巴里の中心で、ワンとさけぶ

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パリのゲイおじさん、市長に再選ほぼ確実!

2008年03月11日 06時31分21秒 | Weblog
 フランス各地では、昨日(3月9日)市や町の首長、そして議会議員を選ぶ統一地方選の第一回目の投票がありました。このところ支持率が急降下してるサルコジ大統領率いる右派の票が伸びず、そのかわりに左派の社会党がグ~ンと躍進し票数を上回りました。決選投票は16日ですが、サルコジ政権の苦戦は続きそうな気配です。
 で、パリでは、ゲイおじさんことドラノエさん(左派・社会党)が、右派候補をご覧のように大幅に上回り、市長への再選はほぼ確実になりました。
 ところで、ドラノエ市長が同性愛者だってこと、もう皆さん知ってますよね? 自ら公表してますし、毎年パリで大々的に行なわれるゲイ・パレードでは先頭を堂々と歩いてますもん。
 私は数年前のことですが、なまドラノエ市長を見かけたことがあります。パリ15区にある韓国料理店で、市長はパートナーと思える男性と仲良くランチをしていました。その店はごくフツーの定食屋で、ランチセットメニューはどれも11~12ユーロ程度。市長はたしか石焼ビビンバと餃子のサラダのセットを食べていた。「ずいぶんと庶民的なゲイおじさんだよね~」と言いつつ、私と友人たちは少し離れた席から市長をしばし観察していたのです。
 さて、パリはもともと社会党が強いのですが、今回の議員たちの票も全20区のうち、右派が勝ってるのは7つの区だけで、他13のエリアはドラノエ派となってます。この最終結果は次の日曜の第二回目投票で決まります。