アイスランドで火山が噴火し、
大量の火山灰が広範囲に及んだため、
ヨーロッパでは空港の閉鎖が続いている。
見通しが悪いだけでなく、
火山灰にはガラス質の鉱物を含んでいるため、航空機のジェットエンジンに入ると、
融解して、付着することもあるそうで、
エンジンが停止したり、
揚力が低下したりすることもあるそうだ。
また、火山噴火は天気にも影響を及ぼす。
上空を微粒子の火山灰が覆うことで、
日傘効果となり、太陽の日射を低下させる。
大きな噴火の場合、
噴火後、3年間以内に
冷害に見舞われることが多く、
江戸時代の飢饉や、1993年の冷夏も
火山噴火が関係しているといわれる。
私たちの記憶に残る1993年の冷夏は
その2年前の1991年に
フィリピンで噴火した
ピナツボ火山が影響したといわれている。
これから2~3年間は
ヨーロッパはもちろんのこと
日本でも冷害が懸念されるだろう。
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