熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

【事務局】Tel.090-9792-2190, e-mail: kawatasei@jcom.zaq.ne.jp

新しい友情の始まり

2016-10-22 01:13:35 | インポート
10月21日午後7時からビアレストラン・オーデンでリューネブルク市民訪問団を迎えての交流会が開かれた。

リューネブルク市と鳴門市は1974年姉妹都市締結。両市の交流を支援し深めるためリューネブルク独日協会が1978年設立された。
両市の間では1年おきに市民訪問団を派遣。今回は同協会の会員など30名が鳴門市で13日から16日まで交流。25日深夜、大阪から帰国するまでの間、広島や九州を旅行する。昨夕、別府から阿蘇を経て、熊本に到着。明朝には、長崎に向かう。

訪問団員が日の丸の小旗を手に入場。熊本の参加者と対面して着席。司会は川田理事・事務局長。熊本市国際交流員のべリンダ・プライスィンガーさんが通訳。
熊本日独協会八戸会長、訪問団のディエムベック団長があいさつとプレゼントの交換。吉田理事が乾杯の音頭。
言葉の壁もなく、それぞれのテーブルで話が弾んだ。
中程でリューネブルク側からバスの中で練習してきた4曲が披露された。曲目は日本語での「ふるさと」、ドイツ語で「Der Mond ist aufgeganngen」など。
熊本日独協会合唱団「コール・クライゼル」が「もみじ」など3曲をドイツ語と日本語でお返し。アンコールで「野ばら」を歌った。
会場には楽しい雰囲気が満ち、なごりが尽きぬ中、「これは別れではなく、新しい友情の始まりだ」と重浦前会長があいさつ。
皆で手をつなぎ輪になり、「友情に幸あれ」と願い、午後9時半お開きとなった。


                      
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心をつなぐホームコンサート

2016-10-14 16:49:27 | インポート
11日、ハイデルベルクからの友人たちは八戸会長宅の夕食に招かれる。

奥様の美味しい手料理を堪能。五ヶ瀬ワインも好評。
オルガニストの契子さんは書にも心得があり、ヨハンセン、ローマンの名字を漢字に変換、墨でしたためプレゼントされる。
トーマスさんは静かに構えながら時折ジョークを言う。落ち着いた良く響く声を会長がほめられる。「バス」はコーラスグループからの需要が多いそうだが、本人はどこにも所属していないとのこと。奥さんのケルスティンさんは、ある合唱団の一員。家では、トーマスさんのピアノで歌われるそうだ。

デザートに移る頃、会長が八千代座での「第九」の公演でのソロのビデオを紹介。
続いてローマンさんご夫妻からのお返しとなる。ケルスティンさんが選ばれたのは「Der Mond ist aufgegangen(月は上りぬ)」。ご夫婦でしっとりと歌われる。
次は、「Wenn ich ein Voeglein waer'(小鳥ならば)」を3部で輪唱。拍手や笑いが弾む。
すっかり打ち解け、気に入った歌を見つけては次々と合唱。「Forschgesang(かえるの歌)」を輪唱すると「こんなドイツの歌があったのか」とローマン夫妻は大喜び。ハイデルベルクに帰ったら歌集を見せてもらう約束をヨハンセン氏に取り付けられる。

この夜も古い友だち、また、新しい友だちの結びつきを歌が強め、協会が作成した『ドイツ愛唱歌集』も役だった。(m.s.)


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ハイデルベルクからの旧友

2016-10-11 10:58:25 | インポート
熊本市とハイデルベルク市の友好都市盟約が結ばれたのは1992年5月17日。その年の1月、熊本市議会の事前調査団がハイデルベルク市を訪問。歓迎会のホテル会場に一人の控えめな男性が喜びにあふれて待ち受けていた。ペーター・ヨハンセン氏。空手などを通して日本に魅せられ、熊本市からの友好都市への長年の願いを知り、「ライン・ネッカー新聞」に投稿するなど後押ししてきた人物。締結後、幾度か熊本に滞在。2012年5月の友好都市20周年記念の熊本日独協会総会には来賓として招かれた。
今回は再び、パートナーのジャネッテさん、日本は初めてという友人のケルスティンさんとご主人のトーマス・ローマン博士とともに来訪。京都、四国のお遍路など2週間の密な時間を過ごして本日(10日)午前に熊本着。
夕方、6時半から八戸会長ご夫妻、川田事務局長らにより歓迎の小宴がいつもの石松茶屋で開かれる。ハイデルベルクからの4人が選ばれた飲み物は、ヨハンセン氏が麦焼酎の水割り(氷なしで!)、ジャネッテさんとケルスティンさんが日本酒を「熱燗」で、ローマン氏は生ビール。
乾杯に続き、ヨハンセン博士(日独交流、特に日本における友好協会の歴史の研究で数年前、博士号を取得)が自らあいさつ。
「この10月10日は特別の意味を持つ日である。25年前のきょう、ハイデルベルクで『熊本友の会』が設立された。その3カ月後、初めて熊本の人と知り合った。今夕、熊本日独協会の友人の皆さんに温かく迎えてもらい喜びも大きい」。これまでに交流のあった方々や出来事が振り返られた後、「しかし、思い出だけを語るのではなく、未来を見たい。清治(川田事務局長)が協会の事務を担うことになった。記念にハイデルベルクの帽子を贈る」。細面の川田さんには帽子が良く似合う。また、八戸会長には「ハイデルベルクをいつも目にしていただけるように」とカレンダーが手渡される。いつになく饒舌なペーター(ヨハンセン)につられて会話も盛り上がり、焼酎のコップや空いたお銚子が並ぶ。
金澤さんが遅れて参加。乾杯も繰り返される。明晩は八戸会長が自宅に招かれる。(m.s.)


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青空のもと城下町にぎわう

2016-10-10 14:03:49 | インポート
オクトーバーフェスト2日目。昨日と打って変わって午後は太陽が照り付ける。簡易な温度計の目盛りは日差しの下では40°Cを超え、テントの中でも33°Cを示す。ビールもうまそう。

昨夕は雨のため始まるとすぐに打ち切られた「みずあかり」にも今宵は多くの人々が訪れるであろう。ただ、熊本城の長塀沿いには竹飾りが設置されないなど、4月の大地震がここにも影響している。それにも負けない主催者やボランティアの熱意で周到な準備がなされる。

熊本日独協会もドイツ総領事館から提供いただいたガイドブックを配布し「ドイツの魅力」を広報する。渡邉会員は特技のバッタを作ってこどもたちにプレゼント。棕櫚の葉でできたとは思えない生きいきとした姿に驚きの反応。ついでに「ありがとう」は「ダンケ・シェーン」と言うんだとドイツ語のワンポイントレッスン。荻野理事、川田事務局長も笑顔で見守る。協会のテーブルには熊本で亡くなった二人のドイツ人を顕彰する「日独友好の礎」修復の募金箱が八戸会長の発案で置かれる。

食のブースではお勧めをスタッフに尋ねる人も。「日本一小さな?!オクトーバーフェスト」と自称しているが、ビールやパンの種類はとても豊富なのだから。
たとえば、オーデンでは、生ビールはレーベンブロイ、ケーニッヒ・ルートヴィッヒ・ヴァイスビアが、瓶ビールはイエバーピルスナー、ヴァルシュタイナー、ケストリッツァー、ヴァイエンシュテファン、セレブラトア、エルディンガー(フェストビア)、シュナイダー(フェストビア)。
熊本クラフトビアでは、すべて地ビールの生で、ダークラガー、フィートラガー、ヴァイツェン、ペールエール。
ゲルマンハウスでは、焼きたてフランクフルトソーセージをトルティアで包み熱々で食してもらう。お持ち帰りのハム、ソーセージ、ベーコンも冷蔵ケースに並ぶ。
ベッカライブレッツェンは全部を書ききれないが、ブレツェン、クノップフ、ツォップフ、ゼーレ、ゼンメル、ケーゼシュタンゲン、ブッターミルヒブロート、フルフトブロート、ミッシュブロート、ヒマワリの種のパンあるいはビーネンシュティッヒetc.。

夕刻に向かうにつれ、熊本小年少女合唱団の演奏などもあり、さらに人出も増え、各店も忙しくなる。かくして飲食場所を広げるため協会のスペースは5時半に撤収。「みずあかり」の点灯は6時。それを訪れる皆さんに楽しんでいただけるようビールやソーセージの販売は9時まで続けられた。
(m.s.)

陽光の下ビールが進む


「みずあかり」の準備も進む



協会のテントにも


豊富な品ぞろえ


夕闇迫り



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オクトーバーフェストくまもと始まる

2016-10-09 11:50:29 | インポート
くまもとの秋の恒例イベントとなった「日本一小さな?!」オクトーバーフェストが8日(土)熊本市国際交流会館前(特設テント)で始まった。
熊本中心部での食のお祭「城下町大にぎわい市」に併せて熊本日独協会と熊本市国際交流振興事業団が主催し第6回目となる。
午前9時、会員企業のビアレストラン・オーデン、ゲルマンハウス、熊本クラフトビア、ベッカライブレッツェンも一緒に設営開始。
11時、八戸会長のあいさつに続き、協会合唱団「コール・クライゼル」の演奏で開幕。
各テントの前にはすぐに待ちかねた人の行列ができる。
同会館と熊本市民会館では全日本病院学会が開かれており、両会館を行きかう全国からのお客様が「熊本のドイツ」に触れられることに。
2019年開催の「ラグビーワールドカップ」、「世界女子ハンドボール選手権大会」の宣伝ブースも並び国際交流会館前は世界と熊本をつなぐ場となる。
午後からはあいにくの雨となったが9日はしだいに晴れる予報で多くの人出が期待できる。(m.s.)












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