春に空から降ってくるもので、
やっかいなものといえば、「スギ花粉」。
そして、もう一つが「黄砂」です。
気象庁の
黄砂情報によると、
今日(3月3日)から明日(3月4日)にかけて、
西日本から東日本の広い範囲で黄砂が飛ぶ予想です。
すでに、西日本では黄砂によって見通しが悪くなっています。
洗濯物が汚れますから、外に干さないほうがいいですね。
布団干しもやめておいたほうがよさそうです。
また、車の洗車は、黄砂が過ぎ去ったあとがお勧めです。
さて、気象庁の黄砂情報は、じつは今年から、
濃度分布や3日先までの予想など、改善されました。
濃度によって、被害も違ってくるので、
利用しやすくなったと思います。
さて、黄砂の基本的なお話をすると、
黄砂とは、東アジアの砂漠域の砂が、低気圧による強い風で砂嵐となり、
上空へ巻き上げられて、上空の西風に流されて、運ばれてきた砂です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/49/ee665dfc1c388193ef0549ca6c15fd87.png)
(資料:
気象庁)
大陸は冬の間、乾燥しているうえに、
春になると、低気圧が発達しやすいから、春の風物詩になっています。
最近は、伐採や農地開拓などで、中国での荒廃地が増えていることもあり、
黄砂の影響が年々ひどくなってきているそうです。
北京やソウルのTVでも映像をみると、すごいですよね。
確かに、呼吸困難になるのもわかるような凄まじさです。
黄砂は日本へやってくる頻度も多くなっているようです。
黄砂観測の延べ日数(全観測地点の1年間の合計)は、
およそ500日くらいあります。
最も多い2002年には959日もありました。