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元日の初日の出に合わせて、
冬山に登ろうと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
大晦日から元日は大荒れの天気です。

ほとんどの山で初日の出は期待できませんので、
できることなら、登山は控えた方がよさそうです。

北アルプスを始め、中部山岳地域は猛吹雪が予想されます。
一晩で1mを超えるような大雪になる所もありますので、
中・上級者の方でも雪山には行かないほうが良さそうです。

今回の寒波は、年末年始としては近年まれにみるほどの強さです。
テレビやラジオの天気予報でも早々に警戒を呼びかけいるとおり、
雪山に入ることは命取りになりかねません。

また、太平洋側でも強風が吹き荒れ、雪の積もる所もあります。
中級者でも危険ですので、今年はゆっくり、
こたつに入って過ごすことをお勧めします。


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今月6日から8日にかけて、山岳遭難が相次ぎました。

白馬岳では4名が犠牲になったほか、
奥穂高岳、前穂高岳などでも遭難し亡くなっています。
死因は凍死とのことで、吹雪と寒さが主な原因です。

この原因は、
①例年より早い雪であった。
②3連休の行楽シーズンだった。
③台風ではなく、低気圧が急速に発達したこと。
④紅葉が遅れていたこと。
などがあげられます。

紅葉が遅れるほど暖かい日が続いていたところに
猛吹雪が襲ったのです。

猛吹雪を起こしたきっかけは台風16号です。

台風16号は6日9時には弱まっていますが、
台風が持っていたエネルギーが、
秋雨前線上の低気圧に供給されたのです。

低気圧は台風並みに発達。中心気圧は960hPaまで下がりました。
960hPaというと、台風が日本に上陸するときくらいの中心気圧です。

気圧が下がれば、台風でなくても、
等圧線の間隔が狭くなり、風が強まるのです。

北日本を中心に暴風に見舞われ、
根室では8日6時ころに最大瞬間風速42.2m/sを記録。
観測史上の記録を塗り替える突風が吹いたのです。

さらに、上空には冬の寒気が南下してきて、
標高2000m以上では吹雪に見舞われた。

富山県の立山室堂山荘(標高2450m)では、
7日午後から雪に変わり、
8日朝には5センチ程度の積雪になったとのことです。

気象庁では山に雪が積もった様子が、
ふもとから初めて見える日を初冠雪としているが、

2005年は、立山や白山、乗鞍岳は10月23日が初冠雪でしたが、
ことしは、いずれも10月9日で、半月も早い初冠雪となったのです。

こうしたことも、秋の登山を軽装にさせてしまい、
天候判断の油断につながったのかもしれません。


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関東に接近した台風7号は関東の東海上へ遠ざかり、
10日は関東甲信地方でも台風一過の青空が期待できますが、
11日以降に登山をする方は、雷に注意が必要です。

夏型の気圧配置は持続せず、上空に寒気が流れ込んできます。
そのため、広範囲で雷雲が発生、発達すると考えられます。

昔から「雷三日」という言葉があり、
一度雷が発生したら、雷の発生しやすい日が三日続くといわれます。

寒気が抜けるのに数日かかるため、
3日間程度は雷雨に注意が必要になりそうです。

夏は元々、夕立が起こりやすいのですが、
8月11日から13日にかけては、
雷雲がいつもより早い時間から発生するだろうと予想され、
午前中のうちから、雷が起こることも考えられますから、
登山をする方は、落雷に特に注意が必要です。


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新潟県のスキー場で雪崩が相次いだ。

報道によると、苗場スキー場では、
斜面が幅5m、長さ25m、深さ70cmにわたって崩れたという。

苗場スキー場の積雪を調べてみたら、1月3日現在280センチ(昼間)。
近い気象庁観測所である湯沢(アメダス地点)は287センチ
(3日22時)であった。

湯沢で調べてみると、午前1時に226センチでスタートした積雪。
大雪が続き、6時には234センチ、9時には245センチ、
12時には261センチ、15時には271センチ、18時には284センチと急増した。
6時から18時までの12時間でじつに50センチ増加の大雪であった。

これは大雪のなかの大雪といえよう。

今回、深さ70センチくらいの雪の層が崩れたということなので、
きょうその場所に新たに降り積もった新雪は、すべて崩れ落ちたことになる。

原因としては、以前に積もった層と、新たに積もった層の間には、
「弱層」があった可能性がある。
元日は日差しがあり、雪の表面がやや溶けて、
ザラメ状に雪が変化していた可能性がある。
その上に、新雪が大量に積もることで、
雪が滑りやすくなっていただろうと推測される。

50センチ級の大雪に加えて、
その前の日差しで雪の表面が変質していたことで、
雪崩がおきやすくなっていたのかもしれない。

(補足)
弱層は日差し以外に、雨が降って氷の層が出来ることでも起こります。

また、雪崩は雪の重みで自然に起こる場合だけでなく、
人がその場所へ踏み込みことによって起こることもある。
ただ、雪崩発生の状況がわからないので、その判断をすることはできません。

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この秋一番の寒気がやってきています。

富山県の立山黒部アルペンルートにある
天狗平山荘(標高2300m)さんの情報によると、
9時頃から雪がちらつき、11時頃から本格的な雪になっているそうです。
立山でも今年の初雪です。


写真提供:天狗平山荘
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東京は桜満開、春爛漫ですが、山はまだ冬景色ですねえ。
麓は春でも、山は冬

天狗平山荘さんからの写真です。
2005年4月9日 15時30分の立山。 撮影場所は雪の大谷付近。
手前には室堂のターミナルが写っています。

「雪の大谷」の積雪はなんと16m以上あるそうです。
すごいねえ

立山黒部アルペンルートは4月17日に全線開通します。

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天狗平山荘の佐伯さんから写真を提供していただきました。
山小屋偵察のためにヘリコプターで3月16日に撮影したそうです。

天狗平というのは、立山黒部アルペンルートにある山小屋です。
ゴールデンウィークには、「雪の大谷」を見物する方などで、大変賑わいます。

今年の除雪作業は順調に進み、現在天狗平山荘まで進んだとこと。
春が待ち遠しいですね。

なお、天狗平山荘のご主人には、
以前、フジテレビ(富山テレビ)の取材でお世話になりました。
強面(こわもて)ですが、とってもやさしいご主人です・・・。
アルペンルートは4月10日一部営業再開。
4月17日全線開通。
天狗平山荘の営業再開は 4月17日とのことです。


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