梅雨が近づく

梅雨前線が西から南下してきました。

大阪はすでに本降りの雨。名古屋も雨が降るのも時間の問題でしょう。

東京は晴れていますが、今夜から雨になりそうです。

ここ数日、夏を思わせる暑さでしたが、

きょうからは梅雨入りを思わせる天気になりそうです。

桜前線の終着間近か

今日、釧路で桜が開花したと気象台が発表しました。
気象庁の観測で、発表していないのは、稚内だけです。

１月に沖縄をスタートした桜前線が、最北の地に着くのも、あと少しです。

きょうから平年値が変わる

きょうは五月晴れで、昨日のような、急な激しい雨はなさそうです。

 

さて、天気予報でよく聞かれる平年値ですが、きょうから新しいものに変わります。

 

 

 

いま使っている平年値は1971年～2000年までの30年の平均です。

 

国際的に共通の基準で、平年値といえば、どこの国でも同じ期間を使っています。

この平年値は10年ごとに変更になっていて、
きょうから、1981～2010年を平均した新しい平年値になります。

これで何が変わるのか？

地球温暖化や都市の影響(ヒートアイランド現象)により、
気温は確実に上昇していますから、平年値も高くなります。

年間の平均気温の平年値は０．２～０．４℃高くなります。

 

昨年までは平年より高いと言っていた気温が、

 

新しい平年値では平年並になってしまうこともあるかもしれません。

 

すなわち、新しい平年値では、平年並みだとしても暑い感覚になることがありそうです。

 

 

 

東京について、旧平年値と比較すると、

真夏日は３日ほど多い48.5日、猛暑日は1.3日多い3.2日です。

降水量は４％増えて、降雪量は15％減ります。

桜は２日早くなり、梅雨明けが1日遅れて（7月21日）、梅雨期間が1日長くなります。

 

 

風薫る５月。緑が色濃く

風薫る５月。木々の緑が色濃くなってきました。

きょうの東京は青空が広がり、森林浴を楽しむのに最高です。

最高気温は２４℃。にわか雨が降ることもなさそうです。

 

上の写真は台東区上野桜木で、

地名の名前のとおり、桜並木となっています。

 

この通り沿いには、フランス菓子で有名な「イナムラショゾウ」さんがあって、

日曜日になると、お客さんの列ができるほど、人気のケーキ屋さんです。

 

パティシエ　イナムラ　ショウゾウＨＰ

http://www.inamura.jp/information.html

 

 

埼玉で局地的大雨

埼玉県の一部で局地的に激しい雨が降りました。

さいたま市で19時までの1時間に26.5ミリ。ピンポイントで激しい雨になったようです。

都心はもちろん、埼玉県内でも降っていないところが多く、ごく一部の地域で激しい雨になりました。

都心は予想が外れて、一日雲が広がり、気温が上がりませんでした。

一方、群馬県では30度を超えたところもあり、暑くなりました。

気温が高かった地域で、積乱雲が発達しましたが、
とくに暑くなった地域の最も南限である埼玉県で積乱雲の発達が顕著だったようです。

関東は真夏日

東京は朝から暑いです。

霧が出ていますが、
これも空気が暖かい証拠です。

朝8時で18度を超えていて、日差しが出てきたら、
一段と気温が上がりそうです。

東京の予想最高気温は28度。
同じ都内の練馬や八王子は30度まで上がり、
暑さで有名な熊谷や前橋も真夏日になりそうですね。

夏になったり、春に戻ったり。
このところの気温変化には体がついていけませんね。

節電で夏を涼しく ～緑のカーテン～

東京はもちろん、名古屋でも夏場の電気が不足するかもしれないと言われています。

しかも、今年の夏は早く訪れる可能性（6月、７月が暑い）があり、冷房の使用を減らして節電する必要があります。

 

お勧めは緑のカーテンです。

ゴーヤやあさがおなどつる性の植物を窓際で育てることで、太陽の日差しを遮り、少し涼しくなります。

東京都によると、体感温度が1.7度下がるそうです。

いまからでも間に合うので、ぜひ皆さんも育ててみて下さい。

 

緑のカーテンの作り方は、ネットにもよく紹介されています。

緑のカーテン応援団　http://www.midorinoka-ten.com/growth/index.html

東京都　http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/nature/green/green_wall/index.html

 

食べるものを育てれば、２倍楽しめますね。ゴーヤが苦手な方は、ぶどうもいいそうですよ。

 

 

 

 

 

 

 

５月として記録的な雨

梅雨入り前にもかかわらず、西日本から東海・北陸で、大雨となりました。福岡～山口、島根では３００㍉前後の雨が降りました。

上の図で、四角で囲み、棒が伸びているところが記録の出たところです。５月として過去最多となる雨量を記録した地点が続出しています。

大雨の範囲は東海から関東へ移ってきており、東日本で警戒が必要です。

明日朝までの予想雨量は、三重県１５０㍉、静岡県・岐阜県１２０㍉、近畿南部１２０㍉、関東南部・伊豆諸島１００㍉。また、今夜から明日朝にかけては、被災地の東北地方でも１００㍉の大雨が予想されています。被災地での１００㍉は大きな影響を及ぼす恐れがあります。

 

梅雨入りは早い

沖縄に台風が接近しましたが、
5月に台風が接近したのは2008年以来、3年ぶりです。

この時期に台風が接近するのはそう珍しくありませんが、

台風が日本付近に北上してくるということは、夏の高気圧が強いということの現れでもあります。

これが何をしめすか？

九州から関東の梅雨入りが早くなる可能性を示しています。

すでに梅雨入りした沖縄も1週間以上早く梅雨入りしていますから、
早い梅雨入りの可能性は高いです。

梅雨末期の大雨のよう

台風1号は沖縄本島を通過しました。

明日朝までには熱帯低気圧へと弱まりますが、油断できません。

梅雨前線が活発になっており、梅雨末期の大雨のようです。

九州北部から中国地方ではすでに200ミリを超える大雨が降り、5月として観測史上、最も多くなっているところがあります。

明日にかけて
さらに200ミリの雨が降り、
降り始めからの雨量は400ミリに達する恐れがあります。

これだけ降ると、
土砂災害が発生しやすくなりますので、警戒が必要です。

また、近畿から関東南部でも局地的に激しい雨が降っていて、浸水にも注意が必要です。

明日夜からは東北地方の被災地でも大雨になります。
地震で地盤が非常に緩んでいる地域ですし、警報がでたら早めに避難して下さい。