シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ウォン・カーウェイ監督「花様年華(かようねんか)」(香港、2000年)☆☆☆

2020-11-28 20:47:31 | 香港


「花様年華」は、満開の花のように成熟した女性が一番輝いている時、を意味します。

舞台は1962年の香港。

ジャーナリストのチャウ(トニー・レオン)は、妻とあるアパートに引っ越してきます。同じ日、隣の部屋に商社で秘書をしているチャン夫人が越して来ました。

チャン夫人(マギー・チャン)の夫は、日本に長期出張勤務しています。チャウの妻も仕事の関係であまり家にいません。二人は互いにそれぞれの部屋で一人でいることが多いのです。

そのうち、二人は、あろうことか、それぞれの伴侶が恋愛関係にあることに気づきます。傷を癒すために二人は互いに過ごすこと多くなるにつれ、親密になっていきます。

ひとつのプラトニックな男女の愛の形を追求した実験的作品です。映像にそれが写しだれます。
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