセリさんが12日に110歳で亡くなり、こちらでは17日に国葬が行なわれます。イタリアからの移民でフランス軍の外人部隊にいたのだそう。戦死していたり、100まで生きていなかったら、無名のひとりの兵士として忘れ去られていたのだろうけど、長生きはするものです。110歳まで生きたからこそ英雄になれたのですから……。


パリのエコロジー・フェア

2008年03月15日 07時01分46秒 | Weblog
 この週末、ヴァンセンヌの森にある見本市会場で『Salon vivre autrement』(=もうひとつの生活)と題したエコ・フェアが開催されてます。
 今朝、娘を学校に送っていく途中の駅でもらったフリーペーパーに「このページを持って行けば入場無料」とあったので(私はケチなので、こういう得する一文は絶対見逃さないのです)、そのまま会場へ直行。私と同じようにアントレ・グラチュイ(Entree gratuite=入場無料)大好きなパリッ子たちが列をなし、わんさと集まっていました。
 さて、体育館を六つか七つくっつけたようなどど~んと広い会場には、人と地球にやさしいものだけが集められていました。『食』エリアには、BIO(ビオ=オーガニック)食品のブースが100店近く。『健康と美容』エリアでは環境に配慮して栽培された植物からできた自然化粧品や健康食品、それとリラクゼーション・グッズから指圧やエステを体験できるブースもあって、タダでリフレッシュしたいマダムやムッシュが限られた席を占領してましたね。『住』も当然、環境を考えた家づくりがテーマで、日本の畳やゴザなんかも紹介されてましたよ。
 と、まぁここまでは、他の見本市でもよく見かける系だったんですが、今日、いちばんおもしろかったのが『衣』エリア。エコ・ファンションってどんなの? と思ってたんですが、これが意外や意外にお洒落だったのです。オーガニックコットン、シルク、麻など天然素材100パーセントを使ってるのは当たり前で、加えてリサイクル素材がたくさん生かされてました。一見、粋なプレタポルテ、でもよ~く見るとリユースも多い。特にバッグやアクセは新聞、ポスター、パッケージなんかをコラージュしてるんですが、そのセンスが光ってるんです。各ブースにはデザイナーたちが揃っていて、夜にはファッションショーも開かれるそう。
 写真は、アムステルダムから参加してた”グリーン・ファッション”という名のエコ・ブランドと、そのふたりのデザイナー。ボタンなどの装飾はすべてペットボトルなどのリサイクルを使ってるそうです。この洋服たちトレンドっぽいし、素敵だと思いません?
 そうそうベビーのコーナーでは、「紙おむつをやめ、赤ちゃんの肌にやさしくて洗って何回も使えるオーガニックコットンのおむつをはかせましょう」ブースがあって、ベベを抱っこしたパリのママンたちが大注目してました。