アップルは、ポータブルプレーヤー「iPod」シリーズのリニューアルを発表しました。「iPod shuffle」には新色が追加され、「iPod nano」は液晶を大型化して動画再生に対応。「iPod」はその名称を「iPod classic」と変更し、最大160GBのモデルが用意されるようです。
なかでも目新しいのは、携帯電話「iPhone」から電話機能を省いた新商品「iPod touch」。
本体の画面に触れて操作するタッチスクリーン方式を採用したほか、Wi-Fi準拠の無線LAN(IEEE 802.11b/g)、
Safariブラウザも搭載しインターネットに接続できるのが売り物です。
厚さ8mmで画面は3.5インチ。アップルの携帯電話「iPhone」のデザインを踏襲しています。無線LANでネット接続して動画や写真も見られるます。また、パソコンから音楽を取り込む必要がなく、「iTunes Wi-Fi Music Store」から音楽を直接購入できます。価格は8GBタイプが36,800円、16GBタイプが48,800円。
「iPod suffle」は仕様面で大きな変更はないようですが、新たに4つの新色を追加。このうちレッドに関しては購入金額の一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付するモデルだそうです。容量は1GBのみで、価格は9,800円。
「iPod nano」はデザインを一新し、320×240ピクセルの2インチ液晶を搭載。機能面では音楽と静止画に加えて動画の再生機能をサポート。従来の「iPod」とほぼ同等の再生機能を実現した小型モデルです。本体カラーは5色で、価格は4GBが17,800円、8GBが23,800円。
「iPod」はタッチパネルを搭載した「iPod touch」の登場により、名称を「iPod classic」と変更。
機能面で大きな変更はなく、容量80GBのモデルに加えて、新たに160GBの大容量モデルが追加されました。価格は80GBが29,800円、160GBが42,800円。本体カラーは2色です。
音楽再生や動画再生機能などの基本仕様はほぼ共通で、音楽フォーマットはAAC/MP3/MP3 VBR/Audible/Apple Lossless/WAV/AIFF。動画が最高1.5Mbpsビットレートで640×480ピクセル、30fpsのH.264と、最高2.5Mbpsビットレート、640×480ピクセル、30fpsのMPEG-4で、ファイル形式はm4v/mp4/mov。なお、iPod shuffleは液晶非搭載のため動画や静止画は利用できないほか、Apple Losslessにも非対応。