ノーラ・エフロン監督「ジュリー＆ジュリア（原題：Julie & Julia）」(アメリカ、2009年、123分)

舞台は二箇所、1949年のパリと2002年のNY。

実話にもとづく作品。初めて英語版フランス料理本のベストセラーを執筆した女性ジュリア・チャイルド（メリル・ストリープ）と、その料理レシピを再現し小説家になる夢を実現した女性ジュリー･パウエル（エイミー・アダムス）の挑戦を描いた感動の物語。

外交官の夫のポール（スタンリー・トゥッチ）の仕事の関係でアメリカからパリへと移住したジュリア。フレンチに魅了された彼女は、フランス料理のプロを養成する有名な料理学校「ル・コルドン・プルー」に入学。

料理が苦手な彼女でしたが、男性ばかりのプロ養成コースで、フランス料理の習得に励みます。腕前はみるみるうちに上達。自宅でも練習を積み、腕をあげてコースを修了。フランス料理に見せられた彼女は、英語版フランス料理のレシピ本を作ることを思い立ち、夫や友人たちの協力を得ながら料理教室を開く傍ら、レシピ本作りに傾注。そして1961年、「フランス料理の極意」」が出版され、一躍料理人として認められました。

他方、2002年、NY。作家を目指しながらも保険会社で派遣社員として働いていたジュリーは、テレビで料理家ジュリアの料理番組を見ていたジュリーは、彼女の著書に載っている524のレシピを365日で作り、それをブログに載せる一大決心をしますが・・・。