巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

ソルゴは走る王様

2007年02月26日 05時24分31秒 | Weblog
 黒いポニーのSorgho(ソルゴ)は、娘の通う乗馬クラブで、いちばん速く走ります。で、みんなから「走りの王様」と呼ばれています。疾走する姿はとってもかっこいい! 速く走るポニーに乗ったときは、「怖がらない」ってことが大事なんですって。で、手綱を強く引いて、姿勢を正す。でも、5~6歳のおチビちゃん騎手たちは、そんなこと言われたって怖いから、ソルゴからは落っこちちゃう子が多数。でもポニー・シェットランドくらいだと、落馬しても怪我することはほとんどないみたいですよ。
 それにしてもソルゴ、精悍な顔してるでしょ。

ラブラドールのスペクタクル?

2007年02月24日 21時32分01秒 | Weblog
「さぁさぁ、子供たち! ワンちゃんのスペクタクルがはじまるわよ~! みんな川のほうを見ましょう!」
 娘がテニスボールを川に投げ込んで、ジュエルが泳いでそれを拾いにいく、という遊びをしていたら、背後から、そんな声が聞こえてきました。ん? と振り返ると、20人近い幼児と引率のフランス女性2名がこっちを見ていた! そう彼らは近所の保育園の人々でお散歩の途中なのでした。ただただ、お手々をつないで歩くだけに飽きちゃってたところに、ウチの犬が芸(?)してるところに出くわしたってわけ。
 こういう状況になると、俄然ハリキルのが、わが娘。自分の犬のイイトコを見せようとして、いつもよりボールを遠くに投げる! するとジュエルは勢いよく飛び込み、オッターテールで舵取りしながら川の中を泳いでボールをキャッチ! ここでフランス幼児たちは「オ~!」と叫びつつ拍手。で、子供大好きのラブラドールは、自分に向けられた歓声に喜び、岸に上がると、
一目散に子供たちの中へ、そしてお決まりのブルブル! 前列にいた数人の子は顔にまで川の水を掛けられてました。
 ……まっ、み~んな楽しくてよかったんだけど、私は散歩のあとドロくさい犬をシャワーで洗って、ドライヤーで乾かすのがた~いへんなのよね。

ポカポカの冬休み?

2007年02月22日 00時50分46秒 | Weblog
 フランスはただ今全国的に、冬休み中です。別名、スキーヴァカンスとも呼ばれるこの休暇は、年末年始の休暇とは別にあるんです。
「さぁ、みなさん、これから6週間がんばりましょう!」と新学期がはじまったのが1月8日のこと。で、しっかり6週間たった2月16日の放課後から2週間の休暇がはじまったのです。学校ばかりじゃなくて、お勤めの人々も順番に休みますから、この時期は朝晩の通勤通学ラッシュもなしで、静かなもんです。
 さて、今年は暖冬のせいで、今日などは冬休みじゃなくて、春休み(そうそうこの後、春休みはまた4月に2週間きっちりあります)みたいです。
 フランス人家族はあちこちへヴァカンスに出掛けてますが、ウチらコテコテ日本人家庭はそんな余裕はありませんからいつも通りの生活。で、暇を持て余してる娘のために、森や林を朝も午後も歩き回ってます。散歩がふえていちばん喜んでるのは、犬のジュエル。「お外は気持ちいい!」って表情してます。

ハムちゃん、ひさびさの登場!

2007年02月20日 05時48分49秒 | Weblog
 ウチのロボロフスキー・ハムスターのブランディは、この通り元気にしています。しばらくブログに登場しなかったのは、犬(ラブラドール)のやきもちがすごすぎてケージに近寄れないときが多いのと、なにせハムスターはチョコマカすばしっこいので、よし!ってタイミングでカメラを構えてもうまく撮影できない。で、今日やっと、ブレてるけどこのショットが撮れました!
 かじり棒兼用の小屋に乗ってるところ。で、右側に2本ぶら下がってるのが、おやつ。乾燥フルーツや蜂蜜それとひまわりの種なんかが棒状になっているもの。食いしん坊のブランディは、真夜中この棒にしがみついてユラユラ遊びながら、かじって食べまくってます。ホントはケージに1本でいいと思うのだけど、2本の間を飛び移る姿がカワイクて、それを見たさに娘が入れてしまったのです。総合フードも食べないといけないのに……。でも、まっ、元気だからいいか。
 それにしてもハムスターの飼育はラクチンです。っていうか私は何にもやってない。ケージの掃除は娘の担当だし。
 ……それに比べて、おてんばラブラドールのお世話は毎日重労働。もうじき4歳になるってのに落ち着きがなくて、今日もガス点検のムッシュ2名が訪ねてきたら、遊べ遊べ攻撃。初対面で、しかもお仕事中なのにジャマばっかり! が、フランス人たちって犬をよく知ってるので、てきとうに遊んでくれるんですけどね。

パパイユはたてがみ美人

2007年02月19日 04時33分48秒 | Weblog
 乗馬クラブに15頭いるポニーのなかで、いちばん長いたてがみをしてるのが、この子、パパイユ、女の子です。前が見えんのかなぁ……、ってなくらいですが、ギャロップ(疾走)もオブスタックル(障害ジャンプ)もとっても上手。フワッと風になびくたてがみはすごく優雅です。
 今日、娘はこのパパイユと森の中を1時間たっぷり散歩しました。おりこうさんのポニーなので、ゆったり森林浴できたみたい。パリ郊外は快晴で春みたいな日曜日でした。

犬の内服薬はチーズに隠すのがフランス流

2007年02月17日 04時41分18秒 | Weblog
 年に2回、犬に虫下しの薬を飲ませなければなりません。子犬の頃はドッグフードに混ぜれば、気がつかずに食べてましたが、成犬になるとそうはいかない。パンの中にうめ込んでも、バナナに隠しても「プッ!」と薬だけ出してしまうんですね。
 で、ドッグランに集まるフランス人たちに「薬はどうやって与えてるの?」と訊いてみました。すると「そりゃもう、ヴァッシュキリがいちばん」、「ヴァッシュキリ!」、「そうそうフロマージュのヴァッシュキリよ」と全員が口を揃えました。そのチーズに隠せば犬は口に入れた瞬間に薬もろともひと飲み、と教えられました。そこで、チーズ屋さんに向いました。「すみませ~ん、ヴァッシュキリください」、するとチーズ屋のムッシュは「…………?」と首を傾げてる。んで、もう一回「ヴァッシュキリ!」と叫んだら、その場にいたお客が笑いながら「マダム、そりゃスーパーで探しなさい」と。
 で、スーパーのチーズ売り場で、見つけたのが「笑う牛!」。フランスはチーズの国だから、すっかりそういう種類のチーズが存在するのかと思い込んでたんだけど、それはただの商品名だったってことが判明。まっ、どこでも買えるエコノミーなチーズだったのです。『La vache qui rit』。「ラ・ヴァッシュ」が牛、「キ」は接続詞、「リ」が動詞で笑う。そういうことだったんです!
 さて、このチーズ、ちょっとかためのクリーム状でねっとりしてるので、確かに錠剤を隠すにベスト。賢いはずのラブラドールも3つの錠剤も一気にパクッと食べてしまいました。楽勝!
 その後、獣医さんにも「先生、薬ってどうやって与えるのがいいの?」と訊いたら、「チーズに隠す」ときっぱり。いかにもフランスらしい方法ですよね。

今、フランスでは「EMS」のトラブル続出中!

2007年02月16日 06時33分09秒 | Weblog
 一日にふたつのブログを書くのなんてはじめてなんですが、どうしても日本の皆さんに言っとかなきゃと思ったので、書きます!(この下に、別のタイトルの項目もあるので、そちらもヨロシク!)
 さて、海外に荷物、あるいは書類を送る際、日本の郵便局に持ってくと、「EMSが早くて確実に先方に届きますよ」と郵便局員の方々は言っていると思います。
 が、しかし! フランスでは、ぜ~んぜん確実になんて届きません! 特に昨年の12月以降、未着のトラブルが続いて、現在、在仏日本人会が被害状況をまとめているそうです。
 そもそもEMSは、数年前までフランスに着いた後は、郵便局ではない「JET SERVICE」という民間が受けてて、これがメチャいい加減で、私たちは「ノット・ジェット・サービス」と呼んでいたくらいでした。で、あんまりトラブル続きなので、
その後、フランスの郵便局のクロノポスト部門が引き受けることになり、まぁ、一時はまともになっていました。
 が、ここのところ、まったくダメ状態! どういう事かって言うと、まず、会社やオフィスなど昼間、誰かがその場に必ず居れば確かに届きます。でも一般家庭の場合はたまたま留守にすることもあるし、昼間は仕事で不在な家庭もあります。でもって、EMSの荷物を最終的に届ける末端の配達人が、「一度訪ねて、居なかった家庭に、もう一度なんかめんどくさくて行けないよ」と考えてるのが、未着、遅延、破損、紛失などなどの原因です。律儀な日本人には考えられない職務怠慢、でも多いんですよね、そういうフランス人って。しかも不在表すら入らないから、EMSが日本から発送されたそのこともわかんないケースがいっぱい。つまり運よく1回目の配達で在宅してて受け取れなきゃだめってことです。
 つい先日、節分の日の朝、管轄の郵便局から電話がありました。「マダムに荷物があるからパスポート(身分証明)持って来てください」なんて言われて、慌てて出向きました。そこで、渡されたのが、EMSでなんと日本の消印が1月はじめの封筒。「フツー、EMSって2~3日で着くものよ! どうなってるの!」と、もち怒りました。でも局のマダムは「でも、ウチの郵便局にこの封筒が回って来たのが昨日の夕方だから、私には分かりません、私には関係ありません」。でた!フランス人とくいの言い訳が。それまで、封筒がどこにどのように放置されていたのかは不明。その封筒は日本の新聞社からのもので、担当編集者が掲載紙を一日も早くと親切にも普通郵便ではなく、EMS送ってくれたものでした。それが一ヶ月もかかるなんて信じられない、許せない!
 と、いくら私が怒っても、このフランスの末端で働く人々の怠慢さは変わらないんですよね、困った事に。同様の事件は「UPS」でも起こっていて、たぶん我がアパルトマン地区担当の配達人が替わるまで、「UPS」の荷物は永遠に届かない。
 じゃあ、いちばんマシなのは何かというと普通郵便です。荷物もエコノミーの航空便が、いちばんまともに到着します。フランスでは郵便配達人はアパルトマンの鍵、ポストの鍵を持っているんです。でも同じ郵便局の配達員でもEMSは別枠なので、この人々は鍵を持ってない、だから建物にも入れない、そのあたりが問題なんですよね。
 ダラダラ書きましたが、そういうハチャメチャなフランス(ときどき、この国はよく先進国として機能してるなと疑問に感じる……)なので、何か、私に送ってくださる場合は、事前にその方法についてご一報くださいね~、よろしく!

シャンパンとショコラ???

2007年02月16日 05時38分08秒 | Weblog
 ここ数日の間に日本の知人、友人それからお仕事の人たちからも「フランスではシャンパンとショコラだけのパーティをひらくんですってね」と言われ、??? になってました。でもって、それが私だけじゃなくて、パリ在住日本人の友達もみ~んな日本からそんな電話やメールが舞い込んだと驚いてたんですよ。中には日本の実家のお母様がシャンパンとチョコレートを買ってその組み合わせを試しちゃった、なんていう友人もいました。とても影響力のあるテレビとか雑誌で、そのような報道があったのでしょうか?
 まぁ、たまたま、そういうフランス人が紹介されてたのかもしれませんが、正直、それはとても稀なケースだと思います。高価なシャンパンをバンバン振る舞う上流家庭のアペリティフ・パーティなどでは、カナッペやキッシュやサラミやハムやサーモン……などなどのおつまみがずら~っと並びます。で、このアペリティフは18時とか19時からはじまって22時くらいまで続いたりします。で、胃袋がフランス人みたいに大きくない日本人は、それらのおつまみだけでお腹いっぱいになるんですよ。
 で、私も含め、在仏30年にもなる友人も誰もシャンパン&ショコラ・パーティに呼ばれた経験はなしで一致しました。
 もしかすると、その日本に流れた「シャンパンとショコラだけ」って、もしかしてバレンタインを当て込んだ、メーカーさんの企画だったってことはないのかねぇ……、と在仏の私たちは話してます。だって、このところ日本ではねつ造、やらせ、が続出してるでしょう? 

行列のできるバレンタインデーの花屋

2007年02月15日 05時37分51秒 | Weblog
 バレンタインデー、日本では女性から男性へのチョコレートが決まりですが、フランスでは贈り物に決まりはありません。でもって、誰から誰へという決まりもありません。
 で、今日の夕方、『やっぱりフランスは女性が強い国なんだなぁ」と再認識させられる光景を見ました。犬の散歩で近所の商店街をウロウロしていたら、いつもなら行列ができているのは夕食のパンを買うためのパン屋ぐらいなんですが、今日に限っては2軒ある花屋にも行列ができてたんです。並んでいるのは、仕事帰りのサラリーマンたち。女性客はひとりもいませんでした。立ち止まって観察してたら、みんなセロファンに包まれリボンを掛けた色とりどりの花束を抱えて出て来ます。中には花束を5つも抱えてるムッシュもいました。彼らは、これから帰宅して、妻や娘にバレンタインの花束を贈るんだろうな、と思いつつ眺めていました。
 バレンタインデーにうっかり花束を忘れたりしたら、ドアを開けた瞬間「バーン!」って追い出されちゃうんでしょうね、こっちではきっと。だってフランスの女はほんとに強いもの。恐るべしフランスのマダム! それにしても花屋でおとなしく順番を待つムッシュたち、その姿すごーく健気でした。

フランス人はマスクをしない!

2007年02月13日 04時00分59秒 | Weblog
 日本から届いた女性週刊誌に”花粉症シーズンを乗り切るマスク”っていう特集ページがありました。なんかマスクもその機能もデザインも進化してるんですね。
 ところで、フランスでは街中でマスクをしてる人は皆無って知ってました? こっちではマスクをするのは病院内のお医者さんだけって決まってます。うっかり、風邪引いてマスクなんかしてたら、不審人物になってしまいますもの。
 あれは3年前、世界中がSARSの恐怖におびえていた時期、TGVにマスクをして咳き込んでた客がひとり乗ってたため、列車は緊急停止! マスクの人物は駆けつけた救急車に乗せられ強制連行されたんですよ。大きなニュースになってましたから当時。もっとも、そのマスクの人は検査の結果なんでもなかったんですけどね。
 さて、わが家は日本人家庭ですからマスクは持ってます。でも、付けるのは風邪引いた時に家の中だけ。うっかりそのままの格好でメトロやバスに乗って強制連行されるのヤダもん。
*ウチの犬、ジュエルが風邪を引いたわけではありません。撮影のモデルになるため強制的にマスクを付けられ、「動くな!」と命令されてトホホ顔になってるだけです。