平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録8月12日(土)

2023-08-12 07:04:20 | アマチュア無線

本日午前7時快晴28℃超

 【NOAA-18】 11:26 西パスなので、台風7号は写っていない。

 【AO-07】 TwitterにJS2GGD局が、現在「全日照」とコメントしていたので、確認。昨日14:41のパスの時点では、Mode-BがOFFとのレポートがStatusに上がっていて、Mode-AがONの可能性があるので、アップを試みました。結果、自局のダウンは聞こえませんでした。

AO-07には、Mode-AとBがあり、以前は24時間ごとに切り替わっていましたが、確か日照が悪くなってからMode-Bだけになりました。Mode-Bはバンドプランの関係でJAでは運用出来ませんが、Mode-Aが復旧してくれれば運用することが出来ます。

当局は、次のように追っています。◇ アップ CALSAT32で衛星追尾 10ele Cross Yagi Antenna FT-897で50W CWモード 145.900MHzで送信 ◇ ダウン 3.5MHz 7MHz共用のDipole Antenna 10MHz用 Dipole Antenna 衛星の位置によって切り替え FT-847 29.450MHzをワッチ ◇ アップは「CQ DE JE1CVL JE1CVL JE1CVL」を自動送信しておいて、29.450付近 USBで自局のダウンを探します。返ってくる信号はノイズレベルです。ノイズに隠れてCWのToneがかすかに聞こえてきます。今まで一番良かった時でもs「2」くらいです。145.900 CW送信固定で上げている形ですので、応答いただく場合でも、145.900付近でアップしていただければ、交信可能と見ています。

今までこの衛星を使い71回交信していますが、このうち「SSB」での交信は、2007年11月9日にJA6PL井地さんと交信した1回だけで、後は全て「CW」での交信です。

そこで登場、AO-07物語り

【AO-07物語】 この衛星は1974年11月15日に打ち上げられ、1981年の中頃バッテリーの故障で動作を停止するまで6年半、稼動していました。音信不通であった衛星が「ある日突然」テレメトリーの発見となります。動作を停止してから実に21年後の2002年6月21日のことです。発見者はパットゴーウェン(G3IOR:2017.08.17死去)現在、打ち上げから48年も経過していながら交信に使えるのは、まさに奇跡「不死鳥」そのものです。(12.Aug.2023記述)

モードA 145.900Up 29.450Down  モードB 432.150Up 145.950Down 日本ではバンドプランの関係で使えるのはモードAのみ ◇ 内蔵バッテリーは故障で全く機能していない。太陽電池から中継器に電力が送られている形で、その太陽電池が劣化はしているでしょうが、生きているということ。

【余話】 宇宙空間という厳しい環境で50年にも及ぶ間、無線機(電子機器)が使えるということは、地上の室内、常温環境で使う無線機は2~30年くらいは平気で使えるのではなかろうか。もちろん部品の規格にもよるが、AO-07の場合は、宇宙仕様のプロ規格、厳しい品質検査のもとに作り上げられた衛星だと思える。当時はそういう衛星の作り方をしていた。 

【TEVEL-3】21:03 V/U ■交信(FM:NoneTone)JL1MZP  

 

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