毎日、手放せない iPhoneだから、大事に扱うため手帳型ケースを用いている人も多いと思う。
手帳型の多くは、PU革製で見てくれも良く、耐久性もあり好まれる。
開いて iPhoneは右側に付け、左側には Suicaやクレジットカードなど数枚が挿せるカードスロットがあり、その後ろポケットには紙幣やレシートが入れられる形式が多い。
見てくれも良くて買った手帳型のケースだが、その右側の部分に磁気を帯びた金属板が仕込まれているようだ。鉄片を近づけて磁化する範囲を調べると、手帳のサイズの 25% - 30%くらいを占めるほどのモノだ。
iPhoneを、この手帳型ケースに付属する薄い鉄製のケースに装着し、磁力で手帳に吸い付けるように固定する仕組みになっている。
それ故、何時でも iPhoneを手帳から引き離し、単独で用いる事も出来る便利なアイデアである。
しかし、今回、予期せぬ危ない目に遭った。
iPhoneで東西南北、つまり方位を示す常駐アプリ「コンパス」が、この磁力で狂わされてしまい、丸で使い物にならなくなってしまった。
この「コンパス」を利用している、他のアプリ、例えば、天文関係ではプラネタリウムとかは、夜空の星や星座を自動追尾する事が出来なくなってしまった。
マップ関係でも、位置は GPSが頼りだが、自分の進む方向が出鱈目になる恐れがある。
更に、自分は免れたが、反対側には、カードスロットがあり、ここに磁気カードを挿していたら、記録されたデータが消されたかも知れない。
知ってか知らずか、これは Amazonベーシックのラインアップのヒトツだ。
返品しようと考えたが、元払いの送料と商品代金がほぼ同じで、手間ばかり掛かり益無し?と判断した。
多くの手帳型のケースは、勝手に開かない様にストラップが付いているが、先端部分に磁石が仕込まれているモノもあり要注意だと思う。自分は、これに懲りて、以前からの透明なプラ製のケースを背面に装着するだけに後戻りした。