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国産オシロスコープって、製品化されたのはいつ頃?

2009-05-28 19:59:15 | オシロスコープ

オシロスコープ (Oscilloscope)って、知ってる人は少ないと思います。

オシロスコープとは、時間の経過と共に電気信号(電圧)が変化していく様子をリアルタイムでブラウン管に描かせ、目では見ることのできない電気信号の変化していく様子を観測できるようにした波形測定器です。

このブラウン管は、ドイツ人のブラウン(Karl Ferdinand Braun)が、大学の学生に電流の波形を見せるための教材として1897年に試作した陰極線管(Cathode Ray Tube)が原型とされています。

私たちが "ブラウン管" って言えば "テレビジョン" と同意語みたいな言葉ですが、これって、外来語ではなく日本語なんです。海外では、Picture TubeとかCRT(Cathode Ray Tubeの略)と呼ばれるのが一般的で、おそらく、日本では、考案者の名前をそのままに呼称したのだと思います。


オシロスコープは、このブラウン管上の輝点の動きの速さや振れの大きさを測ることで、間接的に電気信号の電圧の時間的変化を簡単に測ることができます。

いわゆるテスターの指針の様な機械式では無く、真空中を移動する電子の変位を測るため、非常に高い周波数の電気信号の変化もブラウン管に描くことが可能です。

それ故、エレクトロニクス分野のエンジニアには、もちろんのことアマチュアの方まで是非とも使いたい測定器であって、また、これなくしては何も出来ないと言っても過言ではありません。

私は、このオシロスコープの歴史と製品としての改良改善の過程などに興味があり、昭和初期まで遡って出版された書籍の収集しています。

特に、オシロスコープの国産化はいつ頃だったのか?それはどこの会社だったのか?

まずは、何にも優先して知りたかったことですが、いろいろ文献の中から、オシロスコープが日本に登場したのは昭和初期の頃で、その多くがアメリカやヨーロッパからの輸入品だったようです。

調べていくうちに分かったことは、国産化が始まったのは昭和十年(1935)頃のことで、現在の(株)東芝の前身になる会社が国産第一号を製品化したようです。 

つい最近ですが、東芝のオシロスコープのカタログを持って居られる方からメールを頂きました。それによると、手元に保存してある東芝のオシロスコープのカタログの中に、まさしく、東芝が昭和10年に国産初のオシロスコープを完成させたとの記述(上の画像)があると、お知らせをいただき、その画像まで添付して頂きました。正にこれは、私の推論を裏付けるものとなりました。 

 


積年の懸案事項だったことに解答が得られ、
わざわざ、ネットを介してご連絡頂いた、Kさんに、このブログを通して厚く御礼申し上げます。
なお、現在では「オシロスコープ」と呼び名が定着していますが、時代により、シンクロスコープ、オッシロスコープ、オシログラフなどと呼称された時代もありました。


今さらなんですが、"iLife 05" を買って来ました。

2009-05-16 16:59:15 | マッキントッシュ

秋葉原の裏通りをいつもながらブラブラ歩いていて、何とはなしに立ち寄った中古PCショップで "iLife 05" を買ってしまいました。"iLife 09"が発売されている時期に今さらなんですが、2005年頃に発売されたマックには最適のようです。
私の手元では、Mac OSX(10.1)でブートするマックが一台、Mac OSX(10.2)が一台、Mac OSX(10.3)が一台、Mac OSX(10.4)が二台、そしてMac OSX(10.5)でブートするモノが三台あります。
この他に、Mac OS 9.2でブートするマックが四台"、Mac OS 8.6が二台あります。
これ以外にも普段は押し入れの中ですが、漢字talk7.5や漢字talk7.1 でブートするマックもあります。漢字talk6をインストールしたマックもありますが、ここ何年も通電していないのでブートするか?定かではありません。余談ですが、春先にPowerMacを五台廃棄したのでだいぶ身軽になりました。
Mac OSのメジャーアップデートがあっても、対象となる全てのマックをバージョンアップすると、起動しなくなるアプリも続々と出てくるので、モデルごとにOSのバージョンを固定して、どれのマックでもそれなりの動作を確保しています。
"iLife 05" もMac OSX(10.3.4) 以降のマックで使用可能です。
今回買ったモノは "CPU Drop-in Kit" で、当時の商品のパッケージに同梱されたモノのようです。それ故、箱入りではなく、透明な袋に入れて密封されていました。
Diskが二枚入っていて、不思議に思いましたが、遠目には区別が付かず、子細に見比べると "Install CD"と"Install DVD" メディアの一枚ずつでした。忘れていましたが、2005年頃は、まだ、そんな配慮も必要だったんだと今さらに思いました。


"ラジオ技術" の創刊当時のモノが十一冊、一括りにされて

2009-05-11 22:59:15 | アマチュア無線
都内でも大学のキャンパスがより多く集まっている駿河台周辺。そんな街の一角に在る古書店へ立ち寄りました。
古書特有の臭いのする書架の間で立ち読みする何人かの背中をすり抜け、奥に向かいました。
そこには、いわゆるラジオ雑誌がタイトルごとに並んでいる一方で、無造作に平積みされたモノもありました。
そんななかに、大ざっぱに紐掛けされた "ラジオ技術" が目に入りました。
現在のラジオ雑誌の多くがオーディオ専門誌を指向していますが、その昔は、ラジオ、テレビ、オーディオ、アマチュア無線の自作者向け総合誌で、"ラジオ技術" もそんな雑誌の一冊でした。
近寄って手に取ると、何と一番上は昭和22年4月号(創刊号)です。私も昭和二十年代の "ラジオ技術" は何冊か持っていますが、創刊号にお目にかかるのは初めてのことでした。
この紐掛けされた "ラジオ技術" は、昭和22年4月号(創刊号)から昭和23年10月号までの十一冊が束ねられているようです。その内訳は分かりませんでしたが、この一束?で何と三万円だそうです。
正にコレクターズ・アイテムなのかも知れませんが、私には高すぎて手が出ません。せめて創刊号だけなら買ってもいいとは思いました。

 Photo by iPhone 3G

秋葉原のツクモパソコン本店IIIが "ツクモMac王国" にリニューアル!

2009-05-08 21:29:15 | マッキントッシュ
今度の土日は、久々の夏日になるとの天気予報が信じられないような雨の中を秋葉原へ行ってきました。連休明けのこともあってか?心なし人影も少なく表通りはもちろん、裏通りもストレスなく歩けました。
いつものコースで歩いていて、ツクモパソコン本店IIIの前でハタと足を止めました。何やら工事の業者がたくさん出入りしていて正にリニューアルの真っ最中でした。
今までは、ウインドウズPCを主力とした店舗でしたが、既に一部ですが、商品が並べつつあり、何と何とマッキントッシュのオンパレードで、今度はマックの専門店になるようです。
左側はマックと周辺機器?、右側はiPodとその関連グッズで、その奥は携帯になる?ようで、いずれも新品で中古品の販売は無いようです。
今日明日はリニューアルの作業があり、十日の日曜日に "ツクモMac王国" としてオープンするようです。ラオックスのマック専門店だった元 "The Mac Store" の建物のすぐ近くのところで、アキバでも一番人通りの多いエリアです。
余談ですが、昔々、この店の前あたりで、暑い日も寒い日も朝から晩まで、四五人の男女が呪文を唱えるように「マハポーシャ~ドスブイパソコンヤスイヨ~」と声を嗄らしながら、チラシを配っていたのを思い出しました。

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取るに足りない?ソフマップ "ラゾーナ川崎店" でしたが、

2009-05-06 17:59:15 | マッキントッシュ
横浜での待ち合わせ、約束時刻は午後遅くのことで、JR川崎駅で途中下車して前々から気に掛かっていた大型ショッピングモールのラゾーナ川崎へ立ち寄ってみました。
二年半前に開業、JR川崎駅西口に隣接していることもあり、アクセスはかなり容易で、若い女性をはじめ親子連れの姿も多く見られました。
配られたパンフによると "ラゾーナ" とは "LAZONA" と横文字では表され、スペイン語の“Lazo"(絆)と“Zona"(地域)の合成語。ドーナッツ型の建築で、広い敷地と自然採光が活かされ、中央の広場は陽光が眩しく、明るく開放感のある構造になっています。
昔々、川崎へは、しばしば用事があり出かけましたが、賑やかなのは駅の東口で、西口からは出たことがなく、こんな広大な土地に何が在ったのか暫し考えていて、やっとのことで思い出しました。
東京芝浦電気(今の東芝)川崎事業所、かつての本社および堀川町工場の在ったところでした。十年ほど前に閉鎖になり、創業の地である東京港区芝浦へ移転した跡地でした。
運営は "ららぽーと" ですが "ららぽーと川崎" とせず "ラゾーナ" とネーミングされています。他店と同様に衣食住に関わる多くのテナントが出店しています。
なかでも一番規模の大きいのが "ビックカメラ" です。今回はこのビッグカメラの店舗内で営業する、いわゆるストアインストアの "ソフマップ" のラゾーナ川崎店を覗いてみました。
ビッグカメラの売り場の隅の方に商品棚で仕切ったエリア中にあります。規模は他のソフマップ店とほぼ同じ程度で、中古PC/Macやその周辺機器を中心に展示、ゲームのアプリやデジカメなどの中古も置いてありました。
新品は広々したビックカメラのパソコン売り場にあり、ソフマップ中古だけを商っている訳ですが、品数も少なく、私にとって、興味を引モノはヒトツも無く、二度行くところではないとの印象でした。

 Photo by iPhone 3G

"Twentieth Anniversary Macintosh" が売りに出ていてビックリ?

2009-05-01 22:59:15 | マッキントッシュ
秋葉原の某PCショップの中古品の売り場に何時にないデッカイ箱が棚の上の方に載っていました。
箱には "Twentieth Anniversary Macintosh" とあり、中身は見えませんでしたが、珍しいモノが売りに出たかなっと?と思いました。
1997年に発表された、"20周年記念Mac" は全世界で12,000台の限定生産で、アップル直販価格は888,000円だったそうです。
スペックそのものだけを取り上げれば、ごくフツ~ですが、12.1インチ液晶ディスプレイと縦型CD-ROMドライブの採用により、現在のiMacのデザインを先取りしたようなフォルムで、インテリアのオブジェにしても、おかしくない美しいデザインです。キーボードのパームトップは革張りになっているほか、ボーズと共同開発したサウンドシステムは、小さなスピーカーながら音は非常に良かったように思います。
PowerPC 603e 250MHz/メモリー標準32MB/2GB HDD/1.4MB FDD/縦型CD-ROMドライブ/Mac OS 7.6.1・・・の記念モデル、動作保証無しで 32,000円、コレクター必見のアイテムなのかもしれません。

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FM/AMラジオチューナー"radio Shark" をマックで試してみると、

2009-05-01 14:29:15 | ふかヒレ型FM/AMラジオ radio Shark

Win_PC/MacにUSB接続でFMやAM放送を聴くことの出来るGriffin TechnologyのFM/AMラジオチューナー "radio Shark" をマックで試してみました。「ふかヒレ」みたいなカタチのパソコン制御のラジオチューナーですが、アメリカ仕様のモノです。
アメリカ仕様とは、AM放送の周波数帯域は日本と同じですが、FM放送の周波数が87.5~108.0MHzであって、日本の76.0~90.0MHzと重なる部分がほとんどありません。
一昨年に買った、日本仕様の "radio Shark 2" に同梱のCD-ROMからドライバーをインストールしてみました。
"radio Shark" をUSB接続してアプリを起動。メニューのプリファレンスで "AM" は "9kHz" ステップに、"FM" は "Japanese" に設定し、受信したところ、AM放送は良好に受信できました。
FM放送は如何かと半信半疑で切り替えたところ、FM特有のザーっと言う雑音いわゆるホワイトノイズが聴こえ、周波数を変えていくと "84.7MHz" で放送が受信できました。

東京とその周辺でこの周波数を使っているのは "FM横浜" だけで、そばに置いてあったラジオ SONYの "ICF-SW7600GR" でも受信できて間違いないことが確認できました。
周波数を下の方へ移動していくと "83.0MHz" 付近から下ではホワイトノイズが消え全く受信不能でした。周波数表示は正常に機能していることから、アメリカ仕様としてのハードウェアの限界がこの辺であるからだろうと推測しました。
内部へアクセスして、同調回路の周波数を下げるように細工すれば、おそらく日本のFM周波数帯へ対応出来るはずですが、今は必要に思われず止めておきました。
東京タワーから送信されているFM放送は四波ですが、NHK-FMが "82.5MHz" で他はそれよりも下の周波数のため、聴きたいFM局は全て駄目、唯一聴けるのが "84.7MHz" の "FM横浜" です。
"83.0MHz" より上で放送している地域であれば、何も手にかけずに、このままでFMもAMもOKです。
私の場合は、AMそれも "810kHz" で放送の "AFN (ex"FEN") の「エイトテンダイヤル」を聞くことが多いので、パソコンに向かっている時のBGMとして丁度いい訳です。なお、使っているのは、Leopardがインストールされた "MacBook PRO" です。