巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

春の嵐

2010年02月28日 22時15分28秒 | Weblog
 日本はチリの大地震による津波の被害がでたようですが、フランスは夕べからトンペット(Tempete=暴風雨)で、日曜の午後になってやっとおさまってきましたが、道路や公園には折れた枝、どこからか飛んで来た看板などが散乱しています。
 そんな中でも、決死の覚悟(大げさ!)で乗馬クラブに向かいました。屋内馬場でのレッスン。でも、今日はバカンス中ということもあり人数が少なかったので、娘はひとつ下のクラスとの子供たちと一緒にレッスンを受けました。が、娘は楽勝と思ったのか気合いがまったく入ってなく、下のライセンスの子供より悪い出来に……。
 で、レッスン後、外の暴風雨はおさまってましたが、”ママの嵐”が娘を直撃! 私はやさしいおかあさんではないのです。「異国で生き抜いて行くには強くならなければいけない」、「主張の激しいフランス人に負けるな」、そして「いい騎手になりたいと自分で言っているのだったらもっと本気でレッスンを受けろ」とガミガミ。で、娘は涙ポロポロ……。
 もっとも、私も娘も”B型”なので、たった今はお互いケロリで、これから「おひな様を飾ろう!」なんて話していますからご安心を。

春の兆し……

2010年02月27日 01時47分19秒 | Weblog
 スキーバカンス中のフランスですが、気温が上がり、日も延びて、春の兆しです。
 で、ちょっと暖かになると、散歩道からそれてダッシュで川にジャボーン! のジュエル。散歩後のシャワーが大変です。

 さて、金メダルと銀メダルの差はあまりにも大きい……。残念でしたが真央ちゃんの4年後にさらに期待! でも、185点が通常のGPの優勝レベルなんですってね。それを考えると200点越えの戦いってスゴイ!
 ところで、フランスってスポーツの試合後の余韻に興味がないらしく、今朝のフィギュアも全員が滑り終えて、ランキングが出たところで中継が終了。「え~、表彰式は~?」と叫びましたが、いつもの朝の番組がはじまってしまいました。
 こっちのスポーツ中継ではよくあることで、たとえば自動車レースのF1などでも、チェッカーフラッグとともに終了だったりする。選手の試合後の表情とかは、その後のニュース映像でチラリとしか見られないんですよ。フランス人はあっさりしてるというか……。

フランスのテレビ解説陣は”浅田真央ちゃん”ファンです!

2010年02月24日 18時31分09秒 | Weblog
 いきなり古い写真をひっぱり出しました。現在13歳で乗馬一筋の娘ですが4歳~6歳まではフィギュアスケートをやっていたのです。(浅田真央ちゃんの写真があるわけないので、これで失礼……)

 さて、フランスでは早朝4時前からバンクーバー・オリンピック、女子フィギュアスケートSPの生中継がはじまりました。テレビ画面にかじりついてもちろん観戦。日本で暮らしたことのない娘ですがそれでも日本人の血が騒ぐらしく「アレ~! 真央ちゃん!」と大興奮。
 フランスの選手が出てないからというのもありますが、フランスの司会者、解説者ともに真央ちゃんの登場に沸き上がり、その滑りには「ブラボー!」「すばらしい!」を連発、これぞ「オリンピックのレベル」と褒めちぎってました。解説者のフィリップは次に滑ったユナ・キム(こちらではキムヨナではなく、ユナと呼んでいます)のほうが点数が高かったのが不満で、真央ちゃんのほうが上だと思うと何度も言っていた。司会者のネルソンにいたっては真央ちゃんのところにだけ突撃インタビューに走りました。ネルソンの持つマイクに向かって、
「フリーにつながるいい滑りができたと思います」と答えた真央ちゃんの日本語が聞けて、感動!
 気位の高いフランス人が、日本人を素直にたたえてくれる機会は少ないので(特にこのところトヨタ問題をはじめ日本のイメージがダウンしっぱなしだった)、なんか、いい気分にさせてもらえました。
 浅田真央ちゃんありがとう、あなたは日本人の誇りです!
 フランス解説陣も「フリーで5点差を挽回するチャンスはじゅんぶんある!」と言ってます。あさってに期待!!!


落馬のその後……

2010年02月22日 00時57分05秒 | Weblog
 先週、落馬した娘ですが、怪我もしなかったし、トラウマもまったくないようです。先生もよく考えていて、今日はコンペティションにもしょっちゅう出場する優秀な白馬を選んでくれました。
 レッスン後には、娘と私の合作のガトーショコラをみんなに配り、食べてもらいました。(理由がわからない方は一週間前のここの記事を読んでくださいね)

デーモン・ジュエル?

2010年02月21日 04時31分26秒 | Weblog
 フランスは今日から2週間の冬休み(別名スキー・ヴァカンス)です。
 で、今朝起きたら、またまた雪が積もっていた! この冬は雪の日が多く、まるでスキー場で暮らしてるみたい。
 私たちは日本人ですから休み中もごくフツーに地味に過ごすだけですが、ヴァカンスに出掛けなければ気が済まないフランス人たちはアルプス方面にいっせいに向かい、高速道路は大渋滞のよう。
*雪の上をダッシュで走るジュエル、耳が立ってデーモン顔に……。

ローズちゃん12kg、ジュエル32kg!

2010年02月20日 06時35分39秒 | Weblog
 北京に駐在中のローズちゃん一家が、中国のお正月に合わせて1週間だけパリに帰省したので会いに行きました。
 ローズちゃん自分より3倍近い体重のジュエルが気になるけど、大きすぎてちょっとコワイ……。でもこの一時間後にはジュエルの頭も背中もなでて、しっぽも引っ張ってました。

カーニヴァル!

2010年02月17日 01時50分21秒 | Weblog
 今日、2月16日はマルディ・グラ(Mardi-Gras=謝肉の火曜日)、カーニヴァルの最終日でした。子供達の仮装姿を街のあちこちで見かけましたよ。
 娘の学校でも授業は午前まで。給食にはソーセージとポテト(フランスではお祭りというとソーセージとポテトが定番)、そしてデザートにはムース・オー・ショコラを食べたそう。で、午後は、みんな化粧したり、仮装してさまざまなゲームをし、カーニヴァルを満喫したようです。

バレンタインデーとガトーショコラと落馬と……

2010年02月14日 22時13分29秒 | Weblog
 バレンタインデー。日本では女性から男性にチョコを贈る日ですが、フランスでは「愛の日」なので、男女を問わずささやかなプレゼントを交換し合います。フランスは女性の方が強い国なので、恋人や夫がパートナーの女性に2月14日に花束を贈る習慣があり、いつもなら日曜日は開いてない花屋が今日はいっせいにオープンしています。

 さて、今日の乗馬のレッスン後、クラブハウスでクラスメートのアントワーヌ(写真の娘の後ろで栗毛の馬に乗ってる男の子)がみんなにガトーショコラをふるまいました。それは先週、アントワーヌが落馬したからです。
 クラブでは落馬すると「アン ガトー!」コールが沸き上がります。もちろん怪我のない小さな落馬のときにですが。で、馬から落ちた人は次のレッスンのときにガトー(ケーキ)を持ってこなくてはなりません。それは落馬をトラウマにさせないためなのです。次のレッスンも休まず来るんだよという先生や仲間の願いと、それとガトーをみんなで食べることで落馬した人の”アンラッキー”を消化してしまおうというわけです。なんか、ほほえましくていい習慣だなと私は思っています。
 さて、アントワーヌが持って来たガトーショコラは彼がママンに手伝ってもらいながら焼いた手作りケーキでした。フランスではどんなときもガトーは手作りが基本。たとえ有名なパティスリーのケーキを持参しても、それは作れなかった言い訳にしかならないんです。
アントワーヌのガトーショコラ、ちょっぴりこげてたけどみんなでワイワイ食べておいしかったですよ。

 で、なんと来週はウチの娘がガトー持参になってしまいました。そう落馬してしまったのです。日頃から落馬に備えて”柔道の受け身”の練習を毎日やっているので、今日も表現はヘンですが馬場の砂の上を受け身でキレイに転がってました。かすり傷ひとつなくホッ……。
 というわけで、次の日曜は娘と私がガトーを作り、皆にふるまうことになってます。