ハイデルベルクとマンハイム間のネッカー川下流域の自然保護活動に取り組むトーマス・マトゥシェック氏は11日、熊本友の会のハンス・ホーボルト会長ご夫妻とともに熊本の環境保護の現状を視察。
まず午前10時、熊本市国際交流会館2階の環境省九州環境パートナーシップオフィスにおいて澤克彦コーディネーターから約30分、同オフィスの九州・沖縄の環境保全活動を支援する役割とNPO活動事例の概要説明を受ける。
その後、澤氏の案内で車で30分弱、嘉島町のNPO法人みずのとらベル隊を訪問。事務所は江津湖から少し下った加勢川(かせがわ)左岸にある。田中清也理事長、山下吉弘事務局長が対応。子どもたちへの体験活動を通した環境保護意識の育成や江津湖や加勢川での生態系を守る活動などをスライドで紹介。ドイツの実情も踏まえた紀子夫人の通訳で内容がさらに深まり、マトゥシェック氏またホーボルト会長から「江津湖の平均水温は、外来種はどこから来たのか、大人のためのプログラムはないのかなど」質問が相次ぐ。引き続き、水質浄化の草地や竹炭作りとピザ焼き用のレンガ釜を視察。
田中理事長が課題として環境保護に取り組む人々の高齢化に伴う次世代の育成を挙げるとマトゥシェック氏は同隊の活動への称賛と期待を述べる。
川辺で記念写真。12時過ぎ事務所を後にする。
午後2時、市役所7階の環境局に。面会の調整を行った熊本市国際交流員のべリンダ・プライスィンガーさんも加わる。
環境政策課及び環境共生課の課長から市の計画や政策に続き、全域的に地下水保全に取り組む団体と金峰山系の柿原地区での自然保護活動に取り組む団体の代表から具体的事例紹介があった。
マトゥシェック氏からはネッカー川の洪水防止のためのダム建設と生態系の保護施策の二つを対立するだけでなく如何に調整するかを課題としていることを問題事例を含めて紹介。ホーボルト会長も積極的に発言。ごみ分別、費用負担、環境アセスメントなどでの市民参加が話合われた。
最後にマトゥシェック氏から環境分野での特定のテーマについて継続的に交流していく提案が行われ2時間余りの会談を終えた。
熊本市とハイデルベルク市は「環境に対する共通の責任を有する」との理念のもとに1992年5月友好都市の盟約を結んだ。
今回、両市の環境保護に携わる人々が顔を合わせたことは理念を具現化するものと言えよう。
まず午前10時、熊本市国際交流会館2階の環境省九州環境パートナーシップオフィスにおいて澤克彦コーディネーターから約30分、同オフィスの九州・沖縄の環境保全活動を支援する役割とNPO活動事例の概要説明を受ける。
その後、澤氏の案内で車で30分弱、嘉島町のNPO法人みずのとらベル隊を訪問。事務所は江津湖から少し下った加勢川(かせがわ)左岸にある。田中清也理事長、山下吉弘事務局長が対応。子どもたちへの体験活動を通した環境保護意識の育成や江津湖や加勢川での生態系を守る活動などをスライドで紹介。ドイツの実情も踏まえた紀子夫人の通訳で内容がさらに深まり、マトゥシェック氏またホーボルト会長から「江津湖の平均水温は、外来種はどこから来たのか、大人のためのプログラムはないのかなど」質問が相次ぐ。引き続き、水質浄化の草地や竹炭作りとピザ焼き用のレンガ釜を視察。
田中理事長が課題として環境保護に取り組む人々の高齢化に伴う次世代の育成を挙げるとマトゥシェック氏は同隊の活動への称賛と期待を述べる。
川辺で記念写真。12時過ぎ事務所を後にする。
午後2時、市役所7階の環境局に。面会の調整を行った熊本市国際交流員のべリンダ・プライスィンガーさんも加わる。
環境政策課及び環境共生課の課長から市の計画や政策に続き、全域的に地下水保全に取り組む団体と金峰山系の柿原地区での自然保護活動に取り組む団体の代表から具体的事例紹介があった。
マトゥシェック氏からはネッカー川の洪水防止のためのダム建設と生態系の保護施策の二つを対立するだけでなく如何に調整するかを課題としていることを問題事例を含めて紹介。ホーボルト会長も積極的に発言。ごみ分別、費用負担、環境アセスメントなどでの市民参加が話合われた。
最後にマトゥシェック氏から環境分野での特定のテーマについて継続的に交流していく提案が行われ2時間余りの会談を終えた。
熊本市とハイデルベルク市は「環境に対する共通の責任を有する」との理念のもとに1992年5月友好都市の盟約を結んだ。
今回、両市の環境保護に携わる人々が顔を合わせたことは理念を具現化するものと言えよう。