平成徒然草

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衛星通信記録2月28日(金)

2014-02-28 05:42:44 | アマチュア無線

本日午前7時曇り5.8℃ 冷え込みが緩みました。

【TEIKYOSAT-3】05:15 西、最大仰角5.9°打上げ後最初のパス437.450MHz±Doppler 弱い信号で一瞬だけCW音が聞こえましたが、この衛星の信号かどうか確認できませんでした。5字しか筆記できず「… 0 0 E 0  6 …」◆←6に聞こえたのは確か「tu tu tu to to to」でした。この衛星からの信号に間違いなかったようです(09:30追記)成功この後のパスは夕方17:03及び18:38(当Blogは出掛けるので追えない予定)

ロケットから分離(Separation)され、人工衛星になり、所定の周波数で信号(Telemetry)を出す。ここまでで、まずは成功。しかし「ここまで」が大変なことであり「おめでとう」と言って喜ぶに値すると思いますTEIKYOSAT-3に関わって来たJA1CPA中村さんも今朝は早く起きて1番パスを追い、衛星からのCallsignを確認したとのことですから、ホッとしたことでしょう。ご同慶の至りであります中村さんのHPにある受信音声(Callsign部分だけのEnd less?)を聞くと、はっきりCallsignが確認出来ます「…tu tu tu to to to TS3 TS3 TS3 JQ1ZKM JQ1ZKM JQ1ZKM …」良かった。

Teikyo Satに軌道情報が発表されましたが、これをCALSAT32に入れても、正しく表示されません。スペースを調整したり、ゼロを入れたり、+を入れたり、何をしてもだめです。不思議。とりあえず、STARS-IIの軌道要素を使用。

TEIKYOSAT-3
1 40000U 14001C 14058.79769097 .00000000 00000-0 00000-0 0 16
2 40000 65.0000 52.2400 0016000 028.7000 209.2900 15.60049528 17

TEIKYOSAT-3
1 40000U 1400001C 14058.79769097 +.00000000 +00000-0 +00000-0 0 00016
2 40000 065.0000 052.2400 0016000 028.7000 209.2900 15.60049528000017

↑下段黒字がSTARS-IIの軌道要素にならって直した後です。これをCALSAT32に入れますとそれらしく表示しますが、なぜか05:15にあるべきパスが抜けてしまいます。大学の地上局はCALSAT32は使っていない?

③17:03′51″ 可視時間約559秒 ④18:38′41″ 可視時間約551秒と「TeikyoSat」にあります。下段の修正したTLEで合っています(05:15のパスはなぜか抜けていますが…)

出かけて帰って来たのが20:25 それから検証を始めています。くどいようですが、これが解決しないと次に進まない。かなり重要なポイントです(本日このBlog逐次加筆修正)

↓Teikyo Satで紹介されているNORADのNew.txtにある「2014-009D」をそのままCALSAT32に入れると『実行時エラー”6 ”オーバーフローしました』が出て動きません。↓下のTLEは、桁を揃えてCALSAT32で動くように直したものです。CALSAT32のホムページには軌道要素のどれを使い、どれを使っていないかが解説されていますが、照合は時間が足りずまだしていませんが、いずれにしてもスペースや桁を揃えないとCALSAT32で動かないようです。↓下のTLEを使うと、本日05:17に最大仰角04.0°のパスがあったことになります。脇田さんとコメントを交換していますが、他のTLEを使うと05:15のパスが見えません。これはTLEが違うことになります。何故かと言いますとJAでこの衛星の信号が受信出来ているからです。

TEIKYOSAT-3
1 39575U 1400009D 14058.88426336 -.00000334 +00000-0 +00000+0 0 00037
2 39575 065.0083 059.5096 0008112 191.6136 169.2929 15.62532276000014

2014-009D
1 39575U 14009D 14058.88426336 -.00000334 00000-0 00000+0 0 37
2 39575 65.0083 59.5096 0008112 191.6136 169.2929 15.62532276 14

↑上側が動くTLE、下側はそのままCALSAT32へ入れたのでは動かないTLE桁数調整のために「0」を入れたことになります(青字のとおり)前にもこのようなことは何度かやったことはあるのですが、CALSAT32のHPの解説と照合して見ないと原因の解説は出来ません。後ほどゆっくり時間を掛けて検証して見るつもりです

【国産ロケット】H2Aロケット23号機 本日午前3時37分打上げ成功

【2014年月別衛星概況】「2月」 毎月末掲載
2/6 NORAD 衛星軌道要素サイト一時ダウン
2/11 ISSから最初の超小型衛星放出(4機)
2/20 FUNcube-1 ループ補正値上方へ周波数ずれ傾向
2/20 Delfi-n3Xt 中継器テスト後~信号確認出来ず
2/28 H2Aロケット23号機打上げ成功
2/28 23号機による7機の小型衛星軌道投入成功
2/28 ISSからアマチュア衛星放出 
2月 AO-7 A/Bモードとも使える状態
2月 FO-29 VO-52 SO-50 良好
2月 ISS Digipeater ON~OFF~ON
【気象】降雪量は当地
2/5 降雪10㎝
2/8 降雪45㎝
2/15 降雪60㎝記録的大雪 
   集落の孤立、停電等の被害発生
【修理記録】
2/15 雪の重みにより、アンテナ系ケーブル破損
   2m同軸ケーブル、水平ローターケーブル
   2/17結線・修理完了

↑記事の締め切りに間に合わせる新聞記者の気持ちでした。今日ニュースが一杯。ISSからの放出は予定

コメント (6)
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