熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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ビアレストラン「オーデン」に新しいドイツの味

2020-10-31 14:49:23 | グルメ
熊本市中央区銀座通りのオーデンに新しいメニューが加わりました。

料理はオーデンオリジナルレシピとウォルター提供レシピの4皿。
ウォルターとは、2008年夏、熊本市で事前合宿した北京オリンピックドイツ水泳チームの専属ドイツ人シェフ。
すっかり熊本が好きになり、それ以来、度々、来日し、オーデンでゲストシェフとして腕を振るい、「ウォルターウィーク」も開かれ人気者となりました。

          
   
ドリンクはモダンテイストのドイツビールがお目見え。もちろん伝統豊かな銘柄も充実。

            カルメリーテン醸造所は1367年創立。フェストビアはアルコール度数5.5%でこの時期だけのもの。

       アインベッカー・ウアボックはアルコール度数6.5%。
 アインベッカー醸造所は600年以上の歴史と伝統を誇るビールメーカー。
 マルティン・ルターが「人類にとって最も美味い飲み物はアインベッカービールと呼ばれている」と賞賛したという記録(1521年)が残されているそうです。

オーデンでのアインベッカー・ウアボックの提供は残念ながらすでに終了し、カルメリーテンも残りわずか。
料理にも、もうすぐメニューから消えるものもあるとか。
もともと、これらの新メニューは「小さなオクトーバーフェスト ドイツ月間」として企画されたものでした。
荒井さんの「ベッカライ・ブレッツェン」でも記しましたが、例年10月第2週の土・日に開かれてきた「オクトーバーフェスト in 熊本」が今年はコロナ禍で中止。
それに代わる何かをと料理の新メニューを開発、また、ビールも鋭意、新しい銘柄が取り寄せられました。

紹介が遅くなってしまいましたが、期間限定のドイツの味です。

(M.S.)
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秋の味覚を求めて ― ドイツパンとケーキの店 

2020-10-29 15:44:18 | グルメ
熊本では気温が20℃を超え、散歩を兼ねて荒井さんの「ベッカライ・ブレッツェン」へ。
荒井幹子さんは、ミュンヘンのパン工房シュミットで4年間パンとドイツ菓子を修行。添加物のない、体にやさしい安全で良質な材料を使い、
天然酵母と少量のイーストで、素材の味を生かしたパン作りをしている。

ー 何か秋らしいケーキとかありませんか?
ー コロナで厳しい。イベントもないので維持していくのが大変。
  常連さんからの注文が多い食事パン中心になる。

今年は中止になったが、例年、10月第2週の土・日に開かれる「オクトーバーフェスト in 熊本」ではベッカライ・ブレッツェンの屋台の前には行列ができる。
写真は2019年撮影 

       

ー 良かったら、パン教室で焼いた「フランクフルタークランツ」を試食していかない?

     

ー ごめんね。ほんのちょっとで。
  紅玉が手に入ったら、アップルパイもいいんだけどね。
  11月に入ったらクリスマスに向けたケーキも焼いていく。
  試練には強くなった。熊本地震もあったりしたし。
  あら、歩いて来たの? そうね、お互い体には気をつけないとね。

荒井さんの元気なおしゃべりは健在だった。

         

ベッカライ・ブレッツェン
 熊本市中央区帯山7-6-22 ℡ 096-381-1580
 営業時間 9:30~18:30 定休日 月曜・金曜


(M.S.)
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Nino君が朗読したドイツ語の詩

2020-10-28 10:38:34 | ハイデルベルク交流
Nino君が暗唱してくれたリンゴが登場する2つの詩。名ざした指の動きを伴う。また、2行ごと文末が同じ音で終わる(Reime)。
子供たちは幼稚園や家庭でこうした「伝承詩」を教わり、言葉の感覚を磨いていく。

Der Herbst :
Der Daumen sagt : 〝 Der Herbst ist da ! 〟
Der Zeigefinger ruft : 〝 Hurra, Hurra ! 〟
Dem Mittelfinger gefaellt das nicht :
〝 Der Herbst bringt auch viel Regen mit ! 〟
Der Ringfinger schreit gleich drein :
〝 Der Herbst, ja der beschenkt uns fein !
Der Kleine freut sich und lacht :
〝 Der Herbst hat uns Birnen, Apfel und Trauben gebracht ! 〟

Der Apfel
Fuenf Finger stehen hier und fragen .
〝 Wer kann wohl den Apfel tragen ? 〟
Der erste Finger kann das nicht,
der zweite sagt 〝 zu viel Gewicht ! 〟
Der dritte kann ihn auch nicht heben.
Der vierte schaft es nie im Leben.
Der fuenfte aber spricht :
〝 Ganz alleine? so geht das nicht ! 〟
Gemeinsam heben kurz darauf
fuenf Finger diesen Apfel auf.


(「伝承詩」のため引用によって細部で少し異なることがあります。)
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Nino君の驚くべき詩の朗読

2020-10-27 13:44:07 | ハイデルベルク交流



ハイデルベルク熊本友の会会長のハンス・ホーボルトさんのお孫さん、ニノ君の詩の朗読です。
4歳なのにリンゴにまつわる2つの詩を上手に暗唱しています。
驚きです。
さすが、詩人でもあるハンスさんのお孫さんですね。
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アンナのドイツ語カフェ10月・11月

2020-10-24 23:52:41 | 情報提供
熊本市国際交流員アンナ・ザイツさんによる「ドイツ語カフェ」が10月22日午後2時からと午後6時半からの2回、熊本市国際交流会館で開かれた。
9月と10月は「ドイツ統一から30年」の共通テーマ。
9月は①ベルリンの壁と東ドイツでの生活
10月は②壁崩壊とドイツ統一で、「1989年11月9日の壁崩壊に至る過程、壁崩壊の瞬間から1990年10月3日のドイツ統一まで、そしてその後の新しいドイツ」が1時間に圧縮して紹介された。
統一後の世代であるアンナ・ザイツさんは家族などの話と書籍やメディア資料を基に説明する内容を構成、象徴的出来事を時系列に取り上げ、それに関する画像や映像を豊富に用いてわかりやすく話してくれた。
午後2時からの部で撮影した写真の何枚かをご本人の承諾を得てここに掲げる。
                         
 
1時間の講演終了後、参加者から出た質問の例 
 Q ブランデンブルク門の近くの壁にたくさんの人が登っているのはなぜか?
 A そのあたりが他よりも低くて登りやすかった
 Q 「伝説の記者会見」の話は面白かった。あの発表は間違ったのか?
 A そう。ちゃんと確認していなかったので、出国緩和を「今すぐと言ってしまった。」
  (注:配布資料のドイツ語は、Pressekonferenz zur Reisefreiheit fuehrt zum 〟Mauerfall〝
    記者会見でのシャボフスキーの誤った発表が壁崩壊の直接の引き金となったことから
    〝「伝説の記者会見」で壁の崩壊〟とザイツさんは日本語訳したわけである。)
 Q 抗議デモでの死者はいなかったのか?
 A その時はいなっかたと思う。
 Q ゴルバチョフが東ドイツが西と一緒になるのを認めたのはなぜか?共産圏にとどめておきたかったのではないか?
 A ゴルバチョフもソ連の改革を必要としていたから。この問題については、私よりも詳しい方が会場にいらっしゃったらお願いします。

アンナ・ザイツさんのご両親は新婚旅行で海外にいて壁崩壊は後で知った。
3年前、お母さんとブランデンブルク門の前に立った時、お母さんが「こんなことが起きるとは」と感極まって突然泣き出された。
こんな実話も聞くことができた。
 質問と実話部分は記憶によるので正確でないところがありえます。

次回の「ドイツ語カフェ」日本人から見るドイツ語
 日時 2020年11月26日(木) ①14:00~15:00 ②18:30~19:30
 場所 熊本市国際交流会館
 費用 500円 ( リンク カフェコーヒー付き)
 申し込み&問い合わせ 熊本市国際交流振興事業団 ☎ 096-359-2121 koza@kumamoto-if.or.jp 


毎日使う日本語の中にもドイツ語由来の言葉、「ウィンナー」や「バウムクーヘン」などがあるが、同じ単語を聞いても、
日本人とドイツ人が違うイメージをしてしまうことがある。そのような勘違いを詳しく調べるなど、面白い話題をアンナさんと
楽しく学ぶ。ドイツ語の勉強に興味を持っている方・勉強したことがある方はもちろん、未経験者も大歓迎 !

 

(M.S.)
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