巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

乗馬仲間たち

2011年01月25日 13時29分20秒 | Weblog
「馬のいない人生なんて考えられない」という馬好きの友達たちです。
 乗馬クラブに漂うパフューム・ドュ・シュヴァル(馬の香水)は、どんな香りより癒されるという面々。毎週、レッスンが終わったあとも厩舎の干し草の上に座り込んで(洋服に馬糞がついても彼らは平気!)えんえんとおしゃべりしているようです。

*日本で今日発売になっている月刊『乗馬ライフ』3月号に、写真の友達たちのレポートが載っていますので、皆さん、ぜひ見て下さいね。

今日のジュエル

2011年01月25日 13時16分11秒 | Weblog
「もう失敗してないし、ワタシは元気に散歩してるよ」(ジュエル)
 そう、ひとつ前の記事で”おもらし”のことを書きましたが、獣医の説明の追加です。ジュエルはまだ高齢犬まではいってないので、睡眠中の尿もれは「本来あるべき発情期の期間だけ」に起るんだそう。ジュエルは生後6ヶ月のとき、最初の発情期が来る前に卵巣摘出をしてるので発情期は知らずに育ってきました。でも、動物の本能の何かが体調の変化を起こすようです。
 というわけで、2~3週間の”おもらし期間”を脱出! おかあさんは洗濯が減るので助かった!

ジュエルは今、7歳と10ヶ月

2011年01月23日 16時03分16秒 | Weblog
 メタボを解消し、足腰も軽くなって、元気いっぱいボール遊びをするジュエル。
 でも、もうそんな年になっちゃったんだ……、と思うことが。それは睡眠中の無意識の”おもらし”。
 動物病院の先生に相談したら「子犬時代に避妊手術を受けているメスのラブラドールは7歳をすぎると寝てる間の尿洩れは普通だから、健康的には問題ないし心配いりませんよ」と
言ってくれました。で、「もし、飼い主のあなたが大変ならば、この薬を飲ませてください」と処方箋をくれたのです。が、薬はまだ買っていません。だって、先生に確認したら、排泄をコントロールするその薬は犬の為ではなく、あくまで人間が楽をするためのものだからです。
 実はたった今さっきもソファカバーの洗濯をしていました。昼寝中に”地図を描いて”くれちゃったのです。夜は娘のベットでいっしょに眠るので近頃は寝具の洗濯も頻繁。
 だけど、ラブラドールは利発な犬なので、自分のミスを許せないらしく、干してあるシーツをうらめしそうに見てる姿はかわいそうになってしまいます。
 一日4回だった散歩を6回にふやし、なるべく失敗をさせないようにがんばってる日々です。
 ジュエル、な~んでもしてあげるから、ゆっくりゆっくり年を取ってね、と願う今日この頃……。

サイエンス電卓

2011年01月19日 13時51分37秒 | Weblog
 ジュエルが持ってる(持たされている)のは”サイエンス電卓”。
 日本の中学校の学習方法を知らないので「今の時代、あたりまえだよオバサン!」と言われてしまうかもしれませんが、こちらフランスの中学ではこの電卓を駆使して、数学と物理化学の授業が行なわれています。
 ボタンが多すぎて、私にはま~るでわからない、使えない。なんたって私は”そろばん世代”ですから……。

馬の性格について

2011年01月16日 15時23分24秒 | Weblog
 馬はもともと臆病な動物なんだそう。だから、怖い思いをさせたり、驚かせたりするとヒヒ~ンと前脚を蹴り上げたり、体をふるわせたり、急に後退したりして乗り手を振り落としてしまうことがしばしば。
 写真のクウェッチはベルギー産の5歳の牝馬。特別に怖がりな性格なので、クラブに来て一年半、これまで多くの子供たちを落馬させてしまいました。娘も一度、落ちました。
 でも、美人だし、かわいいので、すごく人気がある馬でもあるのです。「クウェッチはね、うちのジュエルと性格がそっくり。甘ったれで、こわがりで。だから叱らないで、上手にできたらいっぱい撫で撫でしてほめてあげるといいんだよ」と娘。
 クラブの先生たちもうまく育てればコンペティションで活躍する馬に成長する、と考えているようです。
 今日はドレッサージュ(馬場馬術)の練習。途中で「これでいい? うまくできた?」とクウェッチが何度も
訴えてきたので首筋をヨシヨシしてあげたら、クウェッチは「ああ、よかった~」ってホッとしてたよ、だって。
 私にはしゃべらない馬の気持ちなどまるでわかりませんが、馬好きの人たちって、馬とテレパシーで話せるらしいです。

ノスタルジア

2011年01月13日 15時39分55秒 | Weblog
「あんまんが食べたい」
 先日、ふっと懐かしい日本の味を思い出したら、なにがなんでも食べたくなりました。
で、作ることにしました。日本に住んでたらコンビニに買いに走ればいいことですが、外国にいたら手作りするしかありません。
 もちろんパリの日本食料品店に行けば日本から輸入された”冷凍あんまん”を売っていますが値段が高いので、節約生活をしているわが家ではとても手が出ません。
 小麦粉を力をこめて練っていると私は肩が凝っちゃうので、最近は娘に手伝ってもらいます(写真がその図)。そしたらいつの間にか餃子の皮作りも、中華まんの生地作りも娘の方が上手になってしまいました。

 ところで、話しは飛びますがネットで日本のニュースを見ていたら<藤田嗣治画伯の乳白色はシッカロールだった?>と出てましたね。今度、藤田画伯が晩年暮らしたアトリエに行ってシッカロールがあるかどうか見て来ようと思っています。
 わが家からアトリエフジタは車なら15分ほど、歩くと森を抜けるので片道1時間半かかりますが陽気がいいときはとてもいい散歩コースなのです。
 アトリエは暮らしたままの状態で一般公開されていて、日本語のオーディオガイドを借りると
藤田画伯の声で「私も歳を取りましたので、こうして自分の声を残しておこうと思いました……」と語りかけてくるので感動します。
 前に行った時には、台所に炊飯器や和包丁や手でぐるぐる回すひき肉器などなど、フランスの食材を工夫して日本食を食べてたんだなぁ、うちと同じだと思ったり、また、居間に美空ひばりのレコードが置いてあって、画伯はフランスに帰化してもずっと日本への郷愁を持っていたんだなと感じたものです。
 アトリエには画材もずらっと並んでいたから、次はそういうところももっとじっくり観察してこようと思っています。ああ、はやく春にならないかなぁ……。
 

もっとガンバレ! ニッポン!

2011年01月09日 15時10分34秒 | Weblog
 最近のブログは写真ばっかりで文章がないね、と日本の友人に指摘されたので、今日はこのところ感じていることを書きますね。
 私たちが暮らしているのはパリ郊外。沿線にはフランスでいちばん頭のいいエリートたちが学ぶグラン・ゼコールのエコール・ポリテクニック(理工系の最高峰の学校)とか、
サイエンスの有名大学もあって、電車に乗るとたくさんの学生を見かけます。で、アジアからの留学生も大勢いるんですが聞こえてくるのは中国語か韓国語ばかり。日本語でお喋りしてる学生はほぼゼロって感じです。
 たまに「こんにちは」と声を掛けてくるのは日本語を勉強してるというヨーロッパ人たちで、積極的な彼らは日本のオバサン(私のこと)相手に電車内でにわか会話レッスンとなるわけです。
 ネットで日本のニュースを見てるとアメリカへの留学生も激減とあるからヨーロッパへの留学はさらに少なくなっているのでしょうね。日本の若者が内向き傾向にあるそうですが、パワフルな中国人や韓国人の留学生を見てると「もっとガンバレ、ニッポン!」とつい叫びたくなるのです。

 そして、今、フランスの公立中学に通う娘は第一外国語に英語、第二外国語にドイツ語を勉強してますが、先日、学校のセクレタリーが「来年度は第二外国語は中国語も選択出来るわよ」と我らがアジアだからわざわざ電話までくれました。第二外国語は必須科目で、英語、ドイツ語のほかにはスペイン語か中国語を選びます。まぁ、国の大きさを考えたら中国語が入るのは当然なのかもしれないけど、公立校のカリキュラムに加わってるのは正直、驚き。ちなみに全校生徒400人の公立中学ですが、アジアはほんの数人。その内の一人が日本人の娘で、中国人もたったの2~3人です。それでも中国語!
「日本語が選択肢に入ってないのが寂しいよね」と娘と話してる今日この頃です。

*写真は本文とはまったく関係なく、今日の馬のレッスン風景であります。