巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

エトルタへ遠足

2008年01月31日 06時51分41秒 | Weblog
 今日、学校の娘たちのクラスは遠足でした。先週から3週間の予定でトルコからの留学生が4人来ていて、その子たちにフランスを案内すること、そして地理で習ったノルマンディ地方を実際に訪ねることを目的に、クラス担任が企画したのです。
 エトルタは、印象派の画家クロード・モネが描いた高さ100メートルにも及ぶ白い断崖で有名です。遠足でこ~んなとこ行けるなんてお洒落! もっともパリからいちばん近い海はノルマンディの海岸線だから、感覚的には東京から江ノ島に行くようなもんだけど……。
「エトルタへ行ったことある人は?」出発前に先生が訊いたとき、手をあげたのはウチの娘を含め、数人だったらしい。フランス人たちってヴァカンスは長~く取るくせに、毎回同じ家族の別荘とか、田舎の実家に飽きもせずに行くだけなので、意外や意外に自分たちの国フランスの観光地を知らないのよね。
 このあと5月か6月にはクラス旅行で約1週間、ブルターニュ地方のモン・サンミッシェルとその周辺に行くんですって。いいなぁ、……私も小学生に戻りたい。

馬のコンディションと騎手について

2008年01月28日 03時49分57秒 | Weblog
 朝、乗馬クラブに着くと、みんなクラブハウスに掲げられたボードを見ます。その日に騎乗する馬が指定されているのです。
 が、同じクラスのフランス少女のアクセルが「お願い! 替えて」と娘に言ってきました。アクセルが乗るべき馬はファリンヌという牝馬だったんですが、ちょっと乗りこなすのが難しいので、彼女は嫌ったんです。気のやさしい日本人に頼むなんてずる~い! と私は思ったんですが、娘はあっさり「いいよ」と自分が乗るべきフィフィを譲ってしまいました。子供たちの間だけで勝手にチェンジしてしまったわけです。
 が、これが今日のレッスンの前半を乱す原因になってしまった。アクセルは逃げ惑うフィフィの背中に跨がることもできず右往左往。娘はすんなり騎乗したものの歩く走るのリズムがよくない。すると他10頭の馬たちも動きがばらばらに……。
 で、先生のオードレーは子供たちを叱りました。「馬のコンディションは毎日変わるんですよ。先生は一頭一頭チェックして、それでどの馬に誰を乗せるべきかよ~く考えて決めています。勝手に替えると隊列が乱れます。次回からはこういうことは決してしないように! みなさんわかりましたね」と。
 言い出しっぺのアクセルも悪いけど、うちの娘もやっぱり悪い。フランス女のアクセルはどう思ったか知らないけど、娘は深~く反省してました。
 でも、今日の一件で『ラ・グランジュ・マルタン』はさすが名門乗馬クラブなんだと思いましたね。教師陣も一流だし、馬の管理もしっかりしてるし、レッスンの質も高い。正直、騎乗する馬の選択にそこまでこだわっていたとは私も知らなかった!

敵はヒステリックな己?

2008年01月27日 05時55分28秒 | Weblog
「はじめての女性大統領は誕生するのか?」
 これって去年2007年はフランスのロワイヤルさん、今年2008年はアメリカのヒラリーさんで巷は大騒ぎ。
 で、ちょっと前、こっちのニュースで、アメリカ大統領候補のテレビ討論会の模様が流れました。少々興奮したヒラリーさん語気が強くなって、こめかみのあたりがピクピク。で、その姿がロワイヤルさんとタブって見えてたんですよね。
 去年の五月、サルコジとの決戦投票直前のテレビ討論会で、意見が対立したときロワイヤルさんたらすんごい興奮して”ただのヒステリックなおばさん”になってしまった場面がありました。
 フランス女性ってヒステリーが多くて、父兄会などに出席するとクラスに超ヒステリーな母親がひとりはいるんですよ。もうコーフンすると手がつけられなくて、立ち上がって独壇場で喋り捲り、他の父兄は呆れ返り、先生は黙らせ宥めるのにヒッシみたいな。で、ロワイヤルさんがそういう状態に陥り、ライバルのサルコジに「マダム、大統領になる人は冷静でいなくてはいけません」な~んて言われてました。
 そして、今年、ヒラリーさんも黒人のオバマ候補や司会者に宥められる場面があり、あらあら去年のフランスと同じと思ってしまったのです。
 かつての英首相のサッチャーさんは”鉄の女”って言われていたし、現在のドイツのメルケル首相も沈着冷静で女を感じさせないタイプ。国のリーダーになる人はやっぱヒステリーじゃ困りますもんね。
 さ~て、アメリカの次期大統領は誰になるんでしょうか?
 

11才衝撃の発言「ヨン様の子供生みたい!」

2008年01月26日 04時01分23秒 | Weblog
 それは、家族で夕食のテーブルを囲んでるときでした。
「ねぇ、ママ、ヨン様って何回結婚してるの?」(娘)
「アクトゥール(俳優)は映画やドラマの中で何十回も結婚してるでしょ」(母)
「でも、たしかヨン様って、ほんとは独身だよな」(父)
 さて、この言葉を受けた娘は、な、な、なんと、こう叫んだのです。
「じゃ、わたし結婚する! ヨン様の子供生みたい!」だって。
 私は吹き出しただけだけど、娘命のパパなんか椅子から転げ落ちた!
 しばらく前に『ホテリアー』(韓国版のほう)のビデオがパリの知人から回ってきて、それを観た娘は、いきなりヨン様ファンになってしまったのです。なんだかなぁ、それじゃ日本のおばさまたちみたい……、と私は思ったのですが、娘はテレビ画面の中のヨン様をうっとり見つめちゃってる。
 てな話をパリの友だちにペラペラ喋り捲っていたら「ヨン様なら『冬のソナタ』を見せてあげて」と、わざわざ韓国ドラマコレクターの方からビデオを借りてきてくれたのです。が、娘は「ヨン様はホテリアーのほうがいい!」ときっぱり。ちなみに冬ソナは髪型と眼鏡が「ハリーポッターみたいだよ」と言っている。
 う~む、これって私の分析では、どーも茶髪が好きじゃないんじゃないかな? と。お洒落でかっこいいパリジャンを毎日たくさん眺めてるはずなのに、あえてヨン様がいいのはアジア顔だからかなって気がします。でも、それにしちゃ毎週届く『女性セブン』を娘だって見てるから日本のスターたちの顔だって知ってるはずだけど、キムタクにも他のジャニーズの人々にもま~るで関心なしなのよね。
 というわけで母である私は、娘がどんなタイプが好みなのかに興味津々の今日この頃なのです。

クジラの問題

2008年01月25日 05時57分14秒 | Weblog
 今日フランスでは、というより世界中にニュースとして流れたのが、仏大手銀行ソシエテ・ジェネラルで起きた大不祥事。職員による不正取引で史上最大の50億ユーロ近い損失が発生したというもの。こちらのテレビニュースはほぼこれ一色でしたね、当然ですけど。
 ところで、夕べ、ついてはいてもニュースなんかあんまり観ない娘がじ~っと画面を見つめ「う~ん、この問題についてはよく考えないといけない」とフランス語でつぶやきました。何かっていうと、それは”クジラの問題”。日本の調査捕鯨船団を追尾してるグリーンピースの話題でした。日本や韓国では昔からクジラを食べる文化があったけど、こっちの人々はまるで人間を食べちゃうみたいな反応を示すんです。ニュースでは「ジャポン」って何度も叫んでたし、きっと娘は学校で誰かに何かいわれたのかな? と母は思いましたね。
 で、その昔の昭和30年代には私もクジラのベーコンを食べてたなんて話は娘にはもちろん、こっちの人には絶対絶対にシーッの秘密。
 でもねぇ、フランス人はかわいいウサギを食べるし、オーストラリアじゃカンガルーのステーキもあるし、そう、それに馬肉はどこの国の人も食べている。これは馬好きの娘にとってはクジラの問題以上らしい。マルシェの馬肉屋は決して凝視できないし、ふっと目に飛び込んじゃったときは「お馬さんは食べてはいけないだ!」と叫びます。
 ……食文化のことはよそ者にはなかなか理解できないし、やっぱりすご~くフクザツです。

住宅街を馬で散歩!

2008年01月21日 06時33分24秒 | Weblog
「ねぇ、こっちの写真のほうがいいんじゃないの? 日本じゃこういうとこで乗馬しないし……。あなたが選んだほうだと先週の写真と似てるじゃない?」(母)
「だめ、おかあさんのブログじゃないでしょ! ワタシのブログのことは自分で決めるの」(娘)
 さて、これは数時間前の我ら母子の会話。でもって、この写真は娘がハネたほうです。
 去年の夏からフランス語と日本語の両方の勉強のため(人様に読ませるというプレッシャーの中で、ちゃんと文を書いてほしいと母である私が思ったため)に娘は『乗馬日記』ブログをはじめました。子供のブログなので、もちろんコメントなどはいっさい入らないようにしてあります。
 で、ちょっと正直に言うと、日本語に関しては、私が少々手伝っていました前回までは。が、しかし、今日はいきなり、
「よし! 今日は日本語も自分でやる! 漢字も入れる!」と娘が意気込んでたので、やらせてみました。フランス語の3倍の時間がかかってたけど、2カ所訂正しただけでなんとかまとめてました。
 これはひとえに対抗心のよう。お正月に同年代のいとこたちから年賀状やメールをもらって、みんな漢字を使って文章を書いていたので(あたりまえ! うちの娘も日本でいえば小5ですから)それが悔しかったらしい。その場では「でも○○ちゃんはフランス語はできないでしょ? 私はできるもん」な~んて言い訳してたけど、きっとひっかかってたのかな?
 まっ、へたでも何でも自分を表現することは大事。母は「いいぞいいぞ、がんばれ」と思った日曜日でした。
*興味のある方は、左下のブックマークから乗馬日記をクリックして、見てやってください(すみません親ばかで……)。

名犬ラッシーならぬ迷犬ジュエル

2008年01月19日 06時59分38秒 | Weblog
 東京でヘアメイクをしてる親友から、年末年始のテレビ特番を集めて録画したビデオが届き、ここ数日ハマッって観てます。
 たった今、観終わって「いや~スゴイ」とあらためて感動しちゃったのが『名犬ラッシー』。怪我をした野性のクーガー母子を救ったり、暴走する馬を手なずけたり、コリー犬のその演技は見事! 
 で、家族がテレビ画面に観入ってるソファの脇で、ウチのジュエルは仰向けになってグーグー……。
「ラッシーはすごいよねぇ、……ジュエルはハシャぐのと食べるしかできないよねぇ」と娘は、熟睡するラブのお腹をペシペシ軽くたたいた。が、ジュエルは起きる気配すらなし!

ラブラブ、サルコジ大統領

2008年01月16日 00時56分41秒 | Weblog
<結婚?>と、?マークはついてるものの、どうやらブルーニさんは近々ファーストレディになるみたいですよ。
 なんか日本でも、フランス大統領のスピード再婚は話題になってるみたいですね? 日本じゃありえないことですもんね。
 さて、で、パリッ子はこれについてどう思ってるのかフランス人の友だちに訊いてみました。
「まぁ、こんな大統領はじめてだなぁ、公務に恋人連れてっちゃうなんて……」
 と、呆れつつも、
「でも、いいんじゃない、再婚しようが、また不倫をしようが、それは自分たちの生活にはかかわりないから」
 そう、友人のこの言葉こそ、多数のフランス人の考えみたいです。大統領のプライベートにはあんまり関心がないんです。
「大事なのは年金問題とか、彼(サルコジ)の政治改革そのもの。それは自分たちの身にふりかかってくることだからね」
 だそう。しっかり仕事をこなしていれば、あとはお好きにどうぞ……、ってのがこっちの人々。案外、冷静なのです。
 これが日本の首相だったら、大スキャンダルで、ヘタすると辞任に追い込まれたりするんでしょうか?
 いや~、日本人とフランス人のメンタリティって正反対。だから観察して、比較するのがおもしろい!

ジョーバ・ダイエット

2008年01月14日 05時44分00秒 | Weblog
 娘(11才)の食欲はすんごい! メニューによっては母親である私の倍量を食べちゃうことも……。甘いものも好きだし、コーラも飲むし、いつプクプク太ってもおかしくない。
 が、しかし娘は、
「だいじょうぶ! 私、乗馬やってるから太らないよ」と力強くキッパリ。
「なぜ?」と訊いたら、
「ジョーバより、本物のお馬さんに乗ってるから、もっといいのよ」ですって。
 最近、娘は日本から送られてくる女性誌のページをペラペラめくるようになり、そこで、乗るだけでダイエットができる「ジョーバ」を発見していたのでした。
 確かに乗馬の運動量はけっこうあるし、冬場でも1時間のレッスン後は汗だくになっている。しかもレッスンを見てると先生は、馬を走らせるスピードよりも姿勢、身体の動かし方に厳しい。これが筋肉を引き締める効果大のよう。
 まっ、本物の乗馬ダイエットができるのは、乗馬大国のこっちに住んでいるからこそ。しかも「ジョーバ」よりかなり安く実践できてる。「ジョーバ」って17万円以上するんですってね、それって3年間分の乗馬レッスン代より高いかも……。

お気に入りのショッピングバッグ

2008年01月13日 06時06分38秒 | Weblog
 スーパーから無料のビニール袋が消えたのは、日本ばかりじゃなく、ここフランスでも同じこと。買い物に行く時はみ~んなショッピングバックを持参します。
 が、トーゼン忘れる人もいるし、仕事帰りなんかだとショッピングバッグを持ってないこともある。なので、どこのスーパーでもレジの手前に各店オリジナルのショッピングバッグが並んでいます。2タイプあって、薄いビニール製のだと0,03~0,04ユーロ(約6~7円)と格安。だけど、これはペラペラだから2~3回使うと破れてしまう。もう1タイプは厚手で数ヶ月は使えて物もたっぷり入るショッピングバッグで値段は0,7~0,8(100円ちょっと)。こっちの厚手のがだんぜん売れてますね。
 さて、そんなショッピングバッグたちの中で、私が今いちばん気に入っていて、友だちや日本からのゲストたちに「かわいい! 日本へのお土産にいいかも」と言われてるのがコレ! 全国チェーンの総合ペットショップ『アニマリス』(Animalis)のショッピングバッグ(厚手タイプ)です。動物たちが大きな家に住んでるイラストがすっごくキュート! 横46センチ、縦40センチ、マチ23センチと大ぶりなのと、持ち手が長めで肩から掛けられるのもグッドなんです!