シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

渡辺邦男監督「民謡の旅 秋田おばこ」(東映、1963年、80分)☆☆

2023-01-18 10:15:21 | 日本・1960年~


ひばりの民謡映画シリーズのひとつ。ご当地ソングをたっぷり美声で披露してくれます。こまどり姉妹が共演。数曲、歌っています。

舞台は東京、会津若松、仙台、山形、そして秋田。

秋田出身の琴川原雪子(美空ひばり)は化粧本舗さくら堂のPRガール。販路拡大の目的で社員・白井(南廣)と東北へ向かいます。ライバルのスワン化粧品との激戦地域です。

車中で彼女はスワン化粧品の社長の息子・高田丈二(山下洵一郎)と会い、互いに同業者として意識します。彼も社長秘書・野見トリ子(中原ひとみ)と東北へ向かっていました。

雪子と丈二はそれぞれ社運をかけて、自社製品の販売キャンペーンを展開します。途中、仙台で雪子は評判の花売娘・マリを自社のPR娘に、丈二は喫茶店のウェイターのユリを獲得。マリとユリは実は双子姉妹でした(こまどり姉妹)。当然ふたりはそっくり。このことが、キャンペーン会場でのドタバタ騒動の原因になります。

東京ではスワン化粧品の社長・高田安兵衛(小川虎之助)がさくら堂買収を画策中。しかし、さくら堂のミチ社長(藤間紫)はこれに応ぜず、安兵衛社長は女性社員からも袋叩きにあいます。雪子と丈二はその事実を知り憤慨、同情、そして・・・。

映画作品としての出来はイマイチ。ひばりの唄と東北の素晴らしい自然の風景を背景に疾駆する蒸気機関車の勇姿に救われました。
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