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以下、少しくどいですが、要点を押さえた話と思っておりますので、お時間がありましたら、ぜひお読み下さい。
【受信固定か送信固定か】永遠の課題 ◇FM衛星の場合でも受信固定、送信固定はありますが、どちらにしても影響はないので、ここではLinear 衛星でSSBもしくはCWで運用する場合のことを考えます。昔『高い方の周波数を動かす』という不文律があったようです。不文律とは、規則など文章で書いて決まっていることではないが、そうした方がいいであろうという常識的な対応のことです。リグのコントロールを含む衛星追尾ソフトの開発者は、必ず受信固定、送信固定また衛星固定の仕組みを盛り込んでいます。それはそのまま、そのような対応が必要な場面があるからということです。高い方の周波数を動かすということからすれば、FO-29もRS-44も送信固定での運用ということになります( ↓ 下段、しかし、当局はこれを支持しません。)
今どのようになっているかと言いますと、受信固定、送信固定それぞれの方法での運用が混在している現状です。交信する双方の方式が違っていても交信は可能です。SSBの場合でもアッという間に交信を終えていますので、周波数がずれてモゴモゴ言ったとしても通じればいいからです。しかし、ラグチュー的に少し長い時間通話しようとすると無理です。お互い周波数がずれていってしまって、モゴモゴが極端になってしまいます。双方の方式が同じならそんなことはありません。
ということで、当局は「受信固定派」です。なぜかと言いますとせっかくリグコントロール出来るソフトを使っているのですから便利な方を選んでいる訳です。受信固定は受信の周波数がいつまでもそこを動きません。相手局も受信固定にしてその周波数に合わせて呼んでくれれば、お互い周波数が動くことなく通話出来ます。もちろん、お互いが送信固定の場合、見かけリグの周波数はどんどん動いて行きますが、双方が動くのですから、モゴモゴ言い始めることはありません。
くどいですが、当局は受信固定を推奨しているので、基本的に受信固定でQRVしています。相手が送信固定にしている場合、聞けば直ぐ分かりますので、どうしても交信したい場合は途中で送信固定に切り替えます。この切り替えには少しテクニックが必要です。今聞こえている相手局の周波数をメモします。そして送信固定に切り替え後、素早くその周波数に戻って、重ねて呼びます。
【受信固定、送信固定 余話】移動運用で、送受信機セパレード、モードCWの場合など、送信固定での運用が多いようです。たぶんこの場合ループ取りも要らなくて、自分のダウンが聞こえて来るところへ受信機のダイアルを合わせて済ませるということです。交信しようとする相手局も聞こえて来るところへ、送信周波数を合わせれば、そこが相手局が運用しているアップ周波数ということになります。そうしてみると受信固定、送信固定は完全にリグコントロールしている場合の話ということになります。
【UVSQ-SAT】昨年の1月25日に打ち上げられていますから、今日で丁度1年経つのですね。その記念に2日間連続で中継器がONになったようです。『UVSQ-SATは、国際研究・教育衛星プログラム(INSPIRE)の支援を受けて、ヴェルサイユ大学サン・カンタン・アン・イヴリーヌ(UVSQ)が取り組んでいる研究・イノベーションミッション』ということです。それにしても、夕べのパスは中国局オンパレードでしたが、中国の各局はONの情報をいち早くキャッチしてQRVして来たものと思われますが、いよいよ衛星通信、中国の台頭が始まったか◆夕べのパスは通算9回目のONでした。
◆ ↑ いささか手前味噌ではありますが、夕べのパス、私の信号を良く上がり、マイクコンプレッサーを使っているので聞きやすいと思われ、中国局から次々に呼ばれました。しかし、中国局はおしなべて早口でCallsignがなかなか取れません。ただ基本的にフォネティックコードは国際標準のものを使っているので、その点は良い傾向です。中国局のCallsignを頭の中に入れておくため、リストを作成した次第
【RS-44】13:42 V/U Linear ■交信(SSB)8N1ING/1(OP.JF1PTU東京稲城市の大澤さん)JA2NLT JH6QOK JA2MJA JL3TEQ/4(34005C:日野郡日野町) JA3IKC JA3FWT
【AO-07】14:51 Mode-A active ■交信(CW)JA5BLZ JH1UVJ/4 ◆JA5BLZ局との交信の様子.wavファイル◆←Via JA3IKC 東口さんが録音してくれたものです。Tnx. ◆←東口さんの受信アンテナはⅤ型ダイポール。リグはIC-7300(内蔵レコーダーで録音)
◆ ↑ 高知県香美市のJA5BLZ野口さんとは、この衛星を使って2012年1月17日以来10年ぶりの交信です。Toneが綺麗です。私のは自分でモニターしても、JA3IKCさんが録音してくれたのを聞いてみても少し濁っている。JH1UVJ/4出雲市の井上さんとは、今回2回目の交信。少し上の方で出ていたので、送信周波数を動かして合わせに行きました。その時の周波数関係Up 145.90896 Down 29.455481でした。CQを出すときは145.900000CWで出します。その時MELより前は29.452000あたりで聞こえて来ます。当局、受信アンテナは、12mHの3.5MHz、7MHz共用のDipoleアンテナです。前回追った時よりもダウンが良く聞こえる感じです。
【QSOパーティステッカー】今日受領◇来るものが来ないと落ち着かない。
【SO-50】17:42 V/U ■交信(FM:Tone 67.0Hz)JH6QOK JA2NLT JR3CNQ JR6UEK JA7TTU
◆ ↑ このパス、中国局は出て来なかったですね。Callsignの一部分でも取れれば呼べると思って、リストを用意して待っていたのですが…。