夕べの「なでしこジャパン」の勝利、うれしかったですね。
いよいよ、明日、ロンドン・オリンピックが開幕。日本選手たちがたくさんメダルを取ることを祈って、応援します。
さて、異国にいると人種差別とかあって大変じゃない? と、日本の知り合いたちによく聞かれます。もちろんゼロではありませんが、ここフランスでは、日本人はほとんど差別されることなく暮らせるのです。
地元の公立校に通う娘は「自分は胸を張って日本人だと言えるし、先生も生徒もみんな日本人が大好きよ」と言っています。むしろフランス人のそういう日本人に対する特別な態度に、中国や韓国など他のアジアの留学生はジャルーズ(やきもち)なんだとか。
日本人が尊敬されるのは世界に誇れるすばらしい「文化」があるからです。現在の日本の政治家がまるでだめでも、我らがニッポンには誇れるクリエイター、アーティストが大勢います。
私たちが暮らすパリ郊外の町には小さな書店が一軒しかありませんが、そこのレジの前のいちばん目立つコーナーに平積みの「村上春樹コレクション」があるんですよ。フランス人たちは村上作品が大好きなのです。
こういう誇れる文化人たちがいてくれるから、私たちのようなフツーの日本人の評価も上がるのです。ほんとうに、感謝! です。
*ジュエルが持ってるのが、今、娘が読んでいる「海辺のカフカ」のフランス版です。