平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録7月8日(火)

2014-07-08 07:29:31 | アマチュア無線

本日午前7時晴れ23.7℃

Mixw2ver215 Soundmodem2014 【BPSK信号直接デコード出来ず】その後、2回ほど「NCBR1」を追い、BPSK信号の直接デコードを試みましたが「MixW2」「MOVETelemetry Receiver」とも、デコードすることが出来ませんでした。信号はそんなに弱くない感じでしたが、MixW2で明瞭な縞が現れない状態でしたので、信号の強さによるのかも知れません録音ファイル再生でのデコードの仕方についてJE9PELさんに補足していただきました。Tnx. スライダーを動かして音声領域を変えるヒントは、Sound Modemを使い、録音ファイル再生で何とかデコード出来ないかとやっている時でした。Pointersと名が付いていますが、ウォーターフォールのところで受信帯域をスライドさせることが出来るようになっています。続いてMixW2でデコードを試みている時、受信帯域をずらして 合わせればデコード出来るかもしれないとひらめき、カーソルを当ててドラッグしたら動いたということです。ただし、ModeのModem選択で「VHF 1200baud(Satellite PSK)」を選択している時だけ動くようです。

↓以下長くなりますが、JARLメールマガジンの記事を紹介します。当Blogも常日頃これくらい整理出来ればよいのですが、さすがJARLよく整理されています。

日本生まれのデジタル通信モードD-STAR・宇宙でデビューか?

 2014年6月20日、ロシアのヤスネ宇宙基地からドニエプルロケットで、33機の小型衛星が打ち上げられました。その中には4つの子衛星を分離するものもあり、37の小型衛星の同時打ち上げがおこなわれたことになります。AMSATやARRLの発表によれば、37の小型衛星のうち12機がアマチュアバンドの送信機を有するアマチュア衛星です。12機のうち10機はビーコンやテレメトリー送信を主体とした衛星ですが、ほか特筆すべき衛星が2機ありますAMSAT-NLや欧州の15大学等が中心となって開発したFUNCube-3(QB50P1)は、アップリンク435.035-435.065MHz LSB、ダウンリンク145.935-145.965MHz USBのアナログ中継器(逆へテロダイン)を搭載した貴重な衛星ですTabletSat-AuroraはロシアのSUPUTNIX社が開発したロシアでは初の民間地球観測衛星ですが、D-STARパロット中継器(オウム返しDV中継器)も搭載され、約8秒までのメッセージを録音し、DVモードで再送信する機能を有しています(周波数は437.050MHz)JARLが開発した日本生まれのデジタル通信モードD-STARが晴れて宇宙でデビューするかもしれないのです。過去、「D-STARのDVモードを使った衛星通信」の事例は、2007年7月にアメリカ・バージニア州のN3UCマイケルさん(AO-27のコントロールオペレーター)と、ジョージア州のAA4RCロビンさん(D-STARのリフレクターシステムやDVAP等の開発者の一人)が、AO-27(AMRAD OSCAR-27、EYESAT)を使っておこなったケースがありますが、このときAO-27の中継器(19,200bpsのGMSKデータが通る広帯域FM中継器)は、144MHz帯で受信したDVの信号を、そのままアナログ(FM)信号として430MHz帯で地上に再送信しただけで、D-STARパロット中継器の動作とは根本的に異なっていますARRLのニュースによれば、D-STARパロット中継器の運用は7月前半からの予定とのことで、運用の成功が大いに期待されるところです。

コメント (2)
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