井内利彰

競馬に携わってます

激戦模様

2011-06-08 | Weblog
今朝は調教開始前に雨が降ったものの、その後は雨も上がって日差しも出るような空に変身しました。

よって時計の出る馬場になるかと思いましたが、やはり坂路もCWもウッドチップの状態が良くないのでしょう、基本的には時計の掛かる馬場という感じで、ハロー掛けの後だけは時計が出やすい印象でした。

今週は重賞こそありますが、それと同じくらいに興味があったのは来週の阪神芝1600mで行われる新馬戦に出走する組の追い切り。先週と同じく朝イチのCWで追い切ったのがディアデラバンデラでした。

馬場入り前の様子は先週よりも落ち着いた感じ。きっとこの時間帯にこの場所で追い切ることに慣れてきたんでしょう。
それでも馬場に入る時は少し煩い仕草を見せていて、まだまだ新馬。今日も3頭併せの真ん中でしたが、しっかりと前へ出ようとする闘争心はなかなかのもの。
時計が6F86.7~1F12.5秒と目立たないだけに、評価の難しいところですが、しっかりとトラックでの追い切りを継続できているあたりは評価しないといけません。

この相手になると思っていたダローネガはゲートから。
2F目に11.2秒というラップを刻んでおり、スタートは標準もダッシュ力が◎。
これならいい位置から競馬することができそうです。

しかしこの2頭より、遥かに追い切りでアピールしたのはセトブリッジ。
森厩舎にしては珍しくCWでの追い切りとなりましたが、3歳を先頭にして、次に川田騎手騎乗のボーイフレンド、そして最後方からウィリアムズ騎手騎乗のセトブリッジとなりました。

道中のペースはなかなか速く、終いはバテるかなと思いましたが、なかなかどうして。
大外を回ったにも関わらず、最後まで脚色はしっかり。6F79.7~5F64.7~1F13.3秒は2歳としては破格の数字でしょう。

どうやら激戦模様の新馬戦となりそうです。

最後に画像のゴールドシップ。
なかなか可愛い顔をしているんですが、先週のゲート試験にもすんなり合格して、順調そのもの。
ひょっとしたらクラシック路線に名を連ねるかも?という現場的POG指名候補の一頭のような気がします。

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