巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

サッカーを観ていて……

2012年06月24日 15時00分48秒 | Weblog
 夕べ、テレビで『ユーロ2012』のフランス対スペイン戦を観ながら、そういえば……、と思ったのがこの前、日本に帰省したのはいつだったかな、ということ。
 あのときは、フランス代表チームにまだジダンがいて、ワールドカップの決勝でイタリアと対戦した夏だから、2006年! ってことは6年も祖国に戻ってないのです。
 まぁ、ジュエルもいるし、こちらでやることがいっぱいなので、この夏も異国のここフランスで日々戦ってま~す。

もうすぐ夏休み

2012年06月24日 14時47分25秒 | Weblog
 フランスは学年末になりました。長~い夏休みは7月6日からはじまります。が、すでに成績表は発表になっていて、明日25日には教科書の返却。なのでその後は消化授業となります。
 ひとまず進級は決まり、ほっ……。でも、夏の間に次の学年に向けての猛勉強をはじめないとなりません。
 この夏も、馬に乗って体を鍛え、あとは机に座って自習の毎日!

決戦の日曜日

2012年06月17日 14時57分27秒 | Weblog
 前にも同じタイトルで記事を書いたような? まっ、このブログはあまり深く考えず、あまり読み返しもせず、発作的に更新しているのでお許しを。

 さて、フランスは総選挙(国民議会選挙)の決選投票が各地で行なわれています。初夏の日曜日、青空が広がり、とてもさわやかです。

 前回の記事で書いたジプシー村、まだ、居座っていますが、スペースに限りがある場所なので増えてはいないよう。それよりわが町から5キロほどパリ側の市では、こことは比べものにならないくらい巨大なジプシー村ができているというウワサを聞きました。またそのうち大きな社会問題となるでしょう。
 物乞いならまだしも、パリのメトロ内や、街角で窃盗を繰り返すロマ(ジプシー)の子どもたち。生まれた時はどんな子も無垢だったはず、が、親から教えられたのは人からモノを盗むことだけ。一日の稼ぎ(奪った金品)が少ないと、夜キャンプに戻ったとき自分の親からこっぴどく叱られるんだとか。そう思うと、ロマの子どもたちも哀れです。

 さて、話は飛んで、フランスは女性は結婚後も職業を持つのがあたりまえの国。ファーストレディもしかりで、カーラさんは歌手、で、ヴァレリーさん(事実婚だからファーストガールフレンド)はジャーナリスト。
 だから、思春期になると学校で母親はどんな職業なのかが話題になるらしいのです。で、娘が言うには、ママンが家にいて家事をしてるだけ、つまり主婦ってのは恥ずかしいことなんだとか。
 幸い(?) 雑誌や新聞にときどき記事を書かせてもらい、また、個人的なヨタ話を綴っただけの本を3冊も出版社から出していただいてるおかげで私の職業は「エクリヴァン」ってことになってます。フランス語では大作家でも、そうではなくても文章を書く職業はエクリヴァンなので、エラソー! わたしゃただの名もないライターですよと思っていても他に表現する単語がないのでしかたありません。
 で、娘も大きくなるとどんどん生意気になってきます。近頃では、
「テスト何点だった? 宿題はやった? 予習は復習は?」と私が聞くと、その答えの最後に「じゃあ、ママは今日は何ページ原稿書いたの?」と聞かれてしまうのです。さらに「3冊でそれ以上書けなくなったエクリヴァンなんて恥ずかしいんだからね。がんばって4冊、5冊と書いてよ」と、こわいデスクや編集長みたないことまで言うんです。娘に叱咤激励される母状態……。がんばらないと!
 

ジプシー!

2012年06月15日 21時56分36秒 | Weblog
 2年間、当時のサルコジ大統領が治安維持のためにロマ人(ジプシー)たちをルーマニアに強制送還したとき、人種差別だ、と、政府は国内外から批判を浴びました。
 そして今、サルコジさんが去り、オランド政権になったとたんにロマ人たちの逆襲がはじまったのです。パリ郊外のあちこちを不法占拠し、ロマ人たちはキャンピングカーやテントを連ね村をつくっています。
 で、なんとなんと、わが町にも一夜にしてジプシー村が出来ていて、ビックリどころじゃありません。建設現場のトラック通過のためにたまたま開いていたバリアを、めざとく見つけた彼らは、ぞろぞろとなだれ込み、テントとキャンピングカーを合わせると100以上!
美しい緑地帯が奪われてしまいました。で、生活の知恵というか生きる力がすごいロマ人たちはあっという間にどこかから電気を勝手にひっぱり、水道もちゃっかり通しているのです。
 私たちが暮らすのは、9割がフランス人の治安のいいハイソな町。貧乏人は私たち家族ぐらいで、お金持ちの一軒家が多く並んでいます。だから皆「!!!!!」状態。ポリスが2~3人で警備しても、すんごい数だからどうにもなりません。
 場所は町でいちばん大きなインターマルシェという大型スーパーの近くで、ついさっきジュエルのドッグフードを買いに行ったら、若いロマ人カップルに足を引っかけられ転ぶ寸前! 私のすぐに隣にいた品のいいフランス人マダムが手を取って助けてくれました。おそらく私が財布でも落としたら奪い去る気だったのでしょう。マダムも私も、もうビックリです。今まで店内でこんなことはまったくなかったのですから。
 さ~て、あっちこっちで事件続出の予感。近所を歩くのも緊張してないといけません。
しかもロマ人たちは犬もたくさん連れていて、とうぜん予防接種なんかしてないから、けっしてジュエルも近づけられません。明日から散歩コースも反対側にしないと。
 きっと、この町のフランス人で「ああ、サルコジに投票しておけばよかった」と、後悔してる人は多いかも……。
 ロマ人もおとなしく居るだけならいいんですよ、まだ。でも、学校も行ってないし、仕事もしてない、一日中暇してて、物乞いをするか人の物を奪うことでしか生きられないわけで、そこが大問題!
「市長さんなんとかして!」きっと私だけじゃなく、住民みんなが叫んでるはず。

*写真はジュエルが遊ぶラグビー場。ここは無事です。ジプシー村にはおそろしくてカメラは向けられません。っていうかデジカメを盗られるリスク大。

フランス総選挙の日曜日

2012年06月10日 14時36分43秒 | Weblog
 フランス国民議会選挙の第一回投票が行なわれています。昼までのところでは投票率が低めで、皆、誰に一票を投じるか迷いがあるようだとニュースでは報じていました。

 さて、日曜日といえばマルシェの日。旬の新鮮な食材ずらっと並びます。が、以前に比べると出足が激減しているみたい。美食家のフランス人たちはマルシェの食材がおいしいことは知っていても、値段が高めだから、もっと安いところで買い物をする傾向にあるようです。私にとっても数年前からマルシェは見て楽しむだけの場所となっています。

 じゃあ、みんな何処で買い物するかというと、ずばり『リドル』(LIDL)です。ドイツ系のディスカウントスーパー。とにかく安いのです。鮮魚は扱っていませんが、野菜や肉は他店より3割は安め。また洗剤、スポンジ、キッチンタオル、生理用品などなどはさすがドイツ製だけあって質がよく、しかも安い! だからリドルがフランスでも流行るのは当然かも。つい先日はイチゴが500g、0,9ユーロ(90円)で出ていて、あっという間に売り切れてしまいました。
 さて、フランス人たちは見栄をはったりしないので、安いリドルでさらに安い品をおおっぴらに選んでいます。つい先日はこんな光景を見ました。上品な金髪マダムが三人の息子を連れて買い物にきていました。長男は中学生くらい、次男と三男は小学校の高学年って感じ、まぁ食べ盛りだから食費も大変なはずです。で、長男の手には電卓!「ママン、これ0,5ユーロだよ」「いいわ、じゃあそれをカゴに入れて」「ママン、これは0,98ユーロ!」「ん~、、、いいわ買いましょう」とこの一家は1ユーロ以下の食品だけを選んでいるようでした。で、長男は会計係で「今、合計で10,5ユーロだよママン」といちいち報告。
 ああ、どこの家庭もやりくり大変なんだろうな、と思いましたね。
 さらに、レジに行くと、娘のクラスメイトで親友ジュリーのママンとばったり。ジュリー一家はりっぱな一軒家に住んでいますが、レジに並べた食品を見るとぜ~んぶ期限切れ間近の30%引きのものばかりでした。でも、ジュリーのママンは当然よってノリでいつもどおりに明るくおしゃべり。ちなみにそのとき私はスパゲディ500gで0,39ユーロ、大玉の卵10個で1,09ユーロ、じゃがいも2,5kgで1,9ユーロ、キャベツひと玉0,7ユーロを5ユーロ札を握りしめて買いにきていました。
 ユーロ危機の中、こちらではみんな、明るい節約生活をしているのです。

Fête des Meres

2012年06月03日 14時29分34秒 | Weblog
 フランスは今日、6月3日がフェット・デ・メール(母の日)。
「Bonne fête maman!」(母の日おめでとう)の言葉だけのプレゼントでした、今年も……。まっ、娘にはまだ自由に使えるお小遣いは渡してはないので、何も買えないわけですけど。
 さて、明け方の雷雨でグチャグチャの馬場。馬から落ちたらどろんこでしたが、ノーミスでレッスンを終えました。それが何よりの贈り物だったのかも。

六月の花嫁

2012年06月02日 17時47分29秒 | Weblog
 今日のイル・ド・フランス地方は快晴。
 教会では結婚式を見かけました。
 みんなスポーツを楽しんだり、芝生でピクニックをしたり、平和な土曜日を過ごしています。
 ユーロ危機の中ですが、ここパリ郊外の町の人々は、見るかぎりフツーに暮らしているよう……。