巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

ラグビー犬へまっしぐら!

2006年12月30日 07時01分08秒 | Weblog
「散歩だよ~!」と声を掛けると、この頃、玄関に置いてあるラグビーボール(子供向きでやや小さめサイズ)をくわえ、しっぽを大きく振ってやる気満々。ちょっと前までは投げたり、蹴ったりするボールを追っかけて押さえ込むことしか出来ませんでしたが、ついに「パス」をマスターしました。
 だいたい、こういう技を仕込むのは娘(ただ今、クリスマス休暇中)。何度も何度も繰り返して教えるうちに、口先でボールをはじき、かなり正確に娘の胸元に返せるようになりました。今日なんか、散歩中のムッシュやマダムが「オ、オ~ッ!」と珍しがってこの様子を見学。……でも、誰かに見られてると、いいとこ見せようとして「力」が入っちゃって失敗するのよね、人間の娘も犬も。

ハムちゃん、ちょっと太る!

2006年12月29日 06時39分04秒 | Weblog
 わが家にやって来て4ヶ月のロボロフスキー・ハムスターのブランディ。身体がひとまわり大きくなりました。エサもおやつもよく食べるから丸々してる。……といってもウチの犬(ラブラドール)のパットより小さいですけど。
 さて、よくお客さんに「この子、何歳?」って訊かれますが、正直なところわかりません。だってペットショップにどのくらいの期間いたのか、店員に訊ねてみたけど「わかんな~い」って言われたし。ハムスターの寿命が2~3年だとすると、ホントは購入時に何ヶ月経過してるのかは、重要なんだよね。まぁ、信頼のおける店で、なるべく赤ちゃんに近いと思われるのを、勘を頼りに選びましたけど。観光客と冷やかし客が大半のセーヌ川沿いのペットショップのハムスターなんて、すでにおじいちゃんやおばあちゃんになっちゃってるのもいそうだなぁ、と見てて常々思ってます。コワイ!

真冬のパリ散歩

2006年12月27日 05時45分34秒 | Weblog
 つい一週間前までは、暖冬でぬる~い感じのパリでしたが、クリスマスを過ぎたら急に寒くなりました。朝は氷点下、午後も2~3℃にしか上がりません。でも、こういうキーンと冷たい空気のパリって、私けっこう好きなんです。
 さて、フランス人ってのは、散歩好きがとっても多いって知ってますか? 家族と、友達と、恋人とみんな年がら年中、パリの街や公園や森を歩きまくってます。日本人みたいにどこで何をするか目的がないとダメなんてことはないんです。ただ、季節の香りや自然の息吹を肌で感じながらブラブラと歩く。それが、気持ちいいし楽しいんですね。今日みたいにマイナスの気温でもパリッ子たちは分厚いコートを着て、マフラー巻いてゆっくり散歩してました。
*写真はセーヌ川にかかる橋、ポン・デ・ザール。向こう側に見えるのはフランス学士院です。

メリークリスマスのキッス!

2006年12月25日 05時18分42秒 | Weblog
「ジュワイヨ ノエル!(Joyeux Noel=メリークリスマス)」
 わが家の24日は乗馬クラブからはじまりました。フランスの乗馬クラブはワンちゃん立ち入り禁止が多いんですが、娘の通うクラブはオーナー夫妻も、先生たちもみ~んな飼い犬を連れてきて、ノーリードで施設内を自由にウロウロさせてます。だから生徒たちも犬連れでやってきます。
 そんな環境ですから、ポニーも馬も犬たちには、すっかりなれちゃってます。
ウチのジュエルも最初はコーフンして大変でしたが、今ではお馬さんと友達になりたくてしかたない様子。(ノーリードはまだちょっとこわいので、しっかりつかまえてます)
 で、今日はマングという名のポニーのほっぺに、ビズウ(Bisou=キッス)。な~んか、微笑ましくて、のどかで、いい光景だと思いません?
 ところで、日本ではディープインパクトが引退レースに勝利したんですってね。よかった、よかった。凱旋門賞ではホントーにかわいそうでしたもん。私的には、やっぱりフランス側にしてやられちゃったんだと今でも思ってます。勝たせてもらえなかった上に、ペナルティという汚点までつけられちゃって……。日本人としては悔しくてなりませんでした。
 それにしても、ウチの話題は馬が多い。このクリスマス・ヴァカンスも娘は乗馬のスタージュ(Stage=実習)で、スケジュールいっぱいなんだもの。

買い物客で大にぎわいのパリから

2006年12月24日 05時33分14秒 | Weblog
 パリの街は、今日(23日)買い物客でごった返してました。フランス人が一年でいちばんお金を使うときで、皆クリスマスの贈り物をヒッシで探して買い求めてました。オペラ座裏にあるデパート『ギャルリー ラファイエット』なんか真冬なのに、クーラー入ってましたもん。それだけ人々の熱気がすごいってこと。
 わが娘は、私の大先輩のKさんに携帯型のゲーム機「NINTENDO DS Lite」を
クリスマスプレゼントに買ってもらい大コーフン! これはすっごくラッキーだったんです。日本では簡単に買えるみたいですが、フランスではあちこちで売り切れで入手が困難って話でした。ソフトは馬好きの娘らしく「乗馬ゲーム」をセレクトしました。
 そして明日のイヴ、私たちは本物の馬たちと共に乗馬クラブで過ごす予定です。馬糞と革の香りに包まれたイヴかぁ……、やれやれ。

ハムスターとかじり棒

2006年12月23日 04時23分30秒 | Weblog
 わが家のロボロフスキー・ハムスターは今日も元気です。パリはやっと気温が例年並みに戻り、朝はグンと冷え込んでますが、それでもブランディはチョコマカ動き回ってます。
 さて、ケージの天井の金網にぶら下がって、アクロバットを楽しんでるだけかと思ったら、一晩中、ガジガジかじってるんすよね金網を。で、そんなに歯がかゆいのかしらん……、と思って、写真のような丸太小屋型のかじり棒を入れてみました。そしたらさっそく小屋に乗っかってガジガジ! んで、さっき調べてみたら、ハムスターの歯ってのは一生のび続けるから、常に何かをかじってる習性があるんですって。
 ところで、ブランディは娘にだけはますますなついて、体を触らせ放題。でも私がちょっとでも顔を近づけると、ススッと逃げちゃう。てなわけで、今日の写真も娘がシャッターを押しました。

クリスマスの里親探しイベント

2006年12月22日 06時00分21秒 | Weblog
もうすぐクリスマス。で、フランスではこの時期に家族への贈り物として子犬を購入する人がとっても多いんです。こちらの場合、ペットショップで子犬選ぶをする人は少なくて、9割以上の人は、プロのブリーダーから直接購入するんですけどね。ほら、そうすると親犬から選べますもん安心です。
 で、それとは別に、毎年この時期になるとパリの見本市会場で、動物愛護団体による「クリスマス里親探し」イベントが大々的に開催されます。日本とは比べものにならないくらいペットが多いフランス。でもって、この国にも非情な飼い主ってのはいて捨てるんです大事な家族を、実にあっさりと……。
 そこで、動物愛護団体は「クリスマスには子犬や子猫を買わないで、この子たちの里親になってください」と声を大にして叫び、会場にたくさんの犬猫を集めます。幸い、フランスの犬猫は野良でない限りは、タトゥーかマイクロチップで犬猫の生年月日も名前もわかります。つまり元の飼い主だって容易に割り出せるから団体から連絡はいくのですが、捨てるくらいだから引き取りは放棄するんです。で、通常は1週間、愛護団体で保護されたのち、犬猫には悲しい運命が待っています。だから捨てたんじゃなくて、脱走しただけだったとしたら1週間以内になんとしても探し出さないといけないわけです。もちろん、田舎の広々とした施設のある団体では処分をせず、里親が見つかるまでずっとずっと保護し続けるってところもあることはありますが、それは少ないのが現状。
 さて、この里親探しイベントで犬猫をもらってくるフランス人はわりと多いんです。子犬をしつける体力のなくなったお年寄りが、おとなしくて利口な犬を引き取るケースはよくみられます。
 まぁ、それでも残っちゃう犬はいっぱいいるわけで、会場には悲痛な叫びがいつまでもいつまでも響いてる。で、もう大型犬なんかひっしのまなざしを見ると、じんわりきてしまいます。以前、犬を心から愛してる友人と一度、このイベントに行ったとき彼女は涙ながらに「もしも私がお城に住んでいたら、あなたたちみんなを連れて帰りたいわ。ごめんね、ごめんね……狭いアパルトマンでは無理だわ、ほんとにごめんね」と呟いてました。で、「ああだめ、もうこのイベントには二度と来れないわ」と。
 みなさ~ん! もしもクリスマスに子犬、子猫を迎えたら、ぜったいにぜったいに捨てないでね!!!

気分はプリンセス!

2006年12月20日 05時29分43秒 | Weblog
「よーし、ジュエル! デギズモン(Deguisement=仮装、変装)するよ」と、娘に言われると、トコトコ子供部屋について行くウチのラブラドール。遊んでもらえれば、なんだって嬉しいみたい。で、10分後、でき上がったのがこのスタイル。
 写真を撮る時もじーっとしてました。っていうか、実は強引に着せられたドレスがきつくて身動きできないのよん……。

パリに路面電車がお目見え!

2006年12月18日 05時38分24秒 | Weblog
 16日の土曜日からパリに路面電車、トラムウェイがお目見えしました! まだ、パリの南側13区、14区、15区にまたがる8キロ(17駅)が開通しただけ。で、今後、このトラムウェイはエスカルゴ型のパリ市の外側をグルリと一周するようになります。完成はまだまだ先の先みたいですが。
 さて、初日の土曜日は乗車無料ってことで、多くのパリ市民、観光客がトラムウェイ体験をしてました。日本人観光客はあんまりいませんでした。なぜかっていうと観光地域でもショッピングゾーンでもないから、用事でもない限り行かない地域だもの。
 さて、今日、日曜日からはトラムウェイに乗るのにはPATPのメトロ、バス、そしてトラム共通のチケット(パリ市内は一律で1・4ユーロ)が必要でした。が、トラムウェイもバスといっしょで、切符は乗降口にある自動検札機に乗客が自主的に通すのがパリ・スタイル。だから無賃乗車ってすっごく多いんですよ。もっとも抜き打ちのコントロールがあって、そこで見つかっちゃうと30ユーロの罰金を取られるんだけど。
 それでも、開通したばかりでメチャ混みのトラムウェイ、しかも日曜日となればRATPの職員によるコントロールなんてあるわけないのは、み~んな知ってるから大半の人々が今日も無料と勝手に決めつけて乗ってましたね。
 さて、このトラムウェイの走ってる道路は工事中はいつも大渋滞でした。工事に入る前ももともと混む道路だったし。さて、トラムウェイの出現で移動はスイスイとスムーズになるかしら? でも運転が荒いフランス人のこと交差点ではトラムの線路にへ~きでまたがって止まる車なんかも出てくるだろうなぁ……。

フランスのイケ面は消防署にいる!

2006年12月16日 05時51分51秒 | Weblog
フランスでは毎年この時期になると、あちこちからカレンダー売りがやってきます。で、それは、いわゆるフツーにカレンダー屋さんじゃないのよね。ポリスだったり、市の清掃業者だったり、消防署だったり、そういう公的機関の職員がカレンダーを持って各家庭を回るんです。で、人々は「今年もお世話になりました。来年もよろしく」って感じでカレンダーを受け取り、その料金のかわりにチップを渡すんです。
 さて、それらの機関の中で、カレンダーの売り上げがダントツのナンバー1はどこかっていうと、それは消防署! なぜかって? それはポンピエ(消防士)にはイケ面が多くてカッコイイんだもん! 日本のオバさんは韓流スターにキャ~!となりますが、フランスのマダムはポンピエに胸をときめかせるんです。
 フランスではハンサムな俳優というのは、あまり人気がないんです。「どうして?」とフランス人の友達に訊いたら「顔が整いすぎてると演技が光らない」と言っていた。で、ついでに「じゃ、フランスのイケ面はどこに行けば会えるの?」と訊いてみたら即答で「消防署!」と叫んでいた。
 それはホントーで、ポンピエたちはみな精悍でアクションスターみたいにカッコイイのです。同じ制服でもポリスたちは、それほどかっこよくみえないのは不思議。っていうかあらゆる災害救助の最前線にいるポンピエたちは日頃からプロのスポーツ選手並にガンガンに身体を鍛えてるから、引き締まってるし、姿勢がいい。それに行動がキビキビしてるから、ますます素敵に見えるんだと思う。
 でもってカレンダーを持ってくるのは、決まって若くてハンサムなポンピエです。きっとそのほうがチップがたくさん集まるという消防署の作戦なんだろな。我が家にも今日の夕方、長身の青い目のポンピエがやってきました! で、チップは5ユーロでいいかなぁと思ってたのに、あいにく10ユーロ札しかなかった。で、おつりをくれる? と言おうと思ってたら、先に青い目でじっと見つめられて「メルシー、マダム! どうかよいクリスマスを」なんてささやかれちゃったので、おつり……なんて言えなかった。やられたなぁ……。