"Time Machine" って聞けば、即座に SF や VR の世界や、もっと身近で言えば、時空を超えて飛ぶアメ車、デロリアンが登場する映画 "Back to the Future" を思い浮べるかもしれない。
今回、ここで登場するのは、デロリアンではなく、アップル製のパソコン "MacBook Pro" や "iMac" などに常駐するバックアップアプリ、その名も "Time Machine" である。
"Time Machine" のアイコン
"Time Machine" は、アップル製のパソコン "MacBook Pro"や "iMac"などの内蔵ハードディスクドライブにある、全てのファイルを外付けハードディスクドライブにバックアップするので、後日、ファイルを復元したり、過去のファイルの状態を確認したりできる。
"Time Machine" を使ってバックアップを作成するには、外付けのハードディスクドライブを USB とか FireWire などで接続すればよい。
最初の画面で、通常の外付けハードディスクドライブにするか?それともバックアップディスクにするか?を選択するだけ。その設定が終わると、Time Machine は、
過去 24 時間分の毎時間のバックアップ、
過去 1 か月分の毎日のバックアップ、
過去の全ての月の 1 週間ごとのバックアップを自動的に作成する。
バックアップドライブの容量が一杯になると、一番古いバックアップが削除される。
次回の自動バックアップを待たずに、すぐにバックアップを作成するには、メニューから「今すぐバックアップを作成」を選択する。
普段、この外付けハードディスクドライブにはノータッチだ。
それでいて、1時間ごとに、忠実にバックアップを続けてくれる。
つまり、本体に異常があり、データを最新の状態へ戻す時に、初めて、それまでに蓄えたデータが本領を発揮し、本体のデータを書き直してくれる訳だ。
正に手間いらずの助っ人である。
自分も、先月の後半に、MacBook Pro の OS のアップデートに失敗し、データを全て失った。再構築のため、システムもアプリケーションも一切合切を再インストールするはめになった。
本来なら、おお事であったが、この "Time Machine" のお陰で、データが短時間に楽々と完全復活を果たした。
手元の "MacBook Pro" の内蔵ハードディスクは 750GB だから、"Time Machine" 用のハードディスクは 1TB で十分だ。1万円もしないし、マックユーザなら、イザと言う時の保険として、絶対お奨めできる代物だ。
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