すべては、あなたが治るため ２

大丈夫！希望を持てば、あなたは治る

あなたは今、思いがけないガン宣告で、パニックになっていませんか?

再発や転移が判明し、大きな落胆を味わっているのでしょうか?

すべて医者の指示通りに治療を受けたにもかかわらず、良くなるどころか、徐々に悪化の一途。大きな不安を抱いているのかもしれません。

もしかすると、いきなり、〈末期〉だと言われ、深い絶望の中……。けれど、私は断言します。

大丈夫!どんなときにも希望はある、治るチャンスは充分ある、と。

何故なら、次のような根拠がたくさんあるからです。

治った百二十四人が大集合

二〇〇三年四月、私たちガンの患者学ｖ５研究所は、東京調布市で、『千百人集会』を成功させました。

これは、今まさに闘病中のガン患者さん千人と、ガンがすっかり治った元患者さん百人が集まり、二日間に渡って徹底的に体験の交流をするという、勇気と感動に満ちた世界初の大イベントでした。

治った人は、実際には、百二十四人も参加してくれたのですが、素晴らしいのは、このうち、およそ三十パーセント、つまり四十人以上は、現代ガン医療の常識から見て、治るはずのない人たち、医師たちが〈奇跡〉と呼ぶような人たちだったのです。

例えぱ……。

大腸ガン、肝臓ガン、肺ガンをすべて消滅させたMさん。V期の大腸ガンと膀胱ガンを、一切の西洋医学的な治療をせずに消失させたＩさん。。

?期の悪性リンパ腫を治したKさん。

肺、腎臓、大腸、骨にまで転移した子宮ガンを完治させた0さん。

前立腺ガンから肝臓と全身の骨に転移したガンを消失させたＩさん。

卵巣ガンの末期で、ついに心臓停止にまでなりながら、すっかり健康を取り戻して十六年という、Kさんのような人さえいたのです。

そしてもちろん、『千百人集会』後も、生還者は増え続けています。けれど私は、この本で〈奇跡の物語〉を書くつもりはありません。いや、この人たちも決して奇跡的に治ったのではありません。これから紹介する、誰にでも実践できる小さな努力を積み重ね、その〈当然の結果〉として治ったのです。

治す方法はいくらでもあります。現実に治った人も、たくさんいます。だからこそ、私は言うのです。

大丈夫!あなたも、きっと治る!もちろん私には、何でも治るように言うつもりはありません。けれど、今はたとえどんなに絶望的に見えようと、諦めず、必要な努力を続けるなら、治るチャンスはぐっと広がってくる。それだけは言いたいのです。

少しずつでいい。この本を一ぺージめくるごとに、希望をしっかりとたぐり寄せてください。