巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

パリのエコロジー・フェア

2008年03月15日 07時01分46秒 | Weblog
 この週末、ヴァンセンヌの森にある見本市会場で『Salon vivre autrement』(=もうひとつの生活)と題したエコ・フェアが開催されてます。
 今朝、娘を学校に送っていく途中の駅でもらったフリーペーパーに「このページを持って行けば入場無料」とあったので(私はケチなので、こういう得する一文は絶対見逃さないのです)、そのまま会場へ直行。私と同じようにアントレ・グラチュイ(Entree gratuite=入場無料)大好きなパリッ子たちが列をなし、わんさと集まっていました。
 さて、体育館を六つか七つくっつけたようなどど~んと広い会場には、人と地球にやさしいものだけが集められていました。『食』エリアには、BIO(ビオ=オーガニック)食品のブースが100店近く。『健康と美容』エリアでは環境に配慮して栽培された植物からできた自然化粧品や健康食品、それとリラクゼーション・グッズから指圧やエステを体験できるブースもあって、タダでリフレッシュしたいマダムやムッシュが限られた席を占領してましたね。『住』も当然、環境を考えた家づくりがテーマで、日本の畳やゴザなんかも紹介されてましたよ。
 と、まぁここまでは、他の見本市でもよく見かける系だったんですが、今日、いちばんおもしろかったのが『衣』エリア。エコ・ファンションってどんなの? と思ってたんですが、これが意外や意外にお洒落だったのです。オーガニックコットン、シルク、麻など天然素材100パーセントを使ってるのは当たり前で、加えてリサイクル素材がたくさん生かされてました。一見、粋なプレタポルテ、でもよ~く見るとリユースも多い。特にバッグやアクセは新聞、ポスター、パッケージなんかをコラージュしてるんですが、そのセンスが光ってるんです。各ブースにはデザイナーたちが揃っていて、夜にはファッションショーも開かれるそう。
 写真は、アムステルダムから参加してた”グリーン・ファッション”という名のエコ・ブランドと、そのふたりのデザイナー。ボタンなどの装飾はすべてペットボトルなどのリサイクルを使ってるそうです。この洋服たちトレンドっぽいし、素敵だと思いません?
 そうそうベビーのコーナーでは、「紙おむつをやめ、赤ちゃんの肌にやさしくて洗って何回も使えるオーガニックコットンのおむつをはかせましょう」ブースがあって、ベベを抱っこしたパリのママンたちが大注目してました。