アップルのデジカメ「Apple QuickTake 200」は記憶媒体に2MBのスマートメディアカードを使っていました。
右側は着脱可能な透視型ファイダー
このデジカメからMacへのデータ転送はシリアルポート経由なんですが、これは「とほほ・・・」な話で、時流に乗り遅れた私のマックライフでは、つい最近になってこのシリアルポート付きのMacから卒業したばかりでした。
私は富士写真フィルム製のデジカメとして四、五年前のFinePix1400とその後に出たFinePix401を使った経験があります。
これらの機種も同じスマートメディアを使っていて、画像データのMacへの取り込みにはUSB経由で、サードパーティーのメモリーリーダーを使っていました。
シリアルポートが無くても、このメモリーリーダーを使えば楽々とデータの取り込みが出来ると早計にも信じ込んでしまいました。
しかし、世間はそんなに甘くない・・・
そもそもスマートメディアは東芝が開発したNAND型フラッシュEEPROMを搭載したメディアでした。それも初期の製品は2MBと4MBで5V仕様だったそうです。しかし、その後、8MBを出荷する際には3.3V仕様に変更し、以降は全て3.3V仕様のモノが次々と商品化され今日に至っています。
5V仕様のスマートメディアカード
そこで、この両者を区別する為に5V仕様は左上角に切り口を設け、3.3V仕様は右上角に切り口を設けて識別する様に配慮されたそうです。
その為、現在入手可能なメモリーリーダーは3.3V仕様のモノが挿入できても、左角に切り口のある旧タイプは挿入できない様になっていることが分かりました。正にギブアップ・・・ジエンドです。
その後、希少価値のある?2MBの5V仕様ですが、たまたまアキバのソフマップで一個だけ中古を見付け買いました。
Rolandのブランド付きで210円でした。後で聞いた話ですが、当時は電子楽器にも多く使われたそうです。
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