巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

ベッカム VS ヨン様

2008年03月24日 04時28分21秒 | Weblog
 パリにモードの勉強に来てもうじき2ヵ月になる日本女性Tさん(19歳)。ホームステイ先のフランス人ファミリーにもやっと馴染み、パリ暮らしにもようやく慣れてきましたが、なにせまだティーンですからストレスも不安もいっぱい。で、「馬と犬を撫でると癒されるよ」と声を掛けたら、動物好きのTさん大喜びで我が家に遊びに来ました。
 お客様大好きのジュエルはしっぽを大きく振って大歓迎。娘は乗馬クラブに日本のおネエさんと一緒に行けるとこれまた大喜び。ついでに私は若い子の考えてることや流行モノを根掘り葉掘り聞き出せるので興味津々……。まっ、み~んなにとって楽しくて、いい日曜日となったのです。
 さて、乗馬クラブでの娘とTさんの会話はおかしかった!
「ほら見て、ヨン様みたいでしょ? ステキでしょ?」(娘)
 騎乗するクラブ一のイケメン馬のイディルを厩舎から連れ出した娘が叫びました。
「…………?」(Tさん)
「えっ? ヨン様知らないの?」(娘)
「ううん、ペ・ヨンジュンは知ってるけど……」(Tさん)
「このお馬、かっこいいでしょ? だからヨン様みたいってことよ」(娘)
「かっこいいって言ったら、断然ベッカムよ。すご~く素敵なんだから。ベッカム大好き!」(Tさん)
 う~む、ベッカムVSヨン様!
 実はウチのおトーさんはスポーツカメラマンなので、パソコン画面にはベッカムの写真もよく出てきますし、娘ものぞき込んだりしてますが、まったく関心なし。
 さて、Tさんに訊くと、数年前の韓流ブームのときにドラマにハマッてたのは彼女のお母様たちだそう。当時、高校生だったTさんとまわりのティーンたちにとって韓流スターたちは「べつに~」って感じだったんだとか。だからパリで暮らしてる11歳の日本の女の子の口からヨン様の名が出たことに、彼女はすっごく驚いていた。
 日本に居ると美形の金髪の欧米人に憧れ、逆に外国で暮らしていると黒髪のアジア人を素敵に感じる。きっと、そういうことなんだなぁ、と思いましたね。
 ところで、うちの娘、正確に言うとヨン様ファンではなく、フランク(シン・ドンヒョク)ファンなのです。冬ソナのチュンサンの茶髪は好きじゃないと言って、せっかく知人が貸してくれたビデオをほとんど観ないで返却。その代わり「ホテリアーをもう一度」と頼んでいた。
「ねぇ、どうしてフランク役がいいわけ?」と私が訊いたら、娘はこうきっぱり!
「だってねぇ、フランクはかっこいいし、それにすご~いリッシュ(リッチ)だから、お馬さん買ってくれそう」だって。
 結局、そこに来るか! ちなみに娘の夢は、素敵な男性に”黒い馬”を買ってもらうことなんですって。白馬に乗った王子ではなく、黒い馬に乗った王子が憧れ。しかも王子より馬のほうがより重要みたい。で、すでにその馬の名前も決めてあって”サフィール”と名付けるんだとか。願えば叶う……、といいけどね。

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