立川ぶらり散歩♪

主に立川市周辺をぶらり散歩しながら日々見つけた物、感じたことを書いていきます。

耐水、防水、止水、撥水

2012-06-22 08:38:08 | 立川市
不動産、建築においてはタイトルにあるような
「耐水」「防水」「止水」「撥水」などのような
水に関わる用語がしばしば用いられます。


今日はそうした用語についてご説明いたします。
上記それぞれの用語って案外紛らわしいように思われますが
皆さまいかがでしょうか?

普段はそれぞれの違いを意識する事もあまりないでしょうが、
ここでは一言でそれぞれの性質を表してみたいと思います。


いつものようにざっくりと、かつ私の理解ですので、
なんとな~く「そうなんだ~」と思っていただければ幸です。


耐水・・・・濡れても大丈夫!
防水・・・・濡れない様にするんだからね!
止水・・・・水を止めてやるもん!
撥水・・・・水を弾いてやるんだぜぃ、ワイルドだろ!!

ちょっとふざけ気味なのですが、
おおよその雰囲気は伝わるのではないでしょうか(笑)


耐水ベニア、耐水ボードなる建材があります。
ベニヤやボードは基本的には水に弱い建材です。
ぬれている状態が続けば劣化しもろくなっていきます。

ここでは耐水という用語は「水を通しにくい、そして濡れた状態に強い」
という意味で使われています。


防水と言うと「屋上防水」「ベランダ防水」などのように
雨漏りをしないように建物を水から守る工事の事を言います。
あるいは水と直接触れ合わないように水を防ぐ事とも言えます。

建物の構造体を「躯体」というのですが、
躯体自体は水に対してさほど強くはありません。

鉄筋コンクリート造の建物だと
水によって鉄筋はサビ、
コンクリートは中性化を起こします。

水に触れないように表面をコーティングして
躯体に防水機能を纏わせているのです。


止水というのは防水機能が失われたり、
構造上の問題により水が躯体内部に入りこんだ場合に、
水の入りこむ問題を除去し、
水が入りこまないようにすることです。

防水と止水というのは行う処置自体は同じような内容なのですが、
予防的な防水に対し、処方的な止水と捉えていただければよいと思います。


そして撥水というのは
水を表面で弾くというような保護法方です。

例えば生木に水を垂らすと徐々に染み込んでいきます。
その生木に撥水材をコーティングすると水は水滴のまま
表面にとどまり中にしみ込まないようになります。


タイル張りのマンションなどの改修工事をする際に、
クリアコーティングをする事があります。

その際に透明の膜を作って表面に防水機能を持たせる方法と、
上記撥水効果を持たせて水を弾く方法があります。


撥水効果を持たせた外壁ではその効果が維持されている間は
水が中に染み込まずに結果防水と同様の効果が生じます。





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