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新!編集人の独り言

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キングコングの逆襲

2007-06-17 11:05:19 | Weblog
キングコングの映画は日本で2作作られてます。
一つはキングコング対ゴジラ、そしてもう1本がこの作品です。

今観ているんですけど、これ大人向けのハード特撮ですわ。
つうか、子供にはちょっと難しいんじゃないかな。
色々お国の事情やら大人の都合やら、社会風刺が思いっきり入ってます。
そういった意味で、これを子供が見ても、首かしげるんじゃないかと。
子供はキングコングが暴れるのが観れたらいいんだろうけどね。

内容は核兵器の材料を掘出す為、キングコングを利用しようとするドクターフー(天本英世)とそれを阻止する主人公の戦い。そこに思いきりアメリカ版キングコングのテイストをぶちこんだ内容に仕上ってます。

なんといってもキングコングの戦いぶりはプヲタが凶器乱舞するような戦い。
ドロップキックは出るわ、マウントポジションは出るわ。
コングの戦いはスピアーからマウントポジションをとってぶん殴る。

バンダレイシウバだよ、それじゃ(笑)
つか、シウバがまんまキングコングだわ。

さて、敵役のドクターフー。やっているのが天本英世さん。
すごいっすよぉ、天本さん。この映画でもマントひるがえしています(笑)
まさに死神博士そのまんま。

浜美枝さんがめずらしく悪役やっているんですけど、実はこの人、前回の対ゴジラにも出ています。しかも前回はコングに惚れられるヒロインで、今回はコングを利用する悪女。
さらに、この人ボンドガールと言う事もあって、秘密兵器使いまくり(笑)
思わずニヤニヤしちゃいました。

しかし、キングコングは男ですねぇ。女性に弱い(笑)
そのシチュエーションはきっちり活かしてます。

特撮はさすがに円谷御大!素晴らしいです。この作品1967年の作品だけど、今の特撮と見劣りしないんですからね。
今の特撮はコンピューターで処理されているけど、当時のレベルでこれだけの完成度はすごいです!

是非機会があったら観てください。
大人向けのハードな特撮映画ですよ。


しゃべれどもしゃべれども

2007-06-17 05:22:02 | Weblog
遅れ馳せながら国分太一くん主演の映画「しゃべれどもしゃべれども」を観てきました。

うん、素晴らしい出来だと思いますよ。オススメです。

特にすごいなぁと思ったのは太一くんの落語。
これ凄いです。
現役のヘタな真打、負けますよ。
火焔太鼓、映画なのに笑っちゃいましたもんね。
普通の落語聞いているみたいになっちゃった。
まあ、難を言えば、サゲの部分はもう少し間をあけて一呼吸いれつつやってくれると聞きやすかったけど、これはこれでありですからね。

さらに!子役の男の子がやる「まんじゅうこわい」
とんでもないよ、この子(笑)
関西落語版をやるんだけど、「桂枝雀師匠」そのまんま。
間の取りかた、顔の作り方、しゃべりかた。
これは驚いた!
また、この子が本当に笑わせる。
漫才のツッコミ役みたいなもん。
この子は本格的に落語始めたら、かなりおっかないです。
まあ、細切れで収録したんだからできたのかもしれないけど、結構会場内は爆笑してましたね。

後、いい味してたのが八千草薫さん。
この人、いい年のとり方しましたよねぇ。
若い頃って「反則」なくらいキレイだったんですよ。
もうビックリするくらい。
んで、この映画で太一くんのおばあちゃん役やってるんだけど、すごくかわいいんですよ。
もう、多分女性が目指す「いい年の取りかた」の見本みたいな感じ。
また、そういいつつも一言一言がすごいツッコミになってるんだけど。

ヒロインのかりなさんも「キツイ女性」を好演してました。
あえてそういう口調にしてたんでしょうねぇ。抑揚があまりないんです。
それがあるから最後のシーンが思いきり生きてきます。

元阪神の選手役の人『踊る大捜査戦で爆破処理班のリーダーやってた人』もいい味出してました。この人は完璧なボケ役です。
できればブチギレバージョンの野球解説シーンを挿入してもらいたかったなぁ。

話のやりとりをよっく聞いていると「人情落語」を聞いている錯覚に陥ります。
そう、この映画は一つの落語として成立しています。

ストーリーはここではあまり書きたくないので、皆さんの目で確かめてください。
見終わった後、なんというか、暖かい気持ちになれます。

まあ、しかし、この映画は多分日本アカデミー賞に何らかの形で食いこんでくるんだろうなぁ・・・