熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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ハイデルベルクの猿

2016-01-28 14:55:28 | インポート
1月10日の記事でハイデルベルクのAlte Bruecke ( 古い橋 )際に置かれた猿の彫像に顔を入れた熊本友の会ホーボルト会長の写真を掲載しました。
像の設置は1979年。それ以来、ハイデルベルクで最も人気のある被写体の一つとなってきました。
本日はこのブロンズ像に関係するお話2点。

まず、 手元にある1冊の本について

題名はその名も『 Der Heidelberger Brueckenaffe 』(『ハイデルベルクの橋の猿』)
発行者はWilm Weber (ヴィルム・ヴェーバー)氏
アルト・ハイデルベルク協会の会員で像設置の主導者の一人

この本によると、同協会では、昔あった猿の像を橋際に設置することとし、委員会を設け、コンテストを実施。
課された条件の一つが鏡を手にしていることであった。
77年12月16日、Gernot Rumpf ( ゲルノート・ルンプフ )教授の案が1位となった。 写真6:製作中の様子
2位は、Juergen Goertz ( ユルゲン・ゲルツ )写真4、3位はPeter Lehmann ( ペーター・レーマン )写真5 
公費の補助はなく、経費はすべて私費でまかなわれた。すなわち、およそ250の個人、企業、団体、協会からの5~5,000マルクの寄付、ブロンズメダルの販売、78年8月には「橋祭り」を開催し募金を集め、目標額に達することができた。

以上が、多くの人になじみの深い観光名所の簡単な来歴紹介。

次に、この本の贈り主について

Nils Weber ( ニルス・ヴェーバー )氏
職業は弁護士。市議会で重きをなし、1990年熊本市が開催した水資源国際会議にハイデルベルク市代表団の団長として参加された。
1992年1月、熊本市議会の各派代表が友好都市締結の事前調査に訪れた際は熊本友の会の会員として歓迎の夕べに顔を出されていた。
本をいただいたのが90年と92年のどちらの機会であったのか記憶があいまいになっているが、にこやかな笑顔を浮かべていらっしゃったのは印象に残っている。
その時は何もおっしゃらなかったがお父様はWilm Weber 氏、本の出版者その人。
本末尾の寄付者名簿にもお父様の名と並んで Weber,Nils とあった

年月を経て今回ネットで検索したら、長い闘病生活の後、2014年9月26日市議会議員の身分のままお亡くなりになったことがわかった。
今後、アルテ・ブリュッケの橋際で鏡をかざすブロンズ像を目にする度に熊本とも縁のあるヴェーバー氏の名を思い出すに違いない。 (M.S.)

      
      
     


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冬来たりなば ― ハイデルベルクより

2016-01-25 16:09:28 | ハイデルベルク情報
九州、熊本にも猛烈な寒波が襲来しました。
23日の「雪だより」に続いて昨日届いた熊本友の会ホーボルト会長からのメールと写真を紹介します。

「こちらは冬の真っ盛り。その中で、いやそれゆえにこそ、キタリスは次の世代のための暖かい巣作りに余念がない」


       
        
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雪景色のハイデルベルク

2016-01-23 19:14:34 | ハイデルベルク情報
最大級の寒波襲来で1月23日の夜から九州でも積雪の予報が出ています。
21日、ハイデルベルクの熊本友の会ホーボルト会長からメールが届きました。
「一夜にしてハイデルベルクは冬のたたずまいとなった」
写真2葉が添えられていました。


           
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コール・クライゼルのステージ

2016-01-23 19:07:42 | インポート
先週の日曜日(1月17日)、熊本市国際交流会館での「ちきゅう音楽広場」に日独協会合唱団コール・クライゼルが出演。
県立劇場での熊本交響楽団第百回コンサートと重なり、クライゼルのステージを見逃された方も多いと思います。
そこで、何枚かの写真でその様子を紹介します。

   
   
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ドイツ統一25周年パネル展開催中

2016-01-13 16:03:34 | インポート
  ドイツ統一への道 パネル展

  期間 1月11日~1月24日
  会場 熊本市国際交流会館1階エントランスロビー
  主催 大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館
     (一般財団法人)熊本市国際交流振興事業団  熊本日独協会 


パネル展について(総領事館提供の「パネル展概要」から)
ドイツが再統一されてから25年目にあたる本年、ドイツ外務省と「旧東独社会主義統一党による独裁体制を検証するための連邦基金」はパネル展を企画しました。東ドイツにおける平和革命により、ドイツ統一の問題が予期せずドイツ政治・国際政治の日程にのぼることになった経緯を、150を超える写真等とともに詳細に解説し、ドイツ内部における展開ばかりでなく外交交渉にも目を向けて、1990年10月3日の再統一に至る過程をたどります。
また、「国民の記憶」プロジェクトと共同して、QRコードで呼び出せる18のビデオポッドキャストを用意し、1990年の波瀾に満ちた展開を、当時を生きた人々が振り返ります。

展示内容(パネルタイトル)
0  スタートパネル (下に写真掲載) 
1  1992年10月2日 東ドイツ最後の日
2 ~ 18(略)
19 ドイツ統一中間決算

展示ロビーの写真は設営直後のものです。
再度、皆様がご覧になる様子を掲載しようと思います。
部数に限りがありますがパンフレットもお持ち帰りいただけます。
どうぞ早めにご来場ください。

              

 
 
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