はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

インチキだ、、と夫 その1

2018-02-12 | スピリチュアルな話


霊媒師ローズさんのリーディングは

 新しくオープンされた田舎町のバーで催された。


ここに来たのは今回初めて、、。


 


ワインボトルも置かれ

田舎のバーにしては ちょっとおしゃれ

  客層にもそれが出ていた。




リーディングの予約は数日前に

この店のオーナーに電話で入れていたので

  彼女に私が来た事を伝えようと

バッキーをテーブルに残しカウンターに行った。




私の顔を見るや

”イジーさんね。”  と

髪を青く染めたオーナー、、

(以下ブルーに染めた”ブルゾメさん”、、と呼ぼう)  が

  傍にあったノートブックに目をやり言う。




”ちょっと予定より遅れてるんですよ

貴方の前に予定している人は1時間のリーディングですし

まだ彼女たちも順を待っている状態で、、、。” 
 と


申し訳なさそうに

 そしてどこかソワソワもし云われる。


1時間以上も待つならビールでも飲むか、、と思った私が

 

”あのぉー  お酒は飲んでもいいでしょうかね”  と


 訊くと

思いもしないあほな質問を受けてか

困惑したかのような表情で


”ローズさんに訊いてみますね

彼女も今出て来ますから、、。”
 と言い


レンジから

白いお皿にのったエルボマカロニパスタを取り出し

  カウンターに置く。

  



このバーのフェイスブックのページに

この夜 アルフレッドパスタを出している  と

  書かれていたのを思い出した私は

 
インスタントのマック&チーズのホワイト版にしか見えない

    その料理に驚く


(こんなもの出してお金を取るんだ、、、)

そんな事を思っていると

一人の女性が現れ

  その料理が置かれたカウンターに座り

 フォークでそれをかきこむ



 



フェイスブックで見た顔写真より老け込んでいたけれど

 その女性が霊媒師のローズさんである事は

   横顔で分かった。


ブルゾメさんが彼女に

リーディングを受ける者はお酒を飲んでもいいかどうか を

   訊ねると


" I don't care "

  投げやりに言い



”シャードネー 頂戴”  と

 
白ワインをオーダーする、、。

 

ワイン1杯、、、、

それもリーディングのある前夜に飲んだだけでも

  霊感が鈍る  と

言っていた霊媒師さんたちの言葉を思い出し

 ローズさんへの期待が減って行く自分を感じる。




グラスに注がれたクラフトビールを

 バッキーが待っているテーブルに置き

”彼女が霊媒師のローズさんよ。”  と

カウンターに座っている彼女を指すと


”she's fucked up”  と

 彼女はお酒に酔い脳がいかれた状態である事を

  ニタニタしながら言い


”お前は無駄なお金を使っている” とか


”彼女はインチキや” と、、

待ち時間中、そんな言葉が何度かバッキーから飛んだ


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       続くワン