巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

お馬をおんぶ……

2008年10月30日 22時08分33秒 | Weblog
 先週末から学校は2週間のハロウィン・バカンスに突入しています。で、家で暇を持て余している娘は、相棒のジュエルにいろんないたずらを仕掛けて、ケタケタ笑ってばかり。今日はぬいぐるみの馬をおんぶさせられていた!
 さ~あ、明日はハロウィン。いったいどんな仮装をさせられるのでしょうか?

ドーヴィルの海岸を駆ける権利を得た笑顔

2008年10月27日 06時46分59秒 | Weblog
 ドーヴィルの海岸の波打ち際、水しぶきを上げながら疾走する馬と騎手、その姿はそりゃもうカッコイイ。幼児の頃からそれを「うわ~っ」と歓声を上げながら見ていた娘。で、いつか私も……、とず~っと思い続けてきたようです。
 今日、乗馬クラブではフランス乗馬連盟の規定に基づいた資格試験が行われました。ギャロップ(Galop)1~9までのレベルがあり、数が大きいほど上級になります。娘が受けたのはギャロップ2で、まだまだ下の方ですが、これをクリアすれば乗馬の基本はOKの証。クラブ主催のドーヴィル合宿などの参加資格がギャロップ2以上なので、受かれば憧れの海岸を駆けることができるのです。
 私は送り迎えをしただけだったので、娘にどんな試験だったのか訊くと、ペーパーテスト(馬、馬具、馬の交通標識に関する問題)と実技があったそう。
 すっご~く緊張したようですが、夕方、先生の「合格!」の声を聞いて思わずガッツポーズが出たみたい。落ちちゃった子はやっぱり泣いていたらしいけど、乗馬は技量がないままにやると危険なスポーツだから、温情判決はいっさいなしなんですって。
 ドーヴィルの海岸を馬で駆け抜ける権利を得た娘、たった今(フランス時間では22時45分)も興奮してなかなか寝付けない様子。

フランス版の藁人形……

2008年10月25日 20時46分26秒 | Weblog
 ただ今、フランスの書店に呪いの人形が並び話題になっています。フランスの出版社K&Bがブードゥー教を学ぶ教材(?)として発売したのがコレ! サルコジ大統領をかなり皮肉った経歴本と、藁じゃないけど布製の人形、そしてマチ針が12本セットになり、お値段は12,95ユーロ(今日の円高レートで約1500円)。
 人形のサルコジ・ボディには暴徒化する移民たちに向けた「社会のクズ」など、議論となった発言が書かれていて、読者はムカつく言葉の上からマチ針を差していく……というもの。
 当然、サルコジ大統領は大憤慨。販売中止を要求し、訴訟も考えているよう。  まっ、でも出版社側はそんなことははじめっからわかってやってることで、店頭に並んだ日からニュースで取り上げられ宣伝してもらってるようなもんだし、短期間にたくさん売れちゃえばラッキー! と思っているに違いありません。
 ちなみに、赤いパッケージのセゴネル・ロワイヤル女史(社会党)バージョンも書店では一緒に並んでいます。

マフラー泥棒

2008年10月25日 02時05分45秒 | Weblog
 玄関のドアを開けたとたんにジュエルが飛びついて来る季節になりました。暖かい季節はしっぽをパタパタさせてまとわりついてくるだけですが、寒くなるとドシーン! もっとも飛びつくのは家族だけで、お客様にはしません。体重35キロのラブラドールに飛びつかれたら慣れない人は転んでしまいますからね。
 さて、ジュエルの目的はマフラーを奪い取ること。首からマフラーをすばやく抜き取ると、写真のようにしばし抱え込み。こうやって自分の匂いをた~っぷりつけちゃうので、ジュエルを連れてなくても街を歩いていると、私たちのもとにはたくさんの犬たちが寄ってきてしまうのです。

パリとニューヨークの”宝石”たち

2008年10月21日 04時51分40秒 | Weblog
 ウチのラブラドールの名前は”ジュエル”(JEWEL=宝石)。「ここはフランスなのにどーして英語の名前にしたの? フランス語の”ビジュー”(BIJOU=宝石)にすればよかったのに」と多くの犬友達に言われ続けてきています。フランス人たちって母国語への愛着がすごいので、”宝石”は断じて”ビジュー”なんですって。
 なのにあえて”ジュエル”と名付けた理由はずいぶん前にこのブログでも書きましたが、チュイルリー公園の子馬乗り場にとてもキレイな黒いポニーがいて、その馬の名がビジューだったのです。で、娘が大好きな馬と同じ名をつけたくなくて『101匹ワンちゃん』に登場する子犬たちの名の中から”ジュエル”を選んだってわけ。
 さて、今日はニューヨークからとってもかわいい写真が届きました。友人のTさんちの家族の一員となったばかりの子猫ちゃん、女の子でまだ10週だそうです。「かわいい~!」とパソコン画面に向かって叫びましたね。で、この子猫ちゃん、”ビジュー”と名付けられたそうです!
 ペットは犬でも猫でも子供たちにとっては大事な大事な宝物ですもん。それにふさわしい名を与えてあげるのがやっぱり正解です。
 ところで……、「ここはアメリカなのにどーしてフランス語の名前なの? どうして”ジュエル”にしなかったの?」Tさんたち、これからアメリカの猫友達たちにそう聞かれるのかな? それともアメリカ人たちはフランス人ほど理屈っぽくなさそうだから、そんなこと言ってこないのかな?

エルメスの馬具が似合う騎手になりたい

2008年10月20日 05時24分25秒 | Weblog
 いきなり親ばかですが、いつも娘のブログ『乗馬日記』を読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。
 が、日曜日更新の日本語バージョンと週半ばのフランス語バージョンの文章量の違いが極端だなぁ……、と思われているのでは? でもそれが事実で、娘の日本語力がその程度なのでしかたがないのです。写真に頼って、文はキャプション程度。しかも今は本人が口頭で言ったことを私が文字入力しているのです。しばらく前は「自分で日本語やってみる」と挑戦したのですが、まず「てにをは」がうまく使えない。で、これは母親の私がふか~く反省したことなのですが、漢字変換で「先生」が「生鮮」になっていたので、思わずプッと吹き出してしまったんです。そしたら娘の目に涙。「私は一生懸命やったのに!」と。そうです。私の大失敗! 母としてデリカシーなさすぎ……。
 一方、フランス語のほうはブログというカタチにはなってますが、こちらは作文の勉強なのです。下書きノートに書いた乗馬日記を月曜の朝にクラス担任のジャンピエール先生に提出。翌日か翌々日に添削されたノートが戻ってからフランス語バージョンは更新しているのです。
 ジャンピエール先生は「無難な文章を書こうとしないで、いろんな文法、表現にチャレンジしなさい。そして、たくさん間違いなさい。先生はその間違いを正すためにいるんですから」と言ってくださってるおかげで、娘の書く意欲もすごいのです。(ますます日本語担当の母は反省……)
 さて、今日の乗馬日記も日本語は数行で終わってしまいましたが、フランス語のほうはノートにびっしり! 何が書いてあったかというと……、
 エルメスの馬具を使えるようなすごい騎手になりたい! そのためにはたくさんレッスンをして上達して、コンペティションに出場してたくさんの賞金をもらわなければならない。そうしたらエルメスの馬具を買うことができる。あるいはコンペティションによっては優勝者にオーガナイザーからエルメスの馬具が贈られるから、それをもらえるレベルまでがんばりたい……、などなどに加え、今日のレッスンのメニューや乗った馬の感想なんかが続いていました。
 実は昨日、娘とウィンドーショッピングを楽しみました。で、フォーブル・サントノーレ通りの『エルメス』に入り、馬具コーナーを見てきたのです。手作りの鞍は触っただけで違いがわかるし、すばらしいのひと言。でも値段もスゴイ! 娘も「わお~」と叫んでました。それで、こういう馬具が使えるような馬の乗り手になりたい! と強く思ったようなのです。
*親ばかついでに、左下のブックマークの中の、フランスの乗馬クラブから……、をのぞいてやってください。

トロカデロにパンダ1600頭!!!

2008年10月19日 20時17分15秒 | Weblog
 昨日(18日)パリ16区のトロカデロに1600頭ものパンダが現れました! かわいい~! ……もちろん本物じゃありませんけどね。
 これはWWF(世界自然保護基金)が、自然保護の大切さを人々にアピールするために繰り広げたデモンストレーション。シャイヨー宮やエッフェル塔を背景にしたパンダ大行進、すっごく絵になる!

フランスのイケメンの悲劇……

2008年10月14日 18時41分05秒 | Weblog
 「Destin」は運命、宿命。「tragique」は悲劇。
 昨日、フランスのイケメン俳優のギョーム・ドパルデューが急性肺炎で亡くなりました。父親は、あのジェラール・ドパルデューです。
 日本でも名優という方々が亡くなってますが、訃報って続くんですよね……。
「え~っ! ダミアン死んじゃったの~? デジャ!」とは、夕べのニュースを見て叫んだ娘のセリフ。デジャとは「deja」(もはや、もう、の意味)。ダミアンはギョームの最期の作品となった『ヴェルサイユ』(Versailles)での役名。
 かっこよかったのにな~。すっごく惜しい。だって、まだ37才……若すぎる死です。

ジュエルとルビー

2008年10月13日 04時55分16秒 | Weblog
 わが家のペットたち、名前だけゴージャスなんです。犬は宝物で、ハムスターは宝石のルビーですから。
 さて、写真のようにラブラドールのジュエルは、ロボロフスキー・ハムスターのケージに「遊ぼうよ~」としょっちゅう頭を突っ込んでます。ツーショットが撮れないものかと、さっき粘ってみたのですが、ルビーは小さすぎてすばしっこいのと、ジュエルはデジカメをかまえると、カメラ目線でこっちを向いてしまうのでなかなか難しい……。まっ、そのうち一緒の画面に入ったら、また、お見せしますね。

グラン・パレでピカソ展

2008年10月09日 20時39分17秒 | Weblog
 昨日(10月8日)からパリのグラン・パレで『ピカソと巨匠たち』(Picasso et les Maitres)と題した展覧会がはじまりました。なんと210点ものピカソの作品が一挙に集められているってことだけでもスゴイのですが、この展覧会それだけじゃあありません。
 ピカソが影響を受けたと思われる絵画の巨匠たちの絵とピカソ作品を比較し、徹底分析をしているのです。
 写真はフリーペーパー『metro』に載っていた記事ですが、左2点はピカソとグレコ、右2点はピカソとゴヤ。う~む、たしかに構図がそっくり。
 こんな風に、レンブラント、アングル、ドラクロワ、ゴッホ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン……などなど巨匠たちがピカソに与えた影響が明らかになるという美術ファンならずとも興味津々の展覧会なのです。
 来年の2月2日まで開催されているので、ヴァカンスになったら娘を連れて観賞してこようと思っています。
 つい最近まではせっかく芸術の都・パリで暮らしているのに「美術館はつまんな~い」と言っていた娘ですが、この夏のオランダ旅行でフェルメールとゴッホの絵をたくさん観たのと、その前にアトリエ・フジタを訪ねたりして、ほんのすこ~しアートへの関心が芽生えてきたような……。まっ、今回のピカソ展も娘はグラチュイ(入場無料)なので「つまんない」なんて言わせず、引っ張って行こうと思ってます。
 そうそう写真の下の2枚のポストカードは娘が気に入ってるピカソによるひと筆描きの”馬”。ピカソの絵が好きというより、馬だから……だろうけど。