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16球式オール・ウェーブ・スーパー・ヘテロダイン受信機の回路図が その2

2007-02-21 20:59:15 | アマチュア無線
1938年の発行、「無線と実験」第25巻第1号の附録の「最新高級受信機回路図集」から、16球式オール・ウェーブ・スーパー・ヘテロダイン受信機をピックアップしました。

それは、当時の通信型受信機の代表格、HAMMARLUND MFG CO INCのModel Super PRO、通称「スーパープロ」の回路図です。その裏側は電源部の回路図になっています。



電源部だけで真空管が二本使われ、合計で十六本の真空管となり、とても豪勢な作りと言えます。

真空管としては、
6A7 第1検波
6C6 発振
6D6 第1無線周波増幅
6D6 第2無線周波増幅
6D6 第1中間周波増幅
6D6 第2中間周波増幅
6D6 第3中間周波増幅
6B7 第2検波
6B7 自動音量調節
6C6 ビート発振
76 第1可聴周波増幅
42 ドライバー
42 AB級可聴周波増幅
42 AB級可聴周波増幅
5Z3 整流
1V 整流

特徴として、
各段に於ける増幅度を比較的低くして、安定度を増加している
無線周波増幅用の変成器群は、すべて金属函に纒めて組み込んである
電源部を切り離すことに依り、電池用としても使用出来る
空中線の一次線と二次線の間は、ファラデースクリーンを以て静電的に遮蔽されている

参考事項として、
空中線はダブレット型を使用するように指定してある
   
実を言って「スーパープロ」なんて、私の中高生時代には、それこそ高嶺の花で、ただただラジオ雑誌に掲載された写真でしか見たことがありませんでした。いま思えば、この「スーパープロ」って総称であって何種類もあったのではないかと思います。

 BC-779

当時、近所でアマチュア無線をやっている方が「BC-779」と言うバカでかい受信機を使って居られ、それも恐らくこの「スーパープロ」のファミリーではないかと今さらに懐かしく思い出しました。



16球式オール・ウェーブ・スーパー・ヘテロダイン受信機の回路図が その1

2007-02-20 20:29:15 | アマチュア無線
神田神保町の古書店で偶然見つけた1938年(昭和13年)の発行「無線と実験」第25巻第1号の附録「最新高級受信機回路図集」から、取りあえずヒトツだけですが、ご紹介しておきます。

それは(真空管を16本使用した)16球式オール・ウェーブ・スーパー・ヘテロダイン受信機で、高周波2段中間周波3段のとてつもない回路構成。戦後の復興期に普及したのが5球式スーパー・ヘテロダイン受信機でしたから、それだけでもビッグなラジオだと容易に想像が付きます。

今から半世紀も前になりますが、当時アマチュア無線を志していた方なら一度は手にしてみたいと思っていた、通信型受信機の代表格、HAMMARLUND MFG CO INCのModel Super PRO、通称「スーパープロ」の回路図です。

Model Super PRO


この当時の日本では、鉱石ラジオも現役で、真空管ラジオは並三か並四、高一の時代で、スーパーへテロダイン式の受信機などは富裕層の一部でしか所有できなかった時代だったと思います。



「無線と実験」附録、最新高級受信機回路図集

2007-02-18 02:29:15 | アマチュア無線
月に一度か二度の割で神田神保町の古書店街を行ったり来たりして、自分の趣味に合った古書を探しています。

そんなある日のこと、神保町から少し九段の方へ寄った古書店街の途切れるところにある店は入ってみました。そこの蔵書は、およそ電気とは無縁の本ばかりで、この私が店内を歩くにも何か違和感を自分自身が感じていました。

 受信機回路図集

早々に出ようとした矢先、足下に平積みされた古書のタイトルに目が釘付けになりました。何と、その文献の表紙には、

ラヂオ
最新高級受信機回路図集
附・標準的測定器3種
東京
誠文堂新光社

目が点になるとは、この様なことを言うのでしょうか?すかさず、手に取ってみました。

それは「無線と実験」第25巻第1号の附録でした。1938年の発行とありますので、私の出生よりずーっと前、指折り数えてみると六十九年も前のことになります。

紐綴じの紙製ケースにB5版の回路図が十六枚収められていました。
厚手の用紙で経年変化も見られましたが、損傷も少なく程度は良いと思われました。多くは(当時の)アメリカの最新型の受信機の回路図の様に見て取れますが、日本製として唯一、三田無線(Delica)のモノも混じっていました。その中から、16球式オール・ウェーブ・スーパー・ヘテロダイン受信機の回路図を以下に付けますが、



戦前のアメリカの受信機の内容が垣間見えてただただ凄いと感じ入りました。今後、何回かに分けて回路図など皆さんにもご覧頂きたいと思っています。

キートップに「かな文字」表示のない日本語配列キーボードが

2007-02-17 00:15:15 | マッキントッシュ

10キーやファンクションキーなど、必要最低限のキー以外を省いたコンパクトキーボードとして知られるHappy Hacking Keyboard(略してHHKB)が発売開始から十年経ったとか・・・マックユーザならご存じの方も多いでしょう。

このHHKBからつい最近発表されたのが、マック対応の「Happy Hacking Keyoboard Lite2 for Mac」。基本的なスペックは、すでに発売されているキーボードと同じで、英語配列と日本語配列の両方があります。ボディカラーとキートップはホワイトで、マック用の専用ドライバが付属します。

 Happy Hacking Keyoboard Lite2 for Mac

このキーボードのユニークなところは、日本語配列を選択しても、キートップの刻印にカナ文字が無く、すっきりしていて、英語配列と見間違うほどです。アップル純正キーボードで「カナ/かな」と表記されたカナキーも、このキーボード(HHKB Lite2 for Mac)では「Kana」と表記され、英数キーはHHKBのロゴ表記となっています。

一般的に、多くの人がローマ字入力で、「かな」を一文字ずつ打つ人は殆どいないでしょう。あればあったで半角カタカナを多用する人が出てきて、はた迷惑なことにもなりかねません。

永年、マックの英語配列のキーボードを愛用している私にはとても歓迎されるべきモノと思っています。

「Happy Hacking Keyoboard Lite2 for Mac」の特徴としては、

●マック専用刻印を施したキートップ。マルチメディアキー、Ejectキーも装備。
●付属のドライバにより、マック独自の入力をサポート。また、キー割当のカスタマイズも可能。
●ホワイトのボディカラーとシンプルなキー刻印。
●キーピッチはフルサイズのまま、キー数を必要最小限に抑えて小型化(A4 Half Size)
●しっかりしたクリック感のキータッチ。
●USB(1.1) HUB 2ポート装備。
●Mac OS 8.6 ~ Mac OS X 10.x

なお、実売は税込みで六千円台前半と予想されています。


USBメモリの低価格化も進み、2GBで3,980円のモノも・・・

2007-02-13 23:59:15 | アキバ/秋葉原
先日、秋葉原の中央通りに面した店で店頭の目玉商品としてUSBメモリがあり、その値段の安さに足を止めました。
二年ほど前にこのUSBメモリで1GBを買った時には一万数千円だったのに、今日見掛けたのは何と2GBで3,980円とは・・・メモリの価格下落はとても予想しがたいモノがあります。

このUSBメモリは各社とも基本的なスペックは当然ながら横並びで、何か機能や外観デザイン、使い勝手などで差別化しています。

 USBメモリ

今回のモノは、メーカの言葉を借りれば、

キャップいらずの軽量・コンパクト設計。360°回転するロータリーキャップ採用!
キーケースや携帯電話に取り付けができるコンパクト設計なので、持ち運びもラクラク。またUSBキャップ無しでUSB端子を保護できる設計になっているので、どこへ持ち歩いてもキャップを紛失する心配はありません。

USBポートに直接挿し込むだけの簡単接続!
デスクトップPCでもノートPCでもUSBポートに挿すだけで使用できます。また、ドライバインストールも面倒な設定も要りません。

デジカメ画像、デジタルミュージック、何でもカンタンに保存!
オフィスで作ったデータを自宅に持ち帰る、Macintoshで作成したデータをWindowsに移動するなど様々な使い方ができます。もちろん、デジカメ画像、デジタルミュージック、エクセルやワード等の仕事のデータ、何でもカンタンに保存ができます。

大容量データでもUSB2.0対応で超高速転送!
高速USB2.0転送で、大容量動画ファイルなども気軽にデータの読み込み/データの書き出しができます。

これをどう評価するか?買う人の気持ちしだいですが、データの読み書きがキチンと出来れば、あとは有っても無くても大差ないモノだと私は思います。

JR東日本や私鉄、バス、地下鉄に「PASMO」一枚で乗車できる

2007-02-12 23:59:15 | その他
東京の地下鉄(東京メトロ)の駅構内の告知ポスターによると、関東の私鉄・地下鉄で利用できる磁気型乗車券「パスネット」の非接触ICカード版「PASMO」の導入が来月18日より開始されるそうです。

「PASMO」は、関東の私鉄やバス、地下鉄に非接触ICカードで乗車できるサービスで、非接触ICチップとしてFeliCaが採用されています。この「PASMO」一枚で電車もバスもどちらでも利用できるようになります。

 無記名式  定期式

その種類は、大人用カード、子供用カードの二種類があり定期券としても利用できます。大人用カードでは無記名式と記名式が用意され、記名式では氏名や住所などを登録することで紛失時に再発行が可能です。

「PASMO」は、一枚のカードに最大二万円までチャージでき、チャージは自動券売機やバスの車載器などで行います。また、チャージした金額分を電子マネーとしても利用できるようです。

既に多くの利用者がいるJR東日本の「Suica」と、この「PASMO」の相互利用が来月より開始され、「Suica」でも私鉄や地下鉄、バスに乗り降りできるようになります。

これにより、都心での公共交通機関の利用では、殆どの場合、この「PASMO」一枚持っていればキャッシュレス。混雑する券売機に列んだり、小銭の心配をしたりする必要もなく、今まで、JRの「Suica」と私鉄/地下鉄の「パスネット」、バスの「Tカード」の三枚を使い分けていた私にも朗報のようです。

クラムシェルのiBookG3が、何と9,980円で

2007-02-10 23:30:15 | マッキントッシュ
クラムシェルのiBookG3とまたまた出会うことになりました。久しぶりに週末の秋葉原へ行った折り、ラオックスのマック専門店「The Mac Store」へ立ち寄った時のことです。

今日はエレベータで一気に五階フロアまで上がりました。
そこは中古マックの販売フロアで、 PowerMacのG4やG5それにPowerBookのG4、iMacのG5が整然と並べられていましたが、それらに混じってヒッソリとクラムシェルのiBookG3が一台ありました。

 iBookG3

あのユニークな帆立貝を模したフォルム。色はグラファイトで美品、CPUは333メガ、64MBの内蔵RAMに対し128MBが増設され、ハードディスクは6GB、附属品としては、システムディスク(2枚)とACアダプタのみ。ジャンク扱いではなく、保証外でしたが、一応動作すると添え書きがあり、中古価格は、何と9,980円でした。

リバイバルの予感もして?ルービックキューブを

2007-02-10 02:30:15 | デジカメ散歩
表参道ヒルズが出来て早くも一年になろうとしている表参道を何年ぶりかで歩きました。真っ直ぐでなが~い坂の両側に建つビルには海外の有名ブランドのショップがテナントとして営業しています。いずれもがセレブ御用達の雰囲気を感じさせ、原宿駅近くの竹下通りのショップとは一線を画すものがあります。

 表参道

そんななかで、ひと際いろ鮮やかに目立つショップに「KIDDY LAND」があります。
ここでは大人から子供まで、さまざまな人々に夢を与える、そんなグッズを扱うトイショップ。品揃え豊富で、巷で話題のモノはほとんど置いてあるとか・・・

 KIDDY LAND 表参道

目移りするほどのオモシログッズの中から、今日はルービックキューブを見つけました。

 ルービックキューブ

このルービックキューブ、日本では四半世紀ほど前に現れ、大ブレイク、以来、パズル式のモノとしては根強いファンがいて、何となくリバイバルの予感もして?買ってしまいました。

短波放送の聴けるソニーの「ICF-SW7600GR」は重量級? その3

2007-02-07 20:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

ズッシリと重かったSONYのFM Stereo/SW/MW/LWのレシーバー「ICF-SW7600GR」の箱の中身をお見せしておきます。

左上は黒色のキャリングケース、その右にある黒い小丸はイヤホンパッドとステレオイヤホーン、それにACプラグアダプタとアンテナコネクタ。右上は巻き尺の様に線が巻き取れる(短波用)コンパクトアンテナです。

左端中央にあるのが赤色の単三乾電池四本、その右には種々のお知らせや注意事項、保証書など、その右にあるのが、「How to Catch the Wave」と「Wave Handook」の小冊子、一番右が五カ国語による取扱説明書です。取扱説明書の上にACパワーアダプタがあります。

単三乾電池を四本挿入し、取りあえず受信してみると、鉄筋コンクリートの住宅でも在京のFM局とMW(中波)局は信号強度も十分で全てクリアーに受信出来ます。

遠距離受信として、夜間のMW(中波)では窓際1メートル以内まで近づけば全国の民放局は何とか受信出来るような手応えを感じました。
SW(短波)においては、信号強度の強い局が幾つか聴こえる程度で、ほとんどノイズに埋もれ聴こえません。やはり、専用のアンテナを外に設置する必要がありそうです。見栄え良く外部アンテナを設置するには、取りあえずはソニー純正のモノを試してみるのも良いかと思っています。


短波放送の聴けるソニーの「ICF-SW7600GR」は重量級? その2

2007-02-06 22:45:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

持って帰るにあたり、現有のICF-7600の大きさ重さを知っている私に、このSONYのBCL用レシーバ「ICF-SW7600GR」はズッシリと重く、それだけ中身が濃いと勝手に想像しました。しかし、それが、とんでもない間違いだったんです。

帰宅後、直ぐに箱を開いて本体を取り出すと、その下に、ソニーの短波ラジオには昔から必ず付いてくる全128ページの小冊子「Wave Handbook」、それに重なるように、同じサイズの取扱説明書(日本語/英語/朝鮮語/中国語/アラビア語)が収められていました。

これだけでもかなりの重量なのに、その脇に収められていた「ACパワーアダプタ」は予想以上に大きく重く、しかも、ノートパソコンのモノよりも大きめサイズにビックリ。


 
下が専用「ACパワーアダプタ」


これが「ズッシリ」の張本人。
たかだか、6V/300mAにしては、大き過ぎ? 100V~120V / 220V~240Vの切替スィッチもあるワールド仕様であることも一因なんでしょうか?

使用する乾電池は単三が四本、しかも、消費電力が大きく、電池寿命は意外と短いので、この専用「ACパワーアダプタ」は必需品。海外出張にこんな大きめの「ACパワーアダプタ」を持参するなんて酷な話だと思いますが・・・それにしても本体は並みの重量でマアマアかと暫し安堵しました。