「エレベーターに閉じ込められた!」
これが日本だったらニュースになります。夏のシンドラー社のエレベーター事故以来、エレベーター故障にはみんなピリピリですもんね。
が、ここフランスでは電気系統のトラブルがすっごく多いので、エレベーターに閉じ込められるのもめずらしくない。なんと我が家の場合、今日で3回目!!! 1回目は去年の8月に私と犬、2回目が去年の9月に私と娘、で、本日の夕方についに旦那が閉じ込められました。0階(日本の1階)から上昇をはじめたエレベーターは3階と4階の間でいきなり止まっちゃったんですって。携帯から電話があり「お~い! ポンピエ呼んでくれ~!」と旦那が叫んでました。
さて、エレベーター故障が頻発するフランスでは非常ベルなんか鳴らしても管理会社はすぐには助けに来てくれません。それほど重大に考えてないというか、怪我をするような重大な事故はほとんどなく、ただただ密閉された箱のなかに閉じ込められちゃうだけ状態なので、だ~れも慌ててくれないんですよ。
そこで登場するのが市民のありとあらゆる安全を守ってくれるポンピエ(消防士)です。アパルトマンの管理人が、18番通報。すると15分ほどで小型の赤い消防車に乗った2名のポンピエが到着。彼らもぜんぜん焦ってなくてニコニコやって来ました。で、エレベーターをこじ開ける工具一式を持って、「はいはい来ましたよ。すぐに出れますよ」と慣れた感じで救助活動に取りかかりました。1名が地下1階にあるエレベーターのコントロールパネルへ、もう1名はエレベーターの扉の前でスタンバイ。そして無線でやりとりしながら、電源を切り、たぶん手動操作かなんかで、まずは箱を地上階まで下ろしました。で、扉を開けて、ウチの旦那は無事に救出(大袈裟か)されました。ほっ!
ところで、フランスでは「イケメンを探すなら消防署へ行け」と皆言います。ポンピエたちって、ほんとうにメチャかっこいいんです。今日のふたりも映画の『スピード』のキアヌ・リーブスみたいだったもの、あれはポンピエじゃなくてポリスだったけど……。でも雰囲気はああいう精悍な感じです。鍛えられた身体と機敏な動きがそう見えるのかもしれないけど、う~んやっぱ顔もいい!
日本女性がジャニーズのタレントたちや、今だったら韓流スターに「キャー!」ってなるように、フランス女性は若きポンピエたちに「キャー!」ってなるんです。今日だって、1階に住むオバアちゃんがポンピエを目の前で見ることができたんで、すっごく嬉しそうだったもん。……実は、私も本音を言うとちょっとドキドキだったかも。エレベーターに閉じ込められてるのが自分の旦那だから、事情を説明しなきゃなんないし、調書も取られたし。おかげで(?)ポンピエに大接近!
写真は今年の「ポンピエのカレンダー」です。毎年12月になるとポンピエたちがカレンダーを持って各家庭を訪問します。値段は受け取る側が勝手に決めます。つまりこれは「いつもご苦労様」のチップなんです。5ユーロでも、10ユーロでも、20ユーロでもいくらでもいい。でも、特に美しいポンピエが来るので、マダムたちはつい財布の紐をゆるめちゃうみたい。
ちなみに、本日の救出に対する費用は請求されません。いつも無料です。だから、カレンダーぐらい毎年買ってあげないとね。
これが日本だったらニュースになります。夏のシンドラー社のエレベーター事故以来、エレベーター故障にはみんなピリピリですもんね。
が、ここフランスでは電気系統のトラブルがすっごく多いので、エレベーターに閉じ込められるのもめずらしくない。なんと我が家の場合、今日で3回目!!! 1回目は去年の8月に私と犬、2回目が去年の9月に私と娘、で、本日の夕方についに旦那が閉じ込められました。0階(日本の1階)から上昇をはじめたエレベーターは3階と4階の間でいきなり止まっちゃったんですって。携帯から電話があり「お~い! ポンピエ呼んでくれ~!」と旦那が叫んでました。
さて、エレベーター故障が頻発するフランスでは非常ベルなんか鳴らしても管理会社はすぐには助けに来てくれません。それほど重大に考えてないというか、怪我をするような重大な事故はほとんどなく、ただただ密閉された箱のなかに閉じ込められちゃうだけ状態なので、だ~れも慌ててくれないんですよ。
そこで登場するのが市民のありとあらゆる安全を守ってくれるポンピエ(消防士)です。アパルトマンの管理人が、18番通報。すると15分ほどで小型の赤い消防車に乗った2名のポンピエが到着。彼らもぜんぜん焦ってなくてニコニコやって来ました。で、エレベーターをこじ開ける工具一式を持って、「はいはい来ましたよ。すぐに出れますよ」と慣れた感じで救助活動に取りかかりました。1名が地下1階にあるエレベーターのコントロールパネルへ、もう1名はエレベーターの扉の前でスタンバイ。そして無線でやりとりしながら、電源を切り、たぶん手動操作かなんかで、まずは箱を地上階まで下ろしました。で、扉を開けて、ウチの旦那は無事に救出(大袈裟か)されました。ほっ!
ところで、フランスでは「イケメンを探すなら消防署へ行け」と皆言います。ポンピエたちって、ほんとうにメチャかっこいいんです。今日のふたりも映画の『スピード』のキアヌ・リーブスみたいだったもの、あれはポンピエじゃなくてポリスだったけど……。でも雰囲気はああいう精悍な感じです。鍛えられた身体と機敏な動きがそう見えるのかもしれないけど、う~んやっぱ顔もいい!
日本女性がジャニーズのタレントたちや、今だったら韓流スターに「キャー!」ってなるように、フランス女性は若きポンピエたちに「キャー!」ってなるんです。今日だって、1階に住むオバアちゃんがポンピエを目の前で見ることができたんで、すっごく嬉しそうだったもん。……実は、私も本音を言うとちょっとドキドキだったかも。エレベーターに閉じ込められてるのが自分の旦那だから、事情を説明しなきゃなんないし、調書も取られたし。おかげで(?)ポンピエに大接近!
写真は今年の「ポンピエのカレンダー」です。毎年12月になるとポンピエたちがカレンダーを持って各家庭を訪問します。値段は受け取る側が勝手に決めます。つまりこれは「いつもご苦労様」のチップなんです。5ユーロでも、10ユーロでも、20ユーロでもいくらでもいい。でも、特に美しいポンピエが来るので、マダムたちはつい財布の紐をゆるめちゃうみたい。
ちなみに、本日の救出に対する費用は請求されません。いつも無料です。だから、カレンダーぐらい毎年買ってあげないとね。