熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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アンナのドイツ語カフェ10月・11月

2020-10-24 23:52:41 | 情報提供
熊本市国際交流員アンナ・ザイツさんによる「ドイツ語カフェ」が10月22日午後2時からと午後6時半からの2回、熊本市国際交流会館で開かれた。
9月と10月は「ドイツ統一から30年」の共通テーマ。
9月は①ベルリンの壁と東ドイツでの生活
10月は②壁崩壊とドイツ統一で、「1989年11月9日の壁崩壊に至る過程、壁崩壊の瞬間から1990年10月3日のドイツ統一まで、そしてその後の新しいドイツ」が1時間に圧縮して紹介された。
統一後の世代であるアンナ・ザイツさんは家族などの話と書籍やメディア資料を基に説明する内容を構成、象徴的出来事を時系列に取り上げ、それに関する画像や映像を豊富に用いてわかりやすく話してくれた。
午後2時からの部で撮影した写真の何枚かをご本人の承諾を得てここに掲げる。
                         
 
1時間の講演終了後、参加者から出た質問の例 
 Q ブランデンブルク門の近くの壁にたくさんの人が登っているのはなぜか?
 A そのあたりが他よりも低くて登りやすかった
 Q 「伝説の記者会見」の話は面白かった。あの発表は間違ったのか?
 A そう。ちゃんと確認していなかったので、出国緩和を「今すぐと言ってしまった。」
  (注:配布資料のドイツ語は、Pressekonferenz zur Reisefreiheit fuehrt zum 〟Mauerfall〝
    記者会見でのシャボフスキーの誤った発表が壁崩壊の直接の引き金となったことから
    〝「伝説の記者会見」で壁の崩壊〟とザイツさんは日本語訳したわけである。)
 Q 抗議デモでの死者はいなかったのか?
 A その時はいなっかたと思う。
 Q ゴルバチョフが東ドイツが西と一緒になるのを認めたのはなぜか?共産圏にとどめておきたかったのではないか?
 A ゴルバチョフもソ連の改革を必要としていたから。この問題については、私よりも詳しい方が会場にいらっしゃったらお願いします。

アンナ・ザイツさんのご両親は新婚旅行で海外にいて壁崩壊は後で知った。
3年前、お母さんとブランデンブルク門の前に立った時、お母さんが「こんなことが起きるとは」と感極まって突然泣き出された。
こんな実話も聞くことができた。
 質問と実話部分は記憶によるので正確でないところがありえます。

次回の「ドイツ語カフェ」日本人から見るドイツ語
 日時 2020年11月26日(木) ①14:00~15:00 ②18:30~19:30
 場所 熊本市国際交流会館
 費用 500円 ( リンク カフェコーヒー付き)
 申し込み&問い合わせ 熊本市国際交流振興事業団 ☎ 096-359-2121 koza@kumamoto-if.or.jp 


毎日使う日本語の中にもドイツ語由来の言葉、「ウィンナー」や「バウムクーヘン」などがあるが、同じ単語を聞いても、
日本人とドイツ人が違うイメージをしてしまうことがある。そのような勘違いを詳しく調べるなど、面白い話題をアンナさんと
楽しく学ぶ。ドイツ語の勉強に興味を持っている方・勉強したことがある方はもちろん、未経験者も大歓迎 !

 

(M.S.)
コメント
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