熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

【事務局】Tel.090-9792-2190, e-mail: kawatasei@jcom.zaq.ne.jp

アンナのドイツ語カフェ11月 - 12月

2020-11-29 19:05:48 | 情報提供
11月26日(木)午後2時からと午後6時30分からの各1時間、熊本市国際交流会館で「アンナのドイツ語カフェ」が開かれました。
11月のテーマは「日本人から見るドイツ語」。
まず、「ドイツ語を勉強したことがあるか」、「ドイツ語を学んだきっかけ」、「ドイツ語はどんな言葉と思うか」が尋ねられました。
15名ほどの参加者の中の数人が勉強したことがあり、きっかけとして「10年前にスイスの人と知り合い文通するため」、ドイツ語の特徴としては「語順がわかりにくい」、「ガイドブック片手に旅行したが、カタカナ発音で結構通じた。日本人には英語より話しやすい」との答がありました。

ドイツ語のカタカナ発音に関しては後でふれることにして、日本語に取り入れられた言葉の紹介から本題へと移りました。
そこでは、アンナ・ザイツさんの日本での驚きや不思議に思うことも紹介されました。
たとえば、ドイツでは耳にしなかった「ワンダーフォーゲル」という言葉に出会ったこと、コストも時間もかかるので特別な存在であるバウムクーヘンがいつでもどこでもあること、味も食感も違うのにウインナーがソーセージの代名詞になっていることなど。
ここまでが30分。続く30分は「ドイツ語」の説明に充てられました。
冒頭の参加者の発言にあった「ドイツ語のカタカナ発音」に関連して強調されたのが、「カタカナ言葉は通じない(ことがある)」。
日本語は子音に母音がくっついて発音されるが、ドイツ語は子音が連続する。カタカナは使わないでほしい。オンラインで音が聞ける。
「私も日本語を学んだ時、カタカナにローマ字がふってあった。実際に日本に来たら、発音が違っていた。」と逆の体験も交え、
ドイツ語学習で気をつけることを熱心に話されました。

その後は、「ウムラウト」、「冠詞」、「ことばをつないで作る長い言葉」、「いくつかの言葉を合成して作る言葉」、「世界で人気のあるドイツ語」の順に特徴を説明し、最後に「ドイツ語とデザイン・ファッション」として「ドイツのデザインをイメージした日本の商品」に触れられました。
また、終了後、3人の参加者から質問がありました。

今回もスライドを豊富に用意されました。何枚かを写しましたので、それによりお話の中身にふれていただきたいと存じます。

                  

                     

次回、12月のドイツ語カフェは「クリスマスパーティー Weihnachtsfeier 」。
クリスマスの由来の話の後、ホットワインを飲みながらクイズ・プレゼント交換ゲームを楽しみます。
プレゼント交換ゲームへの参加は自由です。参加される方は500円程度のプレゼントをご用意ください。
日時:2020年12月22日(火)① 14:00~15:00 ② 18:30~19:30  場所:熊本市国際交流会館  参加費:500円(グリューワイン・パンチ付き)
その他、下のチラシをご覧ください。

            

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「ハイデルベルク便り」 コロナ禍の今

2020-11-27 17:33:51 | ハイデルベルク情報
熊本友の会のハンス・ホーボルト会長から最近のハイデルベルクの様子が協会にもたらされました。
今後、「ハイデルベルク便り」と題して、その都度、ブログにて皆様と共有してまいります。

(11月26日発) ハイデルベルクでは新型コロナウイルス(コビット19)への新たな感染者が、毎日、15ないし20人確認され、バー、レストラン、カフェ、劇場、映画館、スポーツ施設はクリスマスまで休業中である。財政支援はあるものの小規模事業者の多くが経営危機に直面するだろう。
11月11日はドイツ各地でカーニバルシーズンの始まりの日に当たる(少なくとも関係する各団体にとっては)。ハイデルベルクでも大がかりではないが、例年それなりに出し物がある。子供からお年寄りまで楽しめる「阿呆の集会」。カーニバル期間中の「バカ騒ぎの数日」はパレードやダンスパーティーで盛り上がる。しかし、今年はそれらすべてが中止となった。カーニバルの団体は伝統的に政府に批判的立場なのだが、今年はウイルスと戦う国のキャンペーンと足並みを揃え、カーニバルクラブ「ペルケオ」のポスターにもそれが表れている。
( Hajo「ハヨ」は、ケルンのAlaf「アラァフ」やマインツのAhoi「アホイ」と同じくカーニバルの掛け声)。

              
         道化師ペルケオが「手洗い」、「マスク着用」、「ソーシャルディスタンス」、「適切な換気」を呼びかけている。

    ハイデルベルクの広場にはクリスマスの飾り付けがお目見えした。

               
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ベルツ ー 草津 ー ハンス 

2020-11-25 15:08:00 | ハイデルベルク交流
シュツットガルトの墓地に眠るベルツ博士は草津温泉の名声を高めたことでも知られます。
「湯畑」を囲む石柵には花夫人と共にその名が刻まれています。

   
今年の2月中旬、新型コロナウィルスが注目され始めた頃、「湯もみショー」には多くの観光客が詰めかけていました。

    

ここで唄われるのが「草津節」
 草津よいとこ一度はおいで(ハァドッコイショ)
 お湯の中にもコリャ 花が咲くよ(チョイナチョイナ)

湯もみショーのチラシには、ベルツ博士のお弟子さんたちが唄ったというドイツ語の歌詞が紹介されています。
 Kusatsu, guter Platz,   einmal kommen Sie ・・・ Dokkoisho
 ク サ ツ グッター プラッツ  アインマール コメン ズィー     ドッコイショ
 In heisser Quelle Kohria    Bluehen   Blumen   Choina Choina
イン ハイサー クベエレ コーリャ  ブリューエン  ブルーメン  チョイナ チョイナ

ハイデルベルク・熊本友の会のハンス・ホーボルト会長とのあるやり取りの中で草津温泉を訪れたことに触れたところ、
「草津は古くからの名湯でビーティヒハイム出身のエルヴィン・ベルツが泉質を分析し、その効能を推奨した」
と知識が湧き出し、さらに「義父(つまり、奥様の紀子さんの御父上)が唄っていた」と草津節のドイツ語の歌詞まで披露されました。
そう何度も聞いたわけではないでしょうに、「さすがに詩心の持主ハンスだな」と感心したしだいです。
Kusatsu guter Platz   Bitte kommen Sie
クサツ グゥター プラッツ   ビッテ コメン ジィー 
In das schoene Wasser shoya, shoya Shoya, shoya
イン ダス シェーネ バッサー ショヤ ショヤ ショヤ ショヤ


さて「草津節」から一転、
11月29日(日)午後7時から日本福音ルーテル健軍教会で熊本日独協会理事の吉田李桂さんによる
ソプラノ・リサイタル ークリスマスに寄せてー Liederabend zu Weihnachten が開かれます。
11月19日の記事に重ねて今一度ご案内申し上げます。


(M.S)
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シュツットガルトとベルツ

2020-11-24 17:44:29 | 雑記
シュツットガルトの Dr. マンフレート・コルンさんからの7月17日のメールの末尾には次のように書かれていました。
「シュツットガルトから4枚の写真も合わせてお送りします。こちらの墓地で撮影したもので、名前を見れば、すぐに何者かお分かりになるでしょう。Ervin Baelz は近隣の出身で妻とともにここに葬られています。」

いただいた4枚の写真には類似のものもあるので、2枚を掲載します。
知識の中の存在だったエルヴィン・ベルツがコルンさんによって突如、確かに実在した人物になりました。

 

お墓には「はな」の旧姓が「荒井」だったと記されている。花子夫人は夫の死後、日本に帰国。1930年に実家の菩提寺である豊川市の曹洞宗「西明寺」に供養塔を建立。西明寺にはエルヴィンと花子のベルツ夫妻のお墓もあるとのこと。シュツットガルトのお墓に供えられた卒塔婆に「西明寺」の名があるのはこの縁によるものでしょう。二人の名前の下には『ベルツの日記』を編纂した長男「トク」の名も見える。並んでいrるお墓もベルツ家のもの。
なお、Ervin von Baelz はシュツットガルトの北約20キロのビーティヒハイム・ビッシンゲンに生まれ、シュツットガルトのギムナジウムで学んだ。


(M.S)
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o-genki desu ka シュツットガルトからの気遣い

2020-11-22 18:50:26 | 雑記
7月17日、「熊本の皆さま、いかがおす過ごしですか?ここ数日、大雨による被害が報道され、NHKは大洪水の惨状を伝える映像を流しています。」で始まるメールが届きました。発信者は、シュツットガルトの Dr. マンフレート・コルンさん。コルンさんはロベルト・ボッシュの技術者。出張で熊本を訪れた際、国際交流会館前の「オクトーバーフェスト・イン熊本」に立ち寄られ、それ以来、会員との親交が続いています。
メールにはさらに、「Kumamoto をかなり川幅の広い川が流れていたのを覚えています。あれが、Kuma 川で、しばしば洪水を起こすのですか?」と書かれていました。県と市は同じ「Kumamoto」で球磨川も「Kuma」と発音されるので、洪水は熊本市で起きたと思われたのでしょう。

コルンさんは「気候変動が大きな影響をもたらすことが次第に明らかになってきています。コロナの感染拡大のように早くはないが、より重大な結果をもたらし、私たちの子どもや孫たちはたくさんの問題を抱えることになるでしょう。といっても、新型コロナも大きな問題ではありますが。Bosch でも勤務を週4日に減らし、マスク着用が義務付けられました。休暇から帰ってくる人も出始めました。旅先で羽目を外した結果ウイルスを持ち帰る事態も発生するでしょう。何とも残念でばかげたことです。(中略)
幸い、近くには美しい湖(写真のAとB)があり、気晴らしに泳ぎにいきます。」と生活の様子もお知らせくださいました。

    

そこで、こちらからは白川堤防に設けられた遊歩道の写真をお送りしました。

    

今年7月、人吉・球磨を中心に球磨川の氾濫がありましたが、熊本市でも近年では2012年7月、白川の洪水があり、その後、河川改修が進められ、今年1月(令和2年)工事が完了しました。
その記念碑が渡鹿堰の近くに設置されています。



その先の龍神橋から熊本駅近くの白川橋までの区間は公募により「白川ちゃりんぽみち」との愛称がつけられ、整備が行われています。

(M.S)
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